川崎東急REIに廃材ツリー登場 12/25まで展示

廃材サステナブルツリー展示

開催期間:12月8日〜12月25日

廃材サステナブルツリー展示
いつまで見られるの?
2025年12月25日までの期間限定展示です。館内のフロントロビー(1F)とCaptain's Grill and Bar出入口(5F)の2か所で見られます。
どんな素材で作られてるの?
廃材の木を長さの異なる144枚の板で重ねた本体に、バイオプラスチック製3Dプリントの“トップスノー”(透明/木粉混合)の組合せで構成されています。

廃材を素材にした“サステナブルなクリスマス”が館内を彩る

川崎キングスカイフロント東急REIホテル(総支配人 岡部 久子)は、館内にサステナブルクリスマスツリーを設置した。設置期間は2025年12月25日(木)までで、フロントロビー(1F)とCaptain’s Grill and Bar出入口(5F)の2か所に配されている。この取り組みは同ホテルが掲げる環境保全への姿勢と連動しており、廃材を活用した造形により、従来のクリスマス装飾とは一線を画した空間演出を目指している。

同ホテルは、廃プラスチック由来の水素を原料とした水素発電を行う「世界初の水素ホテル」として開業して以降、環境配慮やSDGsに関連する取り組みを継続している。今回のサステナブルツリー設置は、その流れを具現化する初の試みとして実施されたもので、端材や廃材を活かすことで“もったいない”を新たな価値へと変換する意図が込められている。

【川崎キングスカイフロント東急REIホテル】サステナブルなクリスマスツリーが登場! 画像 2

期間と設置場所の詳細

設置はフロントロビー(1F)Captain’s Grill and Bar出入口(5F)の2か所。どちらも館内の人通りが多いエリアであり、滞在客やレストラン利用者の目に触れやすい位置に配されている。

設置期間は明確に2025年12月25日(木)までと定められているため、年内の限定展示としての性格を持つ。一時的な装飾にとどまらず、素材や作り手の背景を伝えることで、訪れる人にサステナビリティの視点を提示する意図が読み取れる。

  • 設置期間:2025年12月25日(木)まで
  • 設置場所:フロントロビー(1F)/Captain’s Grill and Bar出入口(5F)
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制作担当と制作背景 — 昭栄美術の「もったいないを価値に」

ツリーの制作は、展示会やイベントの企画・運営を手がける株式会社昭栄美術に依頼された。同社は創業当初から「“もったいない”を価値に」という考えを掲げており、廃材や端材を活用した制作実績を持つ。今回のツリーは、同社が2024年に社内プロジェクトとして制作したサステナブルクリスマスツリーをベースに、川崎キングスカイフロント東急REIホテルの館内デザイン、特にブルックリンテイストにマッチするようナチュラル系の色味へと調整したものだ。

制作にあたっては、既存のプロジェクトをホテルの空間に合わせて再構築する工程が含まれており、設計段階から色味や素材感の選定、手作業での仕上げまで一貫して手がけられている。展示・設置のノウハウを持つ制作会社によるため、見た目の完成度だけでなく、実際の設置に伴う安全性や耐久性も考慮されている。

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昭栄美術の拠点と連絡先

昭栄美術は複数拠点を持ち、都市部での制作・展示対応が可能な体制を整えている。今回のツリーは同社の3Dプリンターなどの技術も活用して制作されている。

東京本社
東京都中央区明石町 81 聖路加タワー 25F
大阪スタジオ&オフィス
大阪府大阪市住之江区南港中1-3-92
ベイスタジオ
千葉県市川市加藤新田 212-4
電話
03-5148-6651

昭栄美術のウェブサイトでは、同様のサステナブルプロジェクトや過去の事例が紹介されている。今回の案件は、既存プロジェクトの適用と現場での色味調整を経て、ホテル側の空間コンセプトに合わせた形で提供された。

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素材と造形の細部 — 手作業で仕上げられた144枚の木片と3Dプリントのトップスノー

今回のツリーは、長さの異なる144枚の木の板を重ね合わせ、一枚一枚を手作業で整えた構造が特徴である。素材は廃材の木を活用しており、個々の板に異なる表情が生まれることで、ツリー全体に温もりと個性が加わっている。

トップ部分に用いられた“トップスノー”は、株式会社昭栄美術が製作した3Dプリンター造形によるもので、素材にはバイオプラスチックが採用されている。トップスノーは2種類用意され、透明で光を透かすタイプと、木工造作で発生した木粉を混ぜ込んだナチュラルタイプそれぞれが異なる質感を見せる。

  1. 本体構造:長さが異なる144枚の木の板を重ねて成立
  2. 仕上げ:一枚一枚手作業で整形・研磨
  3. トップスノー:バイオプラスチック製3Dプリント(透明タイプ/木粉混合ナチュラルタイプ)

このような手法により、既製品のツリーとは異なる表情が生まれる。廃材の木ならではの節や色むらを活かし、手作り感と工業技術の融合によって完成度を高めている点が本作の特徴と言える。

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制作と設置の様子

制作段階では、木材の選別、長さ調整、研磨、組み立てといった一連の工程が行われ、設置はホテル側と制作会社の連携により進められた。設置作業では安全面の配慮がなされ、公共空間での展示に適した耐荷重や固定方法が採用されている。

設置の様子やツリーの組立て過程は写真等で記録されており、ホテル側の情報ページでもその一部が紹介されている。詳細は下記の関連リンクで確認できる。

関連リンク:川崎キングスカイフロント東急REIホテル公式情報

ホテルの位置情報・施設概要とアクセス

川崎キングスカイフロント東急REIホテルは神奈川県川崎市川崎区殿町に立地する宿泊施設で、客室数や共用施設などの情報は次の通りである。アクセス面では空港およびJR川崎駅からの便を確保しており、羽田空港からの所要時間が短い点も特徴である。

以下に公式に示された施設概要や連絡先、アクセス情報を整理する。

所在地 神奈川県川崎市川崎区殿町 3-25-11
電話(代表) 044-280-1090
施設概要 客室 186 室、レストラン、ビジネスラウンジ&カフェ、会議室、大浴場
アクセス JR 川崎駅から無料シャトルバス約20分、羽田空港から車で約10分

ホテルは廃プラスチック由来の水素を原料に水素発電を行う点をセールスポイントとしており、環境技術とホスピタリティを結びつけた運営を行っている。今回のツリーは、その取り組みを視覚的に示す事例の一つとして位置付けられる。

さらに、館内の各所に設置することで、滞在者やレストラン利用者に対してサステナブルな素材やものづくりの背景を伝える役割も担っている。

記事のまとめと要点一覧

以下の表は、本記事で触れた主要な事実を整理したものだ。展示の期間、場所、制作担当、素材・構造、ホテルの基本情報などを一目で確認できるようにまとめている。

項目 内容
展示名称 サステナブルクリスマスツリー(廃材を活用)
設置期間 〜2025年12月25日(木)
設置場所 フロントロビー(1F)、Captain’s Grill and Bar出入口(5F)
制作 株式会社 昭栄美術(既存プロジェクトをホテル向けに調整)
構造・素材 長さが異なる144枚の木の板を重ね合わせ、手作業で整形。トップはバイオプラスチック製3Dプリント(透明/木粉混合)
ホテル所在地/代表電話 神奈川県川崎市川崎区殿町 3-25-11/044-280-1090
ホテル施設 客室186室、レストラン、ビジネスラウンジ&カフェ、会議室、大浴場
アクセス JR川崎駅から無料シャトルバス約20分、羽田空港から車で約10分
制作会社所在地・連絡先 東京本社:東京都中央区明石町81 聖路加タワー25F、電話03-5148-6651(ほか大阪・千葉拠点あり)
関連リンク ホテル公式情報ページ

今回の展示は、廃材の再利用と先端の造形技術が組み合わさった事例として、ホテルが掲げる環境配慮の方針と整合する形で実施されている。設置は期間限定だが、制作背景や素材の選択などに見る配慮は、今後の公共空間での展示考察にとって参照点となる可能性がある。

参考リンク: