12/9開幕EXCONで国内油圧ショベル遠隔操作を実演

EXCONで遠隔油圧ショベル操作

開催期間:12月9日〜12月13日

EXCONで遠隔油圧ショベル操作
遠隔操作のライブデモって具体的に何をするの?
インドの展示会会場から日本・千葉のコマツIoTセンターにある油圧ショベルをリアルタイムで操縦し、長距離通信・遅延対策・映像やセンサ同期・安全停止など技術要件の実効性を示す実演です。
展示はいつどこで見られるの?
EXCON 2025の会期中、2025年12月9日〜12月13日にインド・バンガロールのBengaluru International Exhibition Centre、Komatsu Indiaのブース内でEARTHBRAINが展示・解説します。

インドの展示会から日本の油圧ショベルを遠隔操作するライブデモの狙い

株式会社EARTHBRAINは、2025年12月9日から12月13日にインド・バンガロールで開催される建設機械展示会「EXCON 2025」において、Komatsu India Pvt. Ltd.のブース内でSmart Construction®ソリューションと建設機械向けの遠隔操作システムを展示します。プレスリリースは2025年12月8日 09時00分に発表されました。

今回の目玉は、インド・バンガロールの会場から、約6,700km離れた日本・千葉県千葉市美浜区にあるコマツIoTセンター東京に設置された油圧ショベルをリアルタイムで遠隔操作するライブデモンストレーションです。海外拠点から国内の作業機を操作する長距離通信と高精度操作の実例を提示することで、遠隔施工の実用性と現場適用の可能性を示します。

EXCON 2025(インド開催)のKomatsu IndiaブースでSmart Construction®ソリューションと遠隔操作システムを展示 画像 2

デモンストレーションの意義

遠隔操作デモは、単に遠隔で機械を動かす見せ場にとどまらず、通信遅延対策、操作精度の確保、安全性の担保といった現場適用のための技術要件を示す場になります。これにより、遠隔地からの支援や集中管理、自動化との連携といった具体的な運用モデルが検討されます。

また、Smart Construction®と遠隔操作を組み合わせることで、施工現場全体の情報を統合し、安全性向上と生産性最大化を目指す工夫が確認できます。会場では技術説明やデモの解説を通じて、実装の具体像が示されます。

展示されるSmart Construction®の構成と具体的機能

出展内容はSmart Construction®の複数ソリューションを組み合わせたものです。Smart Construction®は現場でのデジタルデータ取得から可視化、機械制御までを一貫してサポートするプラットフォーム群を指し、本展示ではその主要機能を実機やデモで紹介します。

各ソリューションは、遠隔操作と連携することで作業精度と現場管理の効率化を図る設計になっています。会場での説明により、個別機能がどのように連携して現場運用に寄与するかが示されます。

Smart Construction Teleoperation(建設機械向け遠隔操作システム)
遠隔地から建設機械を操作するためのシステム。通信安定性と低遅延制御を実現し、実機の操縦に近い操作性を提供します。
Smart Construction Edge(建設現場のデジタル取得)
現場におけるセンサーや機器からのデータ収集を担当する端末群。現場の地形データや稼働情報をリアルタイムに取得します。
Smart Construction Dashboard(進捗・状況の見える化)
施工の進捗や現場状況を可視化するダッシュボード。管理者が状況を一画面で把握し、適切な判断を支援します。
Smart Construction 3D Machine Guidance(作業高精度化)
建設機械の作業を高精度にガイドするシステム。3D設計データと連動して掘削や整地の精度向上を図ります。
その他関連ソリューション
上記に加えて、現場の安全管理やデータ連携を強化する各種モジュールが紹介されます。

ライブデモの技術的ポイントと展示運営体制

ライブデモは、インド会場から日本のコマツIoTセンター東京に設置した油圧ショベルを操作することで構成されます。実施にあたっては通信の確保、操作レイテンシの最小化、遠隔からの状況把握用映像やセンサーデータの同時伝送が必須です。

展示運営はKomatsu India Pvt. Ltd.のブース内で行われ、EARTHBRAINがシステムを提供・解説します。Komatsu Indiaの代表取締役社長は武内 信一氏、EARTHBRAINの代表取締役社長は小野寺 昭則氏と公表されています。

ライブデモの実施手順(概略)

  1. 現場(コマツIoTセンター東京)に設置された油圧ショベルの稼働確認とセンサー接続。
  2. 会場(Bengaluru International Exhibition Centre)からの通信経路確立と帯域確保。
  3. 遠隔操作インターフェースを通した実操作と映像・センサーデータの同期確認。
  4. 安全監視・緊急停止などのフェイルセーフ手順の適用。

これらの手順により、遠隔操作の実効性と安全性が会場で示されます。遠隔施工を現場運用に結びつけるための課題と解決策も示される見込みです。

開催情報、関連リンク、企業概要およびキーワード整理

展示会の正式名称はEXCON 2025(https://excon.in/)で、会期は2025年12月9日から12月13日まで、会場はBengaluru International Exhibition Centre(インド)です。EARTHBRAINの展示はKomatsu India Pvt. Ltd.のブース内にて行われます。関連情報はEARTHBRAINのニュースページ(https://www.earthbrain.com/news/excon-2025)にも掲載されています。

プレスリリースに記載された分類・キーワードは以下の通りです。これらは本展示の技術的焦点や訴求点を示しています。

  • カテゴリ: 建設・土木、システム・Webサイト・アプリ開発
  • キーワード: EXCON2025、Smart Construction、スマートコンストラクション、遠隔操作、ICT施工StageⅡ、建設DX、i-Construction、施工現場、油圧ショベル遠隔操作、デジタル施工管理

以下は、プレスリリースに含まれる企業情報の要点です。株式会社EARTHBRAINはSmart Construction®を提供する企業で、建設業界の安全性・生産性・環境性の向上を目指しています。出資企業として、株式会社小松製作所(コマツ)、NTTドコモビジネス株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社野村総合研究所の4社が名を連ねます。

本記事の要点まとめ
項目 内容
発表日 2025年12月8日 09時00分
出展企業 Komatsu India Pvt. Ltd.(ブース内にてEARTHBRAINが展示)
展示期間 2025年12月9日~12月13日
会場 Bengaluru International Exhibition Centre(インド・バンガロール)
デモ内容 インド・バンガロールから約6,700km離れた日本(千葉県千葉市美浜区、コマツIoTセンター東京)に設置された油圧ショベルをリアルタイムで遠隔操作するライブデモ
展示ソリューション(主なもの) Smart Construction Teleoperation、Smart Construction Edge、Smart Construction Dashboard、Smart Construction 3D Machine Guidance、その他関連ソリューション
EARTHBRAIN代表 代表取締役社長 小野寺 昭則
Komatsu India代表 代表取締役社長 武内 信一
関連リンク EXCON公式: https://excon.in/ / EARTHBRAIN: https://www.earthbrain.com/news/excon-2025
出資企業 株式会社小松製作所、NTTドコモビジネス株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社野村総合研究所

本記事では、EARTHBRAINがEXCON 2025で示す遠隔操作デモとSmart Construction®の展示内容を整理して伝えた。展示は海外会場から日本の実機を操作する高い実証性を伴うものであり、通信、操作、可視化を組み合わせた技術群の現場適用に関する具体的な事例として位置付けられる。展示会の公式情報や企業のニュースリリースを参照することで、より詳細な技術解説や当日のスケジュールを確認できる。

参考リンク: