医師が伴走、呼吸とデータで整える1泊2日サウナ体験

医師伴走型サウナ体験

開催日:12月9日

医師伴走型サウナ体験
このプログラムって普通のサウナと何が違うの?
医師のメディカルチェックから始まり、BREVIで呼吸を可視化、ston sやSHOWDOWN-1で入浴・呼吸を数値化して個別に最適化する1泊2日の医療連携型ウェルネス体験です。
料金や参加人数、予約はどうすればいいの?
最小催行2名・最大3名の1泊2日プランで、2名参加時は1人150,000円(税込)。予約や日程調整は『ぬかとゆげ』公式サイトかよしおかクリニック経由で申し込みを行います。

「ととのう」から「整う」へ──サウナ体験を医学的に再定義する新プログラム

BREATHER株式会社は2025年12月9日13時00分付のプレスリリースで、京都府京丹後市のよしおかクリニックと共同開発した「医師が伴走する次世代サウナプログラム」の提供開始を発表しました。本プログラムは、従来の感覚的な“ととのい”を、医学的な検査とデータに裏付けられた“整い”へとアップデートすることを目的としています。

開発には深い呼吸の習慣化をサポートするデバイス群(STONファミリー)や、呼吸の可視化アプリ、サウナ計測デバイスなどのウェアラブル技術が組み合わされ、メディカルチェック、呼吸指導、酵素風呂や食事を含む1泊2日の包括的なウェルネス体験として構成されています。

「ととのう」から「整う」へサウナの概念をアップデート。医師伴走型次世代サウナプログラムを共同開発・提供開始 画像 2

開発の背景と共同体制:地域医療から生まれた予防医療の入口

本プログラムの発端は、よしおかクリニック院長であり温浴施設「ぬかとゆげ」オーナーの吉岡直樹氏が臨床現場で感じた「予防医療の日常化」への課題意識にあります。サウナを単なる嗜好品としてではなく、心身状態を客観視する“予防医療の入口”として活用する試みがコラボレーションの出発点です。

この目的のため、呼吸習慣化をミッションとするBREATHERと連携。医学的評価と呼吸指導、ウェアラブルによる可視化、食事指導、そして睡眠環境の最適化までを組み込むことで、体験終了後も続く行動変容を目指しています。

「ととのう」から「整う」へサウナの概念をアップデート。医師伴走型次世代サウナプログラムを共同開発・提供開始 画像 3

協力体制と専門家

本プログラムは複数の専門家・企業の知見を結集しています。呼吸指導の専門家として大貫 崇氏が指導にあたり、ウェアラブルデバイスの知見は加藤容崇医師が提供しています。開発した技術の一部には東京科学大学開発の呼吸可視化アプリ「BREVI」が用いられています。

さらに、宿泊提供側のKISSUIEN Stay&Foodには株式会社ブレインスリープ製のマットレスや寝具、サプリメントが導入され、参加者の良質な睡眠体験の支援が図られています。サウナ体験の付加価値としては、ネバーニャ氏スクールプログラムに基づくウィスキングが提供されます。

「ととのう」から「整う」へサウナの概念をアップデート。医師伴走型次世代サウナプログラムを共同開発・提供開始 画像 4

プログラムの核となる要素:医療的評価と呼吸の可視化、データ駆動の入浴最適化

本プログラムの最大の特徴は、サウナ体験そのものから始めるのではなく、まず医師によるメディカルチェックを行う点にあります。骨格・筋肉の状態や慢性的な痛みの原因分析を踏まえ、専門スタッフが徒手技術を用いた筋膜・関節に特化したコンディショニングを実施します。これは自律神経系の乱れにもアプローチする専門的なケアです。

呼吸は自律神経やメンタルの安定に直結する要素であり、本プログラムでは「呼吸」を数値化して改善を導く点を重視しています。参加者はアプリとデバイスを通じて日常の呼吸と変化を「数値」と「体感」の両方で認識し、習慣化へとつなげます。

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呼吸の可視化と「ston s」の活用

呼吸の可視化には東京科学大学が開発したアプリ「BREVI」を用い、呼吸の評価を医療的に数値化します。数値化により、参加者は現状把握と改善の効果を定量的に確認できるようになります。

深い呼吸の習慣化をサポートするデバイスとして、BREATHERが提供する「ston s(ストンエス)」が呼吸指導内で活用されます。ston sは呼吸のリズムや深さを補助する機能を持ち、トレーニングを通じて参加者が日常的に実践できる呼吸パターンの定着を促します。

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サウナ入浴の可視化と最適化

「ととのい」を感覚のままに終わらせないため、サウナウォッチ「SHOWDOWN-1」を導入。参加者には事前にウォッチが届けられ、プログラム中に計測したデータを基に専門スタッフが個々の最適なサウナの入り方を設計します。これにより、入浴の効果をデータで裏付け、最も効果的な体験へ導きます。

また、京丹後産米ぬか100%を使った酵素風呂は日本サウナ学会2024で学術大賞を受賞したエビデンスのある施術であり、サウナとの相乗効果でその日の睡眠の質を高めることを企図しています。

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食事・宿泊・体験の具体的内容:サウナ飯2.0と1泊2日の流れ

プログラムは1泊2日(約24時間)で、サウナを入口として呼吸・睡眠・食事を医学的に見直す体験です。開催地はよしおかクリニック/ぬかとゆげ(京都府京丹後市)。参加人数は最大3名、所要は初日11時半頃開始、翌日昼前終了の想定です。開催曜日は木曜→金曜を基本とし、金曜→土曜での実施も可能な日程があります。

食事は「腸と脳を整える」ことを目的とした「サウナ飯2.0」として提供されます。京丹後は長寿のまちとして知られ、海藻や地魚を日常的に摂取する食文化が根付いています。本プログラムでは、ゴ・エ・ミヨにも継続掲載される名店『縄屋』での食事体験を組み込み、季節のオーガニック野菜、新鮮な地魚、自然な発酵食といった、睡眠を邪魔しない構成の食事を提供します。

体験に含まれる主な項目

プログラムには以下の要素が含まれます。これらは医師・専門スタッフの伴走のもとに実施され、各要素が連動して参加者の「整い」を目指します。

  • 医師によるメディカルチェック(骨格・筋肉・慢性的な痛みの分析)
  • 筋膜や関節に特化した徒手技術を用いたコンディショニング
  • BREVIによる呼吸の可視化と呼吸改善指導(大貫 崇氏による指導)
  • 「ston s」を用いた深い呼吸の習慣化サポート
  • サウナウォッチ「SHOWDOWN-1」による入浴データの計測と最適化指導
  • 京丹後産米ぬか100%の酵素風呂体験(学術的エビデンスあり)
  • 『縄屋』での「サウナ飯2.0」体験(腸と脳を整える食事)
  • KISSUIEN Stay&Foodにおけるブレインスリープ製寝具・サプリメントを用いた睡眠支援
  • ネバーニャ氏スクールプログラムに基づくウィスキング

料金・日程・問い合わせ先、そしてBREATHER社の概要

本プログラムは最小催行人数2名から、最大3名での実施を想定しています。料金は税込で2名参加時に1名あたり150,000円。3名参加時はグループ割引があり、要相談とされています。既存の日帰りプラン(「ヌカリチュアル 日帰りプラン」「ぬかとゆげセット」)は本プログラムとは別扱いのため、詳細は公式サイトで確認が必要です。

開催地やプログラム詳細の参照は「ぬかとゆげ」公式サイト(https://nuka-yuge.com)に案内があり、申込みや日程調整は同施設またはよしおかクリニックを通じて行われます。

実施概要(要点)

以下は本プログラムの実施概要を箇条で整理したものです。予約に際しては最小催行人数や実施曜日などの条件を確認してください。

開催地
よしおかクリニック/ぬかとゆげ(京都府京丹後市)
参加人数
最大3名まで(最小催行人数2名)
所要日数
1泊2日(約24時間。初日11:30頃開始〜翌日昼前終了の予定)
開催曜日
木曜日〜金曜日(または金曜日〜土曜日が可能な日程あり)
料金
2名での参加:150,000円/1名(税込)。3名参加は要相談(グループ割引あり)

BREATHER株式会社について

BREATHER株式会社は「日常にもっと深い呼吸を」をコンセプトに、深い呼吸の習慣化を支援するデバイス「ston」ファミリーや呼吸するクッション「fufuly」などの企画・開発を手掛けています。設立は2019年、資本金1億円、本社は東京都港区赤坂5丁目2-33です。代表取締役は立岡茂伸氏。

事業は主にメンタルヘルス領域の課題解決や、呼吸トレーニングを通じた個人・企業の休み方改革に向けたデバイス・サービス提供が中心です。公式サイトは https://www.breather.co.jp/ です。

記事内で触れた主な情報の要約
項目 内容
発表日 2025年12月9日 13:00(BREATHER株式会社 プレスリリース)
プログラム名 医師が伴走する次世代サウナプログラム(1泊2日)
共同開発 BREATHER株式会社 × よしおかクリニック(京丹後市)
実施場所 よしおかクリニック/ぬかとゆげ(京都府京丹後市)
参加人数・期間 最大3名、1泊2日(初日11:30頃〜翌日昼前)
料金 2名参加時:150,000円/1名(税込)。3名は要相談(グループ割引あり)
主要なプログラム要素 医師のメディカルチェック、徒手的コンディショニング、呼吸可視化(BREVI)、ston sによる呼吸トレーニング、サウナウォッチSHOWDOWN-1による入浴最適化、酵素風呂、サウナ飯2.0(縄屋での食事)、睡眠環境の最適化(ブレインスリープ製品)、ウィスキング
技術・デバイス BREVI(呼吸可視化アプリ)、ston s(深い呼吸サポートデバイス)、SHOWDOWN-1(サウナウォッチ)、ブレインスリープの寝具・サプリメント
参考URL https://nuka-yuge.com 、https://www.breather.co.jp/

本稿ではプログラムの構成要素、専門家の関与、導入するデバイスや施設、料金や実施条件など、発表されたプレスリリースの内容を網羅的に整理しました。医師によるメディカルチェックから始まり、呼吸の可視化とデバイスを用いた習慣化、データに基づく入浴最適化、酵素風呂や地域の食文化を活かした食事までを一連で体験できる設計である点が本プログラムの特徴です。

参考リンク: