12/13開催|山元町で親子が学ぶいちご味覚体験

こどもパティシエ体験

開催日:12月13日

こどもパティシエ体験
どうやって申し込むの?定員は?
事前申込が必要で先着20組の親子限定(小学生以上)。参加希望は記載のメールアドレス(hills.farm15@gmail.com)へ連絡して申し込んでください。
当日は何するの?
当日はいちご収穫→味覚チェック→オリジナルクリスマスケーキ作り→発表の流れ。甘味と酸味を比べ五感で素材の違いを学ぶ体験です。

冬のいちごと子どもの味覚――山元町で「本物のいちご」を味わう意義

株式会社山元ヒルズファームが2025年12月13日に開催する「こどもパティシエ体験」は、山元町のいちご農園を会場に、親子でいちご収穫からクリスマスケーキ作りまでを体験する一日イベントです。プレスリリースは2025年12月10日11時50分に発表され、主催者側は気候変動や食の流通構造の変化を踏まえ、子どもたちにいちご本来の味わいを五感で体験させることを目的に企画したと説明しています。

近年、地球温暖化の影響により12月に十分な量のいちごを確保することが難しくなり、クリスマスシーズンに「いちごのないケーキ」が増えている点が問題視されています。本件イベントは、そのような状況を単に嘆くのではなく、栽培現場で育ったいちごを直接味わうことで、素材の個性や季節感を理解する機会を提供するものです。

この記事では、イベントの内容、開催背景にある社会的要因、主催企業の取り組みを整理して伝えます。消費側の視点から食材の価値を再確認すること、子どもの味覚教育としての意義、そして地域農業の現状と課題を事実に基づいて分かりやすくまとめます。

子供たちの味覚が鈍くなった?宮城県山元町で“味覚の目覚め”を体験!親子で楽しむ、こどもパティシエのいちごクリスマスケーキ作り〜山元ヒルズファームにて12/13開催〜 画像 2

「いちごがないクリスマス」の背景にある課題

プレスリリースでは、近年の「クリスマスにいちごがない」現象について複数の要因が挙げられています。具体的には、(1)いちごの価格高騰、(2)ケーキ店側の歩留まり問題、(3)需要の二極化、(4)大量生産体制による品質確保の難しさ、という四点です。

これらは気候変動や生産コスト上昇といった構造的な問題と連動しており、消費者が日常的に接する商品の成り立ちを見直すきっかけにもなっています。イベントはこの問題提起を踏まえ、素材と向き合う体験を通じて消費と生産の距離を縮める狙いがあります。

子供たちの味覚が鈍くなった?宮城県山元町で“味覚の目覚め”を体験!親子で楽しむ、こどもパティシエのいちごクリスマスケーキ作り〜山元ヒルズファームにて12/13開催〜 画像 3

こどもパティシエ体験の具体的プログラムと参加条件

イベントは親子限定で、対象は小学生以上の子どもとその保護者です。会場は山元町内のいちご農園で、詳細な場所は申込者に個別に案内されます。当日の主な内容はいちごの収穫体験、味覚チェック、オリジナルケーキ作りの三本立てです。

参加定員は先着20組で、事前申込が必要です。プレスリリースでは、猛暑にも負けず育ったいちごの中から子ども自身がいちごを選び、味を確かめながらケーキの素材を決めていく過程が示されています。親子で協力して作る時間が中心となり、味の違いを言葉や絵で整理して発表するプログラムが組まれています。

当日の流れと体験内容の詳細

当日の流れは、収穫→味覚チェック→ケーキ作り→発表の順に進みます。味覚チェックの工程では、甘い品種と酸味の強い品種を比較し、クリームとの相性を確かめる時間が設けられます。

参加者は、いちごを細かくカットして酸味の出方や果肉の食感を観察し、調べた結果を絵に描いてまとめます。最後に、子どもが作ったオリジナルケーキについて思いを発表する時間があり、親がその発表を聞くことで体験の学びが共有されます。

  • 日時:2025年12月13日(土)
  • 場所:山元町内いちご農園(申込者に別途案内)
  • 対象:親子限定(小学生以上のお子様)
  • 内容:いちご収穫、味覚チェック、オリジナルケーキ作り
  • 定員:先着20組(要事前申込)

このプログラム構成は、単発の体験イベントに留まらず、味覚教育や食育の一環として設計されています。発酵食大学の調査にも触れ、濃い味付けや加工食品の摂取が子どもの味覚を鈍らせているという指摘を踏まえ、素材をじっくりと味わう経験を意図的に取り入れています。

山元ヒルズファームの背景と持続可能な営農への取り組み

株式会社山元ヒルズファームは2020年2月に設立され、代表取締役は小林幸男氏です。会社所在地は〒989-2203 宮城県亘理郡山元町浅生原字東田72-1と公表されています。小林氏はもともと岩手県二戸市で建築小売業に従事していましたが、2018年に大動脈解離を発症し、手術と療養を経て農業へと転身しました。

小林氏はパートナーの森川幸子氏と共に宮城に移住し、いちご栽培の技術を取得してゼロから生産を開始しました。現在は主にいちごの生産を中心に、ブルーベリー、いちじく、スイカ、メロンなどの栽培も行っています。収穫時や収穫後に発生する食料ロスを削減するための冷凍や加工品の開発、さらには地中熱ヒートポンプ技術を用いた再生可能エネルギー技術の導入など、持続可能な農業への取り組みも進めています。

会社名
株式会社山元ヒルズファーム
代表
代表取締役 小林幸男
所在地
宮城県亘理郡山元町浅生原字東田72-1(〒989-2203)
設立
2020年2月
連絡先(メール)
hills.farm15@gmail.com

設立以降、同社は地域に根ざした生産と加工の両面で事業を展開し、食料廃棄削減や再生可能エネルギー導入による持続可能性の向上を掲げています。農業未経験からの挑戦、疾病を経た人生の転換といった背景も明らかにされています。

生産・流通の現状とイベントが持つ意味

いちごの価格高騰は、天候不順や生産者の高齢化、栽培コストの上昇など複合的な要因によって引き起こされています。さらに、ケーキ店側の歩留まりの観点から生鮮いちごの使用を控える流れや、見た目重視で果肉を使わない商品が生まれる構造も存在します。

このイベントは生産者が消費者、特に次世代の消費者である子どもに直接「素材の味」を伝える機会であり、食材の価値理解や食べ物の背景を知る教育的意義を含んでいます。味覚という感覚を守ることは、将来的な選択や消費行動にも影響を与える可能性があります。

まとめ:イベント要点の整理と参加検討の参考情報

以下の

には、本記事で取り上げたイベントの主要事項を整理しています。表は開催日、場所、対象、定員、主な内容、主催者情報、連絡先を網羅しています。表の下には、記事全体の要旨を簡潔な文章で補足して締めくくります。

項目 内容
イベント名 こどもパティシエ体験(親子限定)
日時 2025年12月13日(土)
場所 山元町内 いちご農園(申込者に詳細案内)
対象 親子限定(小学生以上のお子様)
定員 先着20組(要事前申込)
主な内容 いちご収穫体験/味覚チェック/オリジナルクリスマスケーキ作り(発表含む)
主催 株式会社山元ヒルズファーム(設立:2020年2月)
代表 代表取締役 小林幸男
所在地 〒989-2203 宮城県亘理郡山元町浅生原字東田72-1
連絡先(メール) hills.farm15@gmail.com

以上のとおり、本イベントは地球温暖化や生産・流通構造の問題を背景に、子どもたちが素材の個性を五感で体験することを目的にしています。主催の山元ヒルズファームは、いちごをはじめ複数作物の生産と加工、再生可能エネルギー導入など持続可能な営農に取り組む企業であり、今回の取り組みはその延長線上に位置します。参加を希望する場合は定員が先着20組である点を考慮し、記載のメールアドレスへ事前申し込みを行う必要があります。