MyJCBアプリがiPhoneのマイナンバーで本人確認対応へ

MyJCBでiPhone本人確認

開催日:12月10日

MyJCBでiPhone本人確認
これって誰が使えるの?
モバ即で入会した新規会員が対象です。MyJCBアプリ最新版(v3.8.1以降)と、Appleウォレットに登録したiPhoneのマイナンバーカードが必要です。
本当に安全なの?情報はどう扱われるの?
開示情報は利用者が毎回確認・承認し、Face ID/Touch IDで認証後に共有されます。提示履歴は暗号化され端末上のみ保存され、Appleは内容を把握しません。

iPhoneのマイナンバーカードでシームレスに行う本人確認をMyJCBアプリへ導入

株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長 兼 執行役員社長:二重 孝好、以下:JCB)は、2025年12月10日14時00分付の発表において、MyJCBアプリにおいてiPhoneのマイナンバーカードを利用した本人確認機能を導入したことを公表しました。本機能はまずモバイル即時入会サービス(以下、モバ即)で入会する新規会員を対象に適用されます。

発表文では、今回の導入により会員が写真撮影や本人確認書類の読み取りといった手間を省き、簡単かつ安全に本人確認を行える点を強調しています。モバ即での導入を起点に、将来的にはその他の用途への活用検討も進める旨が示されています。

発表日時
2025年12月10日 14時00分
発表元
株式会社ジェーシービー(JCB)
本社所在地
東京都港区
代表者
代表取締役会長 兼 執行役員社長:二重 孝好
MyJCBアプリの本人確認で「iPhoneのマイナンバーカード」が利用可能 画像 2

モバ即での導入と本人確認の手順—申し込みから利用開始まで

今回の機能は、まずモバイル即時入会サービス(モバ即)で入会した会員を対象に提供されます。モバ即は、カードの申し込みから最短5分程度で審査が完了し、カードを受け取る前でもネットショッピングや店頭で利用できる入会方法です。モバ即で入会された会員がMyJCBアプリを初めて利用する際に、初回ログインでの本人確認が必要になります。

MyJCBアプリにおける本人確認は、iPhoneに保存されたマイナンバーカードの情報をAppleウォレット経由で安全に取得する仕組みを用います。会員は写真の撮影や運転免許証等の書類読み取りを行うことなく、端末の生体認証を用いて情報提供を承認できます。

本人確認の具体的な流れ

アプリでの操作は利用者にとって分かりやすく設計されています。まずMyJCBアプリ内で表示される「Appleウォレットで本人確認」ボタンをタップし、開示する情報を事前に確認したうえで、Face IDまたはTouch IDで認証します。認証が成功すると、必要な情報が共有され、本人確認が完了します。

手順は簡潔でありつつ、安全面に配慮されています。共有される情報は会員が事前に確認し承認したもののみで、承認は端末上の生体認証により行われます。これにより、意図しない情報開示を防止します。

  • 対象:モバ即で入会された新規会員
  • 必要なもの:iPhoneに追加されたマイナンバーカード(Appleウォレットに登録済み)
  • アプリ要件:MyJCBアプリの最新版(v3.8.1以降)のダウンロードが必要
  • 生体認証:Face IDまたはTouch IDで承認
モバ即について
カードの申し込みから最短5分程度で審査が完了し、カードを受け取る前にネットショッピングや店頭で利用可能な入会方法。
本人確認サービス提供
株式会社野村総合研究所が提供する本人確認サービス「e-NINSHO」を利用。

セキュリティとプライバシーの仕組み—Appleウォレットと暗号化

発表文では、Appleの設計思想に基づくプライバシー保護の仕組みを説明しています。Apple製品はユーザーが自分の情報をコントロールできるよう設計されており、Appleウォレットの身分証明書機能はモバイル身分証明書を追加して使うための安全な方法を提供します。

重要な点として、どの情報が開示されるかは会員が毎回確認でき、情報の共有はFace IDやTouch IDで端末上で承認してから行われます。さらに、提示に関する記録(いつ、どこで、どのような情報を開示したか)は暗号化され、ユーザーのデバイス上にのみ保存されるため、Appleがユーザーの提示履歴を把握することはありません。

準拠する規格と商標

Appleウォレットの身分証明書は、消費者のプライバシー保護に関するガイドラインを定める国際規格に対応しているとしており、具体的にはISO 18013-5シリーズおよびISO 23220シリーズの規格に準拠しています。これにより、モバイル身分証明書としての信頼性と互換性が担保されます。

また、発表文には商標に関する注意書きが含まれています。Apple、Appleウォレット、Face ID、Touch ID、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標であり、iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されているとされています。

  • 提示情報は会員が事前に確認し、承認後に共有される
  • 提示履歴は暗号化され、デバイス上にのみ保存される
  • Appleは提示の有無や内容を把握しない
  • ISO 18013-5およびISO 23220シリーズに対応

MyJCBアプリの機能説明と利用上の注意点

MyJCBはJCBカード会員向けのWEBサービスであり、スマートフォン向けのMyJCBアプリも提供されています。アプリではご利用金額やポイント残高の確認、安全・安心をサポートするメール配信、ID・パスワード入力不要の簡単ログイン、直近のカード利用状況をグラフ表示する機能、不正使用検知に関するPUSH通知など、多様な機能が利用できます。

今回のiPhoneのマイナンバーカードを用いた本人確認機能は、これらの既存機能に安全性と利便性を追加するものです。利用にあたってはMyJCBアプリの最新版(v3.8.1以降)へのアップデートが必要である点を確認してください。また、本人確認処理自体は株式会社野村総合研究所が提供する「e-NINSHO」サービスを通じて行われます。

関連情報と参照先

発表内では詳細情報やアプリダウンロードの案内へのリンク表記があり、MyJCBアプリの詳細・アプリダウンロードについては案内ページへの誘導が記載されています。Appleウォレットにマイナンバーカードを追加する方法や詳細についてはAppleの公式ページを参照する旨が明記されています(https://www.apple.com/jp/wallet/#identity_cards)。

発表文の末尾にはPDF版プレスリリースへの案内も含まれており、利用者や関係者が詳細を確認できるようになっています。なお、本機能はモバ即導入を皮切りに、将来的な他の利用領域への拡張検討が示されています。

項目 内容
発表日 2025年12月10日 14時00分
発表会社 株式会社ジェーシービー(JCB)
代表者 代表取締役会長 兼 執行役員社長:二重 孝好
対象サービス モバイル即時入会サービス(モバ即)で入会した新規会員のMyJCBアプリ初回ログイン時の本人確認
本人確認方法 iPhoneのマイナンバーカードをAppleウォレット経由で利用、Face IDまたはTouch IDで承認
アプリ要件 MyJCBアプリ最新版(v3.8.1以降)
本人確認サービス提供 株式会社野村総合研究所の「e-NINSHO」
セキュリティ要点 開示情報は利用者の事前確認・承認後に共有、提示履歴は暗号化されデバイス上にのみ保存、Appleは提示履歴を把握しない
準拠規格 ISO 18013-5シリーズおよびISO 23220シリーズに対応
参考リンク MyJCBアプリの詳細・アプリダウンロード案内(発表文記載)、Appleウォレット 身分証明書案内(https://www.apple.com/jp/wallet/#identity_cards)

以上が発表内容の要点と具体的な仕様、利用条件の整理です。MyJCBアプリの本人確認におけるiPhoneのマイナンバーカード利用は、写真撮影や書類スキャンの負担を減らし、生体認証と端末側の暗号化を組み合わせることで安全性を保ちながら利便性を高めることを目的として導入されています。モバ即での適用を皮切りに、他の利用シーンへの展開も検討される旨が示されています。