作家20名が参加、ブックサンタ総勢45名に

作家サンタ20名参加

開催日:12月10日

作家サンタ20名参加
どうやって寄付すればいいの?
参加登録した書店や専用のオンライン書店で新品の本を購入し、その場で寄付すると届けられます。寄付本はサンタ姿のボランティアが手渡すか手紙を添えて郵送。特設サイトやクラウドファンディングからも支援可能です。
作家サンタって具体的に何をするの?
作家は「今子どもに読んでほしい」一冊を選び、推薦メッセージを公開します。選書は寄付者の参考になり、作品を通じて子どもたちに特別な『本との出会い』を届ける役割を果たします。

作家の選書で届ける「本との出会い」——20名の新規参加で総勢45名に

認定NPO法人チャリティーサンタが主催する「ブックサンタ」プロジェクトの特別プログラム「作家サンタとブックサンタ」に、新たに20名の作家・文筆家が参加し、2025年12月10日時点で総勢45名となった。プレスリリースは2025年12月10日16時11分に発表されている。

この動きは、困難な境遇にある子どもたちへ新品の本を届けるというブックサンタの活動を、本の作り手である作家自身が応援するという趣旨で行われている特別な取り組みをさらに強化するものだ。発起人は直木賞作家の今村翔吾氏で、2023年の創設以来、作家からの選書とメッセージを通じて「本との出会い」を演出してきた。

「作家サンタとブックサンタ」に今年、20名が新たに参加!総勢45名でブックサンタを後押し 画像 2

活動の目的と仕組み

「作家サンタとブックサンタ」は、作家が推薦する本を通じて、読書の機会が限られる子どもたちに直接的かつ特別な出会いを届けることを目的としている。作家の選書と推薦メッセージを公開することで、寄付を考える一般の方が本を選ぶ際の参考になり、寄付という行為自体の意義や楽しさを高める狙いもある。

仕組みは次のとおりである。ブックサンタ参加登録をした書店や専用のオンライン書店で新品の本を購入し、その場で寄付を行う。寄付された本はサンタクロースに扮したボランティアが手渡すか、サンタの手紙を添えて郵送される。

発起人
今村翔吾(直木賞作家)
開始年(作家サンタ)
2023年
本プロジェクト(ブックサンタ)の開始
2017年(書店等と連携してスタート)
「作家サンタとブックサンタ」に今年、20名が新たに参加!総勢45名でブックサンタを後押し 画像 3

今年参加した作家と推薦書一覧(50音順)

プレスリリースでは今年新規参加した20名の作家と、それぞれが推薦するタイトルを明示している。以下はその全リストであり、ジャンルは小説、絵本、児童文学、解説書など多岐にわたる。

50音順・敬称略で表記されており、各作家が「今、子ども達に読んで欲しい」と選んだ一冊が示されている。メディアで話題の原作者や人気絵本作家も含まれている。

作家名 推薦タイトル
浅倉秋成 『ラッシュライフ』
あさのますみ 『リジーと雲』
麻生かづこ 『パディントンのクリスマス』
石川宏千花 『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』
おおぎやなぎちか 『岸辺のヤービ』
岡崎琢磨 『子どものための哲学対話』
香桃もこ 『しじんのゆうびんやさん』
かねこまき 『おたのしみじどうはんばいき』
川口俊和 『泣いた赤鬼』
久米絵美里 『ものがたりの家』
そのだえり 『大どろぼうホッツェンプロッツ』
たなかしん 『まよなかのゆうえんち』
千野 帽子 『ドーキンス博士が教える「世界の秘密」』
中川貴雄 『サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?』
野田祥代 『天動説の絵本 ―てんがうごいていたころのはなし―』
花里真希 『穴 HOLES』
東曜太郎 『シャーロック・ホームズの冒険』
ひらぎみつえ 『みんな ともだち』
まいのおやつ 『たのしい ふゆごもり』
森バジル 『呼人は旅をする』

上記の推薦タイトルは、特設サイトやオンライン書店でも確認・購入が可能であり、寄付を通じて子どもたちへ届けられる仕組みになっている。

特設サイトのURLはhttps://writer.charity-santa.com/、オンライン書店はhttps://bookshop.charity-santa.com/で提供されている。

これまでの参加作家と活動の拡大、実績

発起人である今村翔吾氏に加え、過去から参加している著名作家には江國香織、北方謙三、黒柳徹子、湊かなえ、柚月裕子などが名を連ねる。プレスリリースには50音順での紹介が含まれており、特設サイト上で参加作家全員のメッセージ・選書理由が公開されている。

ブックサンタ活動の成長は著しく、初年度2017年の寄付冊数は848冊であったが、2024年には約13万冊にまで拡大している。2025年も全国47都道府県で1,861店舗が参加しており、専用のオンライン書店およびクラウドファンディングも同時に運用されている。

  • 初年度(2017年):寄付冊数 848冊
  • 2024年実績:約130,000冊
  • 2025年:47都道府県、1,861店舗で開催中
  • オンライン書店:https://bookshop.charity-santa.com/
  • クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/884458/view

今村翔吾氏からのメッセージ(発足当時のコメント)

発起人である直木賞作家・今村翔吾氏のコメントは、2023年の発足時に出されたものとして紹介されている。以下はその全文である。

「サンタクロースはいる。そして、誰でもなれる。私はそう信じています。私は作家として、書店を経営する一人として、この取り組みを応援したいと『作家サンタとブックサンタ』の発起人を務めることになりました。
ブックサンタは本を届ける取り組みではありません。ブックサンタは物語を、学びを、未来を届ける取り組みだと思います。
未来の読者を育てる意味もあるかもしれません。しかし、そんなことはどうだっていいじゃないですか。巡り合う感動も、届ける喜びも、私達は知っています。
それを子ども達に――。ただ、それだけが理由になり得ると知っているはずです。作家の皆様、今年のクリスマス、共にソリに乗って頂ける方を心よりお待ちしています。」

このメッセージは、作家と読者、そして寄付者を結ぶ活動の根底にある考えを端的に示している。発起の精神と参加呼びかけが、プロジェクトの継続的な広がりにつながっていることがうかがえる。

団体概要、参加・支援方法、関連情報のまとめ

この記事では最後に、本プレスリリースにある主要情報を整理し、支援や参加を検討する際に参照できるようにまとめる。チャリティーサンタの基本情報、活動内容、問い合わせ先や関連リンクを網羅する。

以下の表は、プレスリリースに基づく基本的なデータを項目ごとに整理したものである。支援を検討する際の参考として活用できる。

項目 内容
発表タイトル 「作家サンタとブックサンタ」に今年、20名が新たに参加!総勢45名でブックサンタを後押し
発表日 2025年12月10日 16時11分
主催 認定特定非営利活動法人チャリティーサンタ(代表理事:清輔 夏輝)
所在地 東京都千代田区(所在地記載)
作家サンタ参加人数 新規参加20名、総勢45名(2025年12月10日時点)
作家サンタ発起人 今村翔吾(直木賞作家)
ブックサンタ開始 2017年(書店等と連携)
組織の沿革 活動開始 2008年、NPO法人化 2014年、認定取得 2025年5月
主な活動 クリスマスイブのサンタ訪問、ブックサンタ(新品の本を贈る活動)、シェアケーキ(誕生日のケーキ贈呈)など
2024年寄付実績 約130,000冊
2025年参加店舗数 47都道府県、1,861店舗で開催中
特設サイト https://writer.charity-santa.com/
オンライン書店 https://bookshop.charity-santa.com/
クラウドファンディング https://camp-fire.jp/projects/884458/view
代表理事 清輔 夏輝

この記事は、プレスリリースの全情報をもとに構成している。提供されたリンクや特設サイトには参加作家全員のメッセージ・選書理由が掲載されており、寄付方法や参加書店の情報はオンライン書店やクラウドファンディングの案内ページで確認できる。

以上が本件の要点と詳細である。