ラングラーの“幻”1964モデルが復刻、12/13発売決定

ラングラー1964復刻発売

開催日:12月13日

ラングラー1964復刻発売
発売日はいつなの?
発売は2025年12月13日。EDWIN発表のWrangler復刻ラインで、11MWZ/24MJZの1964モデルや1951・1958モデルが同日発売。公式特集ページや取扱店舗で販売されます。
どのモデルが復刻されるの?
1964年の11MWZと24MJZが中心の復刻に加え、1951年(11MW/111MJ)と1958年(11MWZ/11MJZ)モデルも日本製で再復刻。各モデルのLot番号・価格は記事に記載されています。

復刻の背景と「幻」と呼ばれた1964年モデルの登場

ジーンズブランドWrangler(ラングラー)は、製造期間がわずか1年にとどまり、コレクターやヴィンテージ愛好家の間で「幻のジーンズ」と称されてきた1964年モデルを復刻すると発表した。プレスリリースはEDWINによるもので、発表日時は2025年12月10日 18時00分となっている。今回復刻されるのは、パンツの代表的モデルである11MWZ 1964MODELと、ジャケット(またはトップス)に相当する24MJZ 1964MODELの2型だ。

両モデルは当時の特徴的な仕様を忠実に再現しつつ、現代の品質管理のもとで生産される。特に11MWZは、Wranglerのラインナップでは珍しいセルビッジを見せる「オープンシーム」仕様で、1964年当時の脇割り/巻き縫いの違いを含めた構造的特徴がそのまま復刻される点が注目される。

  • 発表元:EDWIN
  • 発表日時:2025年12月10日 18:00
  • 復刻モデル:11MWZ 1964MODEL、24MJZ 1964MODEL
  • 発売日:2025年12月13日
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 2

11MWZ 1964MODEL の特徴と仕様

11MWZ 1964MODELは、1964年に一時的に生産されたセルビッジ仕様の11MWZで、通常の巻き縫いではなくオープンシームで縫製された脇割り仕様が大きな特徴だ。今回の復刻では、専用に開発されたブラウン×グリーンのライン入りオリジナル・セルビッジデニムを採用している。

コレクターズアイテムとしての価値を意識した復刻であり、ヴィンテージの見た目と現代の着用性を兼ね備えた仕様となっている。型番やサイズ展開、価格などは以下の通りである。

  • Lot No. WM1164-189
  • Size. 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch
  • Price. 35,200円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 3

24MJZ 1964MODEL の特徴と仕様

24MJZ 1964MODELは、ジャケットタイプで1964年に見られたディテールを再現したモデルだ。胸ポケットが左右に配され、ペン差しがボタンホールとなっているなど、実用性を重視した仕様が目立つ。フロントヨークのタブやウエストアジャスターといった機能的な要素も当時のまま再現されている。

11MWZ 1964MODEL と同様に専用のブラウン×グリーンのセルビッジデニムを使用しており、セットアップで揃えることができる仕様だ。下記は該当モデルのスペックである。

  • Lot No. WM9164-189
  • Size. 36/38/40/42/44 inch
  • Price. 59,400円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 4

戦後の代表作、1951年と1958年モデル——日本製としての再復刻

Wrangler ARCHIVESの人気作である1951年モデルおよび1958年モデルも再復刻され、今回は日本製として生産される。本復刻ラインはWranglerの歴史的なアイコンを忠実に復刻しつつ、日本製のクオリティで仕上げられる点が特徴となる。

1951年モデルはブランド初期の思想と機能主義が色濃く反映されたラインナップで、1958年モデルはその後の改良を取り入れたモデル群である。それぞれ、パンツ系・ジャケット系を含む複数アイテムがラインナップされており、すべて2025年12月13日に発売される。

ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 5

1951年モデルの詳細(11MW、111MJ)

11MW 1951MODELはWranglerブランドとして本格的なジーンズの原点とされるモデルだ。バックポケットに配されたサイレント”W”、馬具への傷を防ぐ”ノースクラッチリヴェット”、乗馬時に使いやすい高さのバックポケットとウォッチポケット、そして当時から継承される7本ベルトループ(”7 ICONS”)などが導入されている。

内股と脇に巻き縫いが採用されるなど、他ブランドと一線を画す設計が特徴で、Wranglerを代表するジーンズとしての唯一無二の存在感を示すモデルである。スペックは以下の通りだ。

  • Lot No. WM1151-189
  • Size. 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch
  • Price. 35,200円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日

111MJ 1951MODELは、前身のプロトタイプ「11MJ」を基に改良を加えたジャケットタイプだ。円形のバータックで留める“丸カン”の二重プリーツ、スナップボタン留めのフラップポケットおよびカフス、背面のアクションプリーツと連動するエラスティックバンド、サイドアジャスターといったフィット性を高めるディテールが多く盛り込まれている。

これらの仕様は戦後のデニムウェアにおける機能的進化を体現しており、当時の思想が凝縮された設計といえる。

  • Lot No. WM9151-189
  • Size. 36/38/40/42/44 inch
  • Price. 59,400円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 6

1958年モデルの詳細(11MWZ、11MJZ)

11MWZ 1958MODELは11MWからのマイナーチェンジによるモデルで、ボタンフライからジッパーフライへ変更された点が最も大きな改変の一つだ。後ろ中心ループの位置調整、後ポケットラベルが革からプラスチックへ変更されるなど、ディテールのアップデートを経ている。

フロントフライにジッパーを採用したことは、ロデオライダーらにとって利便性と信頼性をもたらし、ギアとしての評価を高めた。下記は該当モデルのスペックである。

  • Lot No. WM1158-189
  • Size. 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch
  • Price. 35,200円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日

11MJZ 1958MODELは111MJをベースに、複数のディテールが改良されて誕生したモデルである。身頃のスラッシュポケットや左胸のスナップボタンフラップポケット、フロント合わせがトップのみボタンで残りをジッパーにする設計、背中に配置された左右それぞれ3本ずつのエラスティックバンドなど、独自の機能美を備えている。

プリーツが二重からシングルへ簡素化されるなど、時代性と実用性が反映された仕様で、これらの要素が斬新なデザインとして評価されている。

  • Lot No. WM9158-189
  • Size. 36/38/40/42/44 inch
  • Price. 59,400円(税込)
  • 発売日. 2025年12月13日
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 7

素材・縫製・ディテールの考察

今回の復刻において特筆すべきは、当時の仕様を可能な限り忠実に再現するために素材や縫製方法まで踏み込んで再現している点だ。特に1964年モデルに用いられるセルビッジデニムは、専用にブラウン×グリーンのラインを開発しており、当時の見た目を再現するための色味・織りの設計が施されている。

また縫製面では、11MWZ 1964MODEL に見られるオープンシーム(セルビッジが見える縫製)や脇割り仕様、従来の巻き縫いといった違いが明確に再現されている。1951年モデルのノースクラッチリヴェットや7本ベルトループ、111MJの“丸カン”によるプリーツ処理、1958年モデルのジッパーフライ導入など、細部の意匠がそれぞれの時代性を伝える要素となっている。

主な素材と縫製のポイント
・専用セルビッジデニム(ブラウン×グリーンライン)を採用(1964年モデル)
・オープンシーム(脇割り)と巻き縫いの使い分けを再現
・ノースクラッチリヴェット、7本ベルトループ等の歴史的ディテールを忠実に再現
・ジャケット類はエラスティックバンドやサイドアジャスターなど機能的要素を保持
ジーンズブランド「Wrangler」、幻のジーンズと呼ばれる1964年モデルがついに復刻。 画像 8

発売情報とまとめ(製品一覧表)

以上の復刻ラインは、いずれも2025年12月13日が発売日として設定されている。製品ごとのLot番号、サイズ、価格、特徴を一覧化した表は下記の通りである。

モデル名 年式 Lot No. サイズ 価格(税込) 主な特徴
11MWZ 1964MODEL 1964 WM1164-189 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch 35,200円 オープンシーム(セルビッジ見える)、脇割り、ブラウン×グリーンのセルビッジデニム
24MJZ 1964MODEL 1964 WM9164-189 36/38/40/42/44 inch 59,400円 左右胸ポケット、ペン差しボタンホール、フロントヨークタブ、ウエストアジャスター、専用セルビッジ
11MW 1951MODEL 1951 WM1151-189 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch 35,200円 サイレント”W”、ノースクラッチリヴェット、ウォッチポケット、7本ベルトループ、巻き縫い
111MJ 1951MODEL 1951 WM9151-189 36/38/40/42/44 inch 59,400円 丸カン二重プリーツ、スナップフラップポケット、アクションプリーツ+エラスティックバンド、サイドアジャスター
11MWZ 1958MODEL 1958 WM1158-189 28/29/30/31/32/33/34/36/38 inch 35,200円 ジッパーフライ化、後ポケットラベルの素材変更(革→プラスチック)、外巻きのROPEロゴ表現
11MJZ 1958MODEL 1958 WM9158-189 36/38/40/42/44 inch 59,400円 スラッシュポケット×2、左胸スナップフラップ、トップのみボタン+メインジッパー、背面エラスティックバンド

各モデルはWrangler ARCHIVESの一部として位置づけられており、詳細な情報は公式特集ページで確認できる。公式特集ページのURLは次の通りである:https://wrangler-jeans.jp/features/wrangler_archives_ss2026.html。この記事では発表内容と製品仕様を整理して掲載した。

以上が今回のWrangler復刻ラインの概要と仕様の整理である。各モデルのLot番号、サイズ、価格、発売日は表にて確認できるようにまとめてある。

参考リンク: