飼い主500人調査:犬の保険加入率が61%に

犬の保険加入率調査

開催期間:11月19日〜12月5日

犬の保険加入率調査
うちの犬も保険入ったほうがいいの?
一概には言えないが、本調査では61%が加入。高額治療への備えや精神的安心を重視する飼い主が多く、年齢・持病・保険料や補償内容を比較して判断すると良いです。
入らない人って何が理由なの?
最多は保険料の負担。ほかに若くて必要性を感じない、持病や年齢で加入不可、貯金で備える派、仕組みが分かりにくい点も加入をためらう要因です。

ペット保険が「備え」の選択肢として定着しつつある現状

株式会社エイト(本社:東京都港区南青山)が運営する「ドッグフードの神様」は、全国の犬の飼い主500名を対象に実施したアンケート調査の結果を2025年12月10日 21時10分に公表しました。本調査はペット保険の加入状況とその理由、未加入の理由を明らかにすることを目的としています。

調査の主要な結果は、ペット保険の加入率が61%(305人)に達している点です。これは一般的に公表されている加入率(約24% ※1)と比較すると高い数値であり、情報収集に積極的な飼い主層での「備え」意識の高まりを示しています。以下では調査の内訳や回答者の背景、具体的な自由回答の傾向まで、プレスリリースの内容をもれなく整理して紹介します。

【飼い主500人に調査】犬の保険加入率は驚きの●割超え!「もしも」に備える人が急増中 画像 2

加入率の内訳と加入者の理由 — 「高額医療費への備え」が最多

まず全体の加入状況について整理します。アンケートにおける回答は「加入している:61%(305人)」「加入していない:38%(188人)」「分からない:1%(7人)」という結果でした。Webアンケートで回答した層の特性が反映された結果である一方、愛犬に対する備えとして保険を選択する人が一定数に達していることが確認されます。

加入者に対する詳しい理由調査(第2回)は、加入と回答した305名を対象に行われ、有効回答数は274名となっています。自由回答を分類すると、最も多かった回答は「高額な治療費・医療費の負担に備えたい」で109件でした。次いで「万が一・もしもへの備え(リスクヘッジ):86件」「病気・ケガのリスク(体質/事故/通院など):77件」「不安・心配を減らしたい:61件」「家族として守りたい・愛犬のため(価値観):23件」と続きます。

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加入者の声:治療費と心の余裕を求める傾向

加入理由のトップに「高額医療への備え」が来ている点から、手術や入院などで急に大きな費用が発生することに対する現実的な対策として保険が選ばれていることがわかります。治療をためらわず最善を選びたいという気持ちや、家計への影響を抑えたいという現実的な動機が重視されています。

また「不安をなくしたい」「家族として守りたい」といった回答も目立ち、保険が金銭的な補償だけでなく「心の安心」の役割を果たしている様子がうかがえます。複数の自由回答には「過去の経験・周囲の体験がきっかけ」「高齢化を見越して」など、個々の事情に基づいた決断が示されています。

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未加入の理由と実際の判断材料 — 費用負担が最大の壁

一方、未加入の188名(第1回)のうち、第3回調査は有効回答数176名で実施されています。未加入の理由として最も多かったのは「保険料が高い・家計負担」で62件でした。次いで「今は必要性を感じない(若い・リスク低いなど):40件」「加入できない(高齢・持病など):19件」「貯金・自己資金で備える:17件」「費用対効果が合わない:15件」と続きます。

未加入者の自由回答には「年間の総額や毎月の出費を避けたい」「本当に使うか不安」「仕組みが分かりにくい」などの声がありました。保険料の負担感が加入の判断に大きく影響している一方で、持病や年齢で加入が難しいケースや、使い道が限定される保険よりも手元の現金を重視する意見も一定数存在します。

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未加入者の選択肢と心理

未加入理由の詳細からは、飼い主が取る「備え」には複数の形があることが読み取れます。すぐに必要性を感じないために様子見する人、自助(貯金)で対応する人、加入がそもそも困難な人など、理由は多岐にわたります。

また「どれが良いかわからない」「補償内容・条件に不満」などの回答は、商品理解や比較のハードルが加入を妨げていることを示しています。選択の難しさや情報不足が保険導入の障壁になっている点も無視できません。

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調査の実施概要と回答者属性

本アンケートはインターネット調査で実施され、以下の3回に分けて回答が収集されました。第1回(愛犬のペット保険について)は2025年11月19日~11月23日、第2回(加入している理由)は2025年11月26日~12月5日、第3回(加入していない理由)は2025年11月26日~12月5日に実施されています。

第1回は犬の飼い主500名を対象に「愛犬のペット保険に加入しているかどうか」を調査しました。第2回は第1回で「加入している」と回答した305名を対象(有効回答数:274名)、第3回は第1回で「加入していない」と回答した188名を対象(有効回答数:176名)に行われています。

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回答者の年齢・性別構成

回答者の性別別の内訳は男性325名、女性175名でした。年代別の内訳は以下のとおりです。

  • 男性:20代 9名、30代 60名、40代 113名、50代 102名、60代以上 41名
  • 女性:20代 10名、30代 63名、40代 63名、50代 32名、60代以上 7名

この構成から、本調査は20代から60代以上まで幅広い年代をカバーしている一方で、回答者全体としては男性がやや多い点が特徴です。Webアンケートであるため、一般の母集団とは異なる情報感度の高い層が含まれている可能性があることにも留意が必要です。

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調査結果の整理と参考情報の一覧

今回のプレスリリースに含まれる情報は、調査結果の数値だけでなく、自由回答を分類した詳細や調査の実施時期、回答者属性、会社情報など多岐にわたります。以下の表で主要な数値と調査概要を整理します。

項目 内容
発表日 2025年12月10日 21時10分
実施主体 株式会社エイト(ドッグフードの神様運営)
調査方法 インターネット調査
第1回 調査期間 2025年11月19日~11月23日(対象:犬の飼い主500名)
第2回 調査期間 2025年11月26日~12月5日(対象:第1回で「加入している」と回答した305名、有効回答数:274名)
第3回 調査期間 2025年11月26日~12月5日(対象:第1回で「加入していない」と回答した188名、有効回答数:176名)
加入状況(第1回) 加入:61%(305人)、未加入:38%(188人)、不明:1%(7人)
加入理由(上位) 1位 高額医療費への備え(109件)、2位 万が一への備え(86件)、3位 病気・ケガのリスク(77件)
未加入理由(上位) 1位 保険料が高い(62件)、2位 必要性を感じない(40件)、3位 加入できない(19件)
回答者 男女比 男性 325名/女性 175名
会社所在地 東京都港区南青山2-2 5F
関連リンク https://dogfood8.xsrv.jp/survey-pet-insurance-rate.html

上記の表は、本調査の主要ポイントを端的にまとめたものです。出典としてプレスリリース本文と関連リンク、ならびに参考とされた情報(※1:PS保険など)を参照しています。

今回の調査では、ペット保険が単なる費用の補填を超え、飼い主にとっての「心の支え」としての役割も果たしている点が示されました。一方で保険料の負担や商品理解の難しさが未加入の大きな要因となっているため、今後は情報提供や商品設計の面で検討すべき点が示唆されます。調査の詳細や全文は、上記の関連リンクにて確認できます。

参考リンク: