1/21開催｜LIVeNTで見るライブ産業の未来

国の補正予算とライブ産業の位置づけ — 追い風が示す現実的な成長機会

2025年12月4日、首相の高市早苗氏がXで示した方針は、ライブ・エンターテイメントを含むコンテンツ産業を戦略産業として位置づけ、補正予算550億円超を活用して海外売上20兆円を目指す官民連携を推進するという明確なメッセージでした。この政策表明は、国内のライブ制作やツアー運営、関連技術開発、グッズ流通など広範な産業チェーンに直接的な追い風を与える内容です。

政府の支援方針は、単なる財政支出にとどまらず、海外展開のための制度整備や企業・自治体との連携促進、文化コンテンツの国際展開支援を含んでいます。マンガ・アニメ・ゲームといった既存の文化資産とライブを組み合わせた複合的な輸出戦略が想定されており、国内事業者にとっては海外市場の開拓が一段と現実味を帯びる状況です。

政策発表の要点と日付

高市早苗首相のX投稿は2025年12月4日付であり、補正予算は550億円超を明記。目標として海外売上20兆円を掲げ、官民連携による推進をうたっています。これはライブ産業単体を示す数字ではなく、日本のコンテンツ全体を対象とした包括的な方針です。

こうした政策的な追い風を受け、業界のプレイヤーや支援サービス提供者が一堂に会する場として注目されるのが、RX Japan株式会社が主催する総合展示会『LIVeNT（ライベント）』です。プレスリリースは2025年12月11日10時30分に発表されています。

LIVeNT（ライベント）の全体像 — 会期・会場・主催と構成展

LIVeNTは、RX Japan株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：田中岳志）が主催する、ライブ・エンターテイメント EXPOとイベント総合 EXPOから成る総合展示会です。会期は2026年1月21日（水）～23日（金）、会場は幕張メッセで、開催時間は各日10:00～17:00です。

本展は第13回ライブ・エンターテイメント EXPOおよび第13回イベント総合 EXPOを構成展としており、さらに併催展として第4回レジャー＆アミューズメント EXPO（AMLEX）も実施されます。公式サイトはhttps://www.livent-expo.jp/hub/ja-jp/に公開されています。

主催者情報とプレス発表日時

主催者はRX Japan株式会社。プレスリリースの日付は2025年12月11日10時30分と記載されています。主催者情報は参加・取材の基本情報として重要であり、当社の運営体制と出展者との接点形成に寄与します。

会場の幕張メッセは国内外の大型展示会に適した施設であり、音響や照明、ステージ設営の実演・デモが現地で可能な点が本展の特徴の一つです。プロモーター、音楽事務所、イベント企画会社、企業のマーケティング担当者など幅広い来場層を想定しています。

出展内容とカンファレンス — 技術・運営・マーケティングの最前線

LIVeNTは演出・音響・照明・映像技術からイベント運営ソリューション、チケッティング、グッズ制作まで、ライブやイベントに関わる領域を幅広くカバーします。国内外の企業が出展し、プロ向けの機材やサービス、最新技術を体験できる場となります。

同時開催のカンファレンスには、業界を動かすキーマンが多数登壇します。プログラムには国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』の展望や、音楽フェスの未来、レーベルや芸能プロが語るライブ制作の舞台裏、アーティストグッズ戦略、イベント×SNSやデータ活用術など多岐にわたるテーマが含まれます。

講演テーマ（プレスリリース掲載分）

• 国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」の展望
• Lucky Fes、氣志團万博・・・音楽フェスの未来を語る
• エイベックス、ソニーレーベルが創る、アーティストの成長を支えるライブ制作の舞台裏
• アミューズ、ソニー（SMS）責任者が登壇！最新アーティストグッズ戦略
• 博報堂、電通が伝授！イベント×SNS・データ活用術

講師やプログラム内容は都合により変更される場合があるとの注記があります。取材希望者は主催者への事前申請を推奨する案内がプレスリリース内に示されています。

本展は、プロモーター、音楽事務所、イベント企画会社などの業界関係者が最新のビジネス動向を収集する場として設計されており、技術導入や運営改善、海外展開戦略のヒントが得られる構成です。

特別企画の詳細、出展企業、参加方法について

プレスリリースで紹介された特別企画は、最先端のイマーシブ演出、音響機器ラウンジ、AI活用フォーラム、ドローンショーのデモステージなど、多様な実演と体験が用意されています。これらは展示だけでなく、実運用を想定したデモンストレーションや体験コンテンツを通じて導入可能性を検証できる点が特徴です。

イマーシブ演出は3つのエリアで構成され、Chaotic Calm（イマーシブ×心理学の探求）、Harmony in the Forest（森の響きを体感する演出）、全身で遊ぶイマーシブゲームと、エンターテイメント以外の活用可能性まで示す内容です。特別協力はシンユニティグループ（SYMUNITY GROUP）となっています。

音響機器ラウンジと出展企業

音響機器ラウンジでは、各社のプロフェッショナル機材を見て触れて体験することができます。実機検証が可能な環境を整えることで、導入検討における判断材料を提供します。

プレスリリースに記載された出展企業（一部抜粋）

ディ―アンドビー・オーディオテクニック・ジャパン（株）、BOSE PROFESSIONAL、べステックオーディオ（株）、ビーテック（株）、（株）エヌエスイー　…など

上記以外にも多数のメーカー・ベンダーが参加予定で、機材のハンズオンや比較検討が可能です。

AI活用フォーラムとドローンショー

AI活用フォーラムでは、演出・運営・集客などイベント運営の各局面で役立つ最新事例と実践的な活用法を紹介します。導入事例やすぐに使えるヒントなど、実務に直結する情報収集が可能です。

ドローンショーのデモステージでは実際にドローンが飛行する様子を近距離で確認でき、演出パターンや動きの確認を通じて演出計画の具現化に役立つリアルな体験を提供します。

取材・参加情報と要点の整理

取材の申し込みリンクはプレスリリース内で案内されています。一般の来場登録についても別途申請窓口が用意されており、詳細は公式サイト（https://www.livent-expo.jp/hub/ja-jp/）に掲載されています。事前の登録・手続きにより、会場での取材調整や関係者インタビューの手配がスムーズになります。

ここまでに示した情報は、プレスリリース（RX Japan株式会社発表、2025年12月11日10時30分）に基づくものであり、プログラムや登壇者は変更される可能性がある旨の注記があります。正確な最新情報は公式サイトや主催者発表を確認してください。

本文ではプレスリリースのすべての情報を網羅して記載しました。展示会は技術や運営、マーケティングの最新動向を一度に確認できる場として設計されており、補正予算を含む政策面での支援と合わせて、国内ライブ・エンターテイメント産業の国際化を後押しする契機となる見込みです。