ゲオ発表2025年ゲーム販売ランキング、マリオカートが新品1位

Nintendo Switch 2の立ち上げを象徴した年間ランキング

株式会社ゲオホールディングスのグループ会社である株式会社ゲオストアは、2025年1月1日から2025年11月24日までの期間を対象に、全国のゲオショップ約1,000店における新品・中古のゲームソフト販売数量を集計した年間ランキングを発表しました。プレスリリースは2025年12月11日11時00分に配信されています。

集計は販売形態の違い（本体同梱版など）や対応機種の違いを区別せず、同一タイトルとして合算する方法で行われました（※）。この集計方法により、ハードのバリエーションや限定版・同梱版の影響を排してタイトル単位での流通状況を可視化しています。

ランキングの結果は、2025年に登場したNintendo Switch 2対応タイトルが新品ランキング上位を多数占め、ハードとソフトの相互牽引が明確に示されました。一方でPlayStation 5向けの大型タイトルも新品ランキングで上位に食い込み、二つのプラットフォームがそれぞれの需要を支えた一年となっています。

新品ランキング上位の概要

新品ゲームソフト販売ランキングでは、ローンチタイトルとして6月に発売された『マリオカート ワールド』が1位を獲得しました。Nintendo Switch 2の普及を牽引する存在として、発売後も長期にわたって販売を伸ばしました。

上位にはNintendo Switch 2対応タイトルが多数ランクインしており、2位に『Pokémon LEGENDS Z-A（ゼットエー）』、4位に『ドラゴンクエストI＆II』、5位に『カービィのエアライダー』が入りました。PlayStation 5タイトルとしては『モンスターハンター ワイルズ』が3位にランクインしており、ハイエンド志向の需要も堅調に推移しています。

• 新品1位：『マリオカート ワールド』 (Nintendo Switch 2対応)
• 新品2位：『Pokémon LEGENDS Z-A（ゼットエー）』
• 新品3位：『モンスターハンター ワイルズ』（PlayStation 5タイトル）
• 新品4位：『ドラゴンクエストI＆II』
• 新品5位：『カービィのエアライダー』

中古市場の動きとトップタイトルの特徴

中古ゲームソフト販売ランキングの1位はNintendo Switch用の『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』でした。2024年10月の発売から1年が経過し、中古市場での流通量が安定したことで販売数量が大きく伸びたことが要因とされています。

2位には過去6年連続（2019年〜2024年）で中古ランキング1位を獲得していた『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が入っており、年数が経過しても高い流通と需要を維持していることが確認できます。3位には『ドラゴンクエストIII　そして伝説へ…』が入り、新作の『ドラゴンクエストI＆II』が新品ランキングで上位に入ったこととあわせて、シリーズの新旧両市場での存在感が示されました。

また、Nintendo Switch 2対応ソフトの買取・販売も増え始めており、中古ランキング20位には『マリオカート ワールド』がランクインしています。新作の流通が進むにつれてリユース市場の顔ぶれが変化していく兆候がみられます。

• 中古1位：『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』 (Nintendo Switch)
• 中古2位：『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』
• 中古3位：『ドラゴンクエストIII　そして伝説へ…』
• 中古20位：『マリオカート ワールド』

バイヤーのコメント（抜粋）

ゲオの新品バイヤーである株式会社ゲオ デジタルプロダクツ商品部 ゲーム商品課の小林直矢氏は、2025年の市場変化について次のようにコメントしています。Nintendo Switch 2の登場が市場を大きく活性化し、上位にはSwitch 2対応タイトルが多く並んだ点、PlayStation 5向けの大型タイトルも一定の支持を得ている点を挙げています。

小林氏はまた、名作リメイクのヒットや販売戦略の多様化により、ハードの垣根を超えてコンテンツ自体の評価が重視される市場になっていると指摘しています。タイトルごとに明確なターゲットを設定した戦略が重要になるとの見解を示しています。

新品バイヤー：小林 直矢（株式会社ゲオ デジタルプロダクツ商品部 ゲーム商品課）

「Nintendo Switch 2の登場により市場が大きく活性化しました。ランキング上位には『マリオカート ワールド』をはじめとするSwitch 2対応タイトルが並び、ハードの普及を牽引しました。PlayStation 5の大型タイトルも一部で爆発的な勢いを見せています。コンテンツの面白さが純粋に評価される環境が形成されています。」

中古バイヤー：藤崎 祐尚（株式会社ゲオ デジタルプロダクツ商品部 ゲーム商品課）

「中古ランキングは今年もNintendo Switchタイトルが上位を占めました。『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』は発売直後から活発な買取・販売の好循環が続き、ファミリー層の需要を捉えました。PlayStation 5の大型タイトルも中古市場では即座に反応し、流通の循環が活発化しています。」

集計方法・対象範囲と権利情報

本ランキングは、2025年1月1日から2025年11月24日までの期間を対象に、全国のゲオショップ約1,000店の販売数量を集計しています。集計においては販売形態や対応機種の違いを区別せず、同一タイトルとして合算する方式を採用しています（※）。このため、同一タイトルでも本体同梱版やパッケージの差異は合算して報告されています。

プレスリリースでは発表者情報として、以下が明記されています。親会社および集計を行ったグループ会社の名称・所在地・代表者名、発表日時を含め、集計の公表に必要な基本情報が揃っています。

発表企業

株式会社ゲオホールディングス（本社：愛知県名古屋市中区、代表取締役社長執行役員：遠藤結蔵）

集計実施

株式会社ゲオストア（本社：愛知県名古屋市中区、代表取締役社長：濵野敏郎）

発表日時

2025年12月11日 11時00分

集計対象期間

2025年1月1日〜2025年11月24日

集計対象範囲

全国のゲオショップ約1,000店

集計方法の注意点（※）

販売形態の違い（本体同梱版など）や対応機種の違いなどは区別せず、同一タイトルとして合算しています。

本リリースに含まれる掲載画像の権利表記も明記されています。代表的な権利表記は以下のとおりです。

• © Nintendo
• ©2025 Pokémon. ©1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
• ©CAPCOM
• © 2018 Nintendo
• Original Game: © Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
• Characters: © Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / 他各社表記
• © ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

関連情報や詳細はゲオの公式サイトでも確認できます（https://geo-online.co.jp/）。

ランキング要点の整理（表）

ここまでに記載した集計の期間、対象範囲、ランキング上位の結果、集計方法、発表主体などを一覧化して整理します。表は記事中で触れた主要情報を時系列や要素ごとにまとめたものです。

以下の表は本発表に含まれる事実情報を整理したもので、集計条件や上位タイトルの位置付けを一目で確認できるように構成しています。

以上が、ゲオによる2025年1月1日～11月24日の集計に基づく新品・中古ゲームソフト販売ランキングの要点整理です。本記事では発表内容を網羅的に伝えるために、集計期間・対象・順位・バイヤーコメント・権利表記を含めて整理しました。