太宰治ゆかりの宿、冬の平日無料特典開始 蔵書ラウンジで焼きりんご

冬の平日無料サービス

開催期間:12月1日〜3月31日

冬の平日無料サービス
無料サービスって誰でも受けられるの?
いいえ。無料サービスは宿泊者向けの平日特典です。対象は12月〜3月の月〜木で、祝日と年末年始(12/26〜1/4)は除外。特別プラン未利用でも対象日に宿泊していれば受けられます。
館内ツアーやイベントの開催日はいつ?
館内ツアーと平日特典は12月〜3月の平日実施。宿泊者限定の週末イベントは2026年冬期で、漬物とワインは1/10・2/7・3/21、クラフトビールは1/31・2/28・3/28です。

蓼科の冬を再定義する取り組み — 『避暑地』のイメージを越えて

合資会社 親湯温泉(本社:長野県茅野市、代表取締役:柳澤幸輝)は、創業大正十五年の伝統を持つ温泉宿「蓼科 親湯温泉」において、冬季の魅力を全国に伝えるための無料サービスと宿泊者向けイベントを2025年12月11日付で発表しました(発表日時:2025年12月11日 10時10分)。蓼科は従来「夏の避暑地」としてのイメージが強い一方で、冬季の静謐で澄んだ自然環境と、心身を癒す滞在価値に着目した取り組みです。

冬の蓼科は、冷たく澄んだ空気と雪に染まる山々、静けさのなかでゆっくりと流れる時間が特徴です。今回開始された施策は、そうした冬の滞在をきっかけに「蓼科は避暑だけではない」という認識を広く届けることを目的としています。定期送迎バスの運行や、豪雪地帯ではないためスタッドレスタイヤまたはチェーンの準備があれば車での来訪も可能である点も併記されています。

太宰治も訪れた宿で【100年の歴史を歩く】館内ツアー開始《避暑だけでない》蓼科の冬の魅力を、全国に伝える創業百年・老舗宿の挑戦 画像 2

冬季平日限定の無料サービス — 焼きりんごとホットワイン、そして100年を巡る館内ツアー

提供期間と対象日は明確に設定されています。無料サービスは12月〜3月の平日(月曜日〜木曜日)が対象で、祝日および年末年始(12月26日〜1月4日)は対象外です。宿泊当日に対象期間であれば、特別プランを利用しなくともこれらの平日特典を受けられます。

無料サービスは大きく二つに分かれます。ひとつは蔵書ラウンジで提供される温かい飲食の振る舞い、もうひとつは館内に残る資料や作品をめぐるガイド付きの館内ツアーです。両者は冬の静かな時間に合わせた趣向で構成されています。

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ウインタートリート(焼きりんごとホットワイン)の提供

蔵書ラウンジは約3万冊の蔵書を誇る空間で、冬季平日限定でオーブンで焼き上げた焼きりんごとホットワインを提供します。香ばしいりんごの甘みと温かいワインの香りは、冷えた体と静かな時間に寄り添う設えです。

蔵書ラウンジ内の提供は、滞在者にとって読書とともに楽しめるように配慮されたサービスであり、館内の落ち着いた環境を活かした冬ならではのご褒美として位置づけられています。

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『100年の歴史を歩く館内ツアー』の構成と意図

当館は来年(2026年)に創業100年を迎えます。館内ツアーでは、太宰治を含む多くの文人・歌人が宿泊した歴史的背景や、館内に保存されている資料、縁ある方々の作品を実物と共に解説します。ツアーは館内に残る意匠や逸話、ある文人が引き起こしたセンセーショナルな事件に至るまで、具体的な資料に基づいて紹介する構成です。

ツアー参加者には記念のMAPを配布します。MAPは点線に沿って折ると文庫本のブックカバーになる工夫が施されており、絵柄は館と縁の深い10名の文人をイメージした客室「蓼科倶楽部」の一室、柳原白蓮スイートの壁紙デザインを使用しています。

対象期間
12月〜3月の平日(月〜木)。祝日、年末年始(12/26〜1/4)は対象外。
提供場所
3万冊の蔵書ラウンジ(焼きりんご・ホットワイン)、館内各所(ツアー)
参加費
無料(宿泊者対象。平日特典として提供)
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冬限定プランと宿泊者限定イベントの詳細

無料特典に加え、冬限定の有償/無料プランや宿泊者限定イベントも実施されます。代表的なプランには、冬のご褒美旅プラン、岩崎葉子監修のテーブルコーディネートプラン、送迎バスで行くクラフトビール工場見学プランなどがあります。これらは冬の滞在をより深く楽しむための選択肢として用意されています。

各プランやイベントは、特に平日に滞在する客層や食器・器の世界に関心のある顧客、地元のクラフトビールに興味を持つ層など、多様な需要を想定しています。以下に主なプランとイベントの内容を整理します。

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冬限定の宿泊プラン(無料特典付き)

「冬のご褒美旅プラン」は、基本プランに以下の2つの冬の平日限定無料特典が付帯するお得な設定です。なお、プランを利用しない場合でも対象日に予約があれば同特典は適用されます。

  • ウインタートリート(焼きりんごとホットワイン)の提供
  • 100年の歴史を歩く館内ツアーの体験

これらは冬の滞在を主軸にした付加価値であり、蔵書ラウンジや歴史巡りを目当てとする宿泊者に向けた設えです。

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岩崎葉子監修 テーブルコーディネートプラン

テーブルコーディネーター岩崎葉子氏が監修する冬の平日限定のプランです。古伊万里などのアンティーク食器に現代の有田焼、漆器、作家ものを組み合わせたしつらえで提供されます。岩崎氏がデザインした一品物の信楽焼の器も用い、食事と器の両面で時代が重なり合う世界観を体感できます。

記念日や特別な滞在、器の世界に関心があるゲストに向けた提案で、料理と器の調和を重視した内容となっています。

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送迎バスで行く《クラフトビール工場見学》プラン

八ヶ岳山麓のクラフトビールブランド「8Peaks BREWING(エイトピークス)」の工場見学プランです。社長自らが原料選定やタンク設計に携わる製造哲学を学び、試飲と合わせて1人1本の地ビールを持ち帰れます。送迎バスで移動するため、冬季の移動が不安な宿泊者にも配慮した設定です。

クラフトビールに関心のある滞在者に向け、文化的背景や製造工程の紹介を通じて地域産業との接点を作る意図もあります。

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宿泊者限定の冬イベント(参加費:無料)

冬の休日に開催されるイベントは宿泊者限定で、いずれも参加費は無料です。漬物とワインの会、クラフトビールテイスティングの会の二種類が定期的に開催されます。

イベント名 主催 開催日(2026年冬期) 時間 参加費
漬物とワインを楽しむ会 千曲市「木の花屋」 1月10日(土)、2月7日(土)、3月21日(土) 16:00〜17:00 無料
クラフトビールテイスティングの会 8Peaks BREWING 1月31日(土)、2月28日(土)、3月28日(土) 16:00〜17:00 無料

漬物とワインの会は、長野県産野菜を中心に化学保存料や着色料を使わない「木の花屋」の漬物とワインの組み合わせを楽しむ内容です。クラフトビールの会は、製造者によるレクチャーを受けながら複数種の地ビールをテイスティングする機会となります。

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親湯温泉の歴史、施設概要、姉妹館情報と100周年に向けた歩み

本館「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」は、3万冊の蔵書ラウンジ、渓流や渓谷を臨む5つの絶景露天風呂、女性専用のプラネタリウム岩盤浴、個室レストランなどを備えた大人の寛ぎを提供する宿です。来年の100周年に向け、10年前から進行している「100周年カウントダウンプロジェクト」により毎年のリニューアルや施設拡充を行ってきました。

合資会社 親湯温泉は蓼科と上諏訪で3つの温泉宿を経営しており、姉妹館としては2016年に諏訪湖畔の「萃sui-諏訪湖」を開業、2024年には「上諏訪温泉しんゆ」の全館リニューアルが完了しています。各施設はユニバーサルデザインや地域資源を活かした作りが特徴です。

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100周年カウントダウンプロジェクトの年表

2016年から2026年にかけて実施された主なプロジェクトを表記します。これは100周年に向けた段階的な施設進化の記録です。

主な出来事
2016年 姉妹館「萃sui-諏訪湖」オープン(諏訪湖畔)
2017年 大浴場直結の渓流沿い露天風呂オープン
2018年 個室レストランと3万冊の蔵書ラウンジ&バーを新設
2019年 全客室リニューアル
2020年 坪庭のある客室に露天風呂を新設
2021年 館内ショップをリニューアルオープン
2022年 姉妹館「上諏訪温泉しんゆ」リニューアルオープン(部分)
2023年 プラネタリウム岩盤浴を新設
2024年 夕映えの間、リラクゼーションルームを新設
2026年 本館100周年(6月)
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姉妹館と関連リンク

姉妹館としての特徴と公開されているウェブサイトのURLは以下のとおりです。各館ともに独自の魅力と地域性を活かした施設運営がなされています。

  • 上諏訪温泉 しんゆ(2024年全館リニューアル完成)— URL: https://www.kamisuwa-shinyu.com/
  • 寛ぎの諏訪の湯宿 萃sui-諏訪湖(全8室に露天風呂、屋上展望露天風呂)— URL: https://www.sui-suwako.jp/
  • 本館 蓼科 親湯温泉 — 詳細・特設ページ: https://www.tateshina-shinyu.com/

会社概要:合資会社 親湯温泉(本社:長野県茅野市、代表取締役:柳澤幸輝)が運営。創業は大正十五年。100周年プロジェクトに基づく館内改修と新規設置により、歴史と現代性を併せ持つ滞在価値を提供しています。

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今回の発表内容の要点まとめ

以下の表は、本記事で取り上げた冬季施策の主要項目を分かりやすく整理したものです。期間、対象、内容、参加費、提供場所などを一覧にしています。

項目 内容
発表主体 合資会社 親湯温泉(本館:創業大正十五年 蓼科 親湯温泉)
発表日時 2025年12月11日 10:10
無料特典提供期間 12月〜3月の平日(月〜木)※祝日・年末年始(12/26〜1/4)は対象外
無料特典内容 ①ウインタートリート(焼きりんご+ホットワイン/蔵書ラウンジ) ②100年の歴史を歩く館内ツアー(資料・作品展示、記念MAP配布)
冬限定プラン 冬のご褒美旅プラン(上記2特典付き)、岩崎葉子監修のテーブルコーディネートプラン、8Peaks BREWING工場見学プラン(送迎付き)
宿泊者限定イベント 漬物とワインを楽しむ会(木の花屋主催)1/10、2/7、3/21 16:00〜17:00(無料)/クラフトビールテイスティング 1/31、2/28、3/28 16:00〜17:00(無料)
主な施設 3万冊の蔵書ラウンジ、渓流・渓谷を望む5つの露天風呂、プラネタリウム岩盤浴、個室レストラン
100周年 100周年カウントダウンプロジェクト(2016〜2026の各種改修・新設)/本館100周年は2026年6月
関連URL 本館特設ページ https://www.tateshina-shinyu.com//姉妹館 https://www.kamisuwa-shinyu.com/ https://www.sui-suwako.jp/

以上が今回の冬季施策と関連情報の整理です。冬の蓼科での滞在に関する具体的な提供内容、開催日程や対象条件は明記のとおりで、宿泊者向けの体験型コンテンツと施設改修の歴史が一体となったプログラムとして設計されています。

参考リンク: