ふるさと納税が変わる 24時間コンビニ受取開始

コンビニ店頭引換eギフト

開催日:12月11日

コンビニ店頭引換eギフト
コンビニで本当に受け取れるの?受け取り手順は?
はい。寄附後に届くユニークURL(受取チケット)をスマホで表示し、店頭でバーコード等を提示して商品と交換します。全国の対象コンビニで24時間受取可能です。
送料がかからないと寄附額はどう変わる?対応自治体や商品は?
送料ゼロにより自治体は低額寄附を設定しやすくなり、ライト層の寄附が期待されます。先行は都城市(黒霧島)や浜中町(ハーゲンダッツ)、楽天等のポータルでも順次掲載予定です。

ふるさと納税の受取方法が変わる──コンビニで24時間受取可能な店頭引換型eギフトの導入

ソフトバンクグループでデジタルギフト事業を展開するSBギフト株式会社(本社:福岡市、代表取締役:大和 清隆)は、地方自治体の戦略支援を行う株式会社ふるさと納税総合研究所(本社:大阪市、代表取締役:西田 匡志)と協業し、ふるさと納税の返礼品として利用できる「コンビニ交換専用チケット(店頭引換型eギフト)」の提供を2025年12月11日付で開始しました。本リリースは同日13時59分に発表されています。

本スキームは、配送を伴わずに全国の対象コンビニエンスストアで24時間いつでも返礼品を受け取れる仕組みを提供します。寄附者の受取ストレス軽減、自治体側の物流コスト削減といった課題解決を図るとともに、少額寄附や若年層へのアプローチ、贈答利用の拡大など、新たな利用シーンを創出することを目的としています。

【配送不要・物流課題解決】ふるさと納税返礼品が“24時間”コンビニで受取可能に!SBギフトとふるさと納税総合研究所が協業し、新たな「店頭引換型eギフト」体験を提供開始 画像 2

開発の背景と解決すべき課題

近年のふるさと納税市場の拡大に伴い、返礼品配送が原因の物流負荷増大、不在による再配達問題、クール便の受け取り難などが社会課題化していました。寄附者からは受取日時調整の手間や受取タイミングの難しさに関する声が多く寄せられています。

SBギフトが提供する「ポチッとギフト」などのデジタルギフト運用ノウハウと、ふるさと納税総合研究所の自治体支援の知見を組み合わせることで、配送を前提としない返礼品提供スキームを構築しました。デジタルギフト(ユニークURL)による完結を前提とし、物流負荷の軽減と環境負荷低減(SDGsへの寄与)を目指します。

サービスの特徴と利用イメージ

今回提供を開始した「コンビニ交換専用チケット」には、寄附者と自治体双方にとっての実務的かつ利用面での利点が4点あります。以下にそれぞれを整理します。

  • 24時間365日、好きなタイミングで受取可能
    配送日時指定や在宅が不要で、仕事帰りや外出時にコンビニで受け取ることができます。
  • 物流コストゼロ・再配達ゼロ
    ユニークURL発行で完結するため梱包資材や配送費が発生せず、物流負荷の軽減や「2024年問題」への対処、環境負荷の低減に寄与します。
  • 少額寄附からの手軽なふるさと納税を実現
    送料がかからないため、従来より低額の寄附設定が可能で、ライト層や寄附上限調整を行いたいユーザーのニーズに応えます。
  • 返礼品をギフト利用可能
    受け取った返礼品をLINE等で友人や家族に贈るなど、新たな利用シーンを創出します。

利用フロー(手順)

利用はシンプルな4ステップで完了します。各ふるさと納税ポータルサイト上で対象チケットを選択し、寄附を申込みます。

  1. ポータルサイトで対象の「コンビニ交換専用チケット」に寄附申し込み。
  2. 寄附完了後、メール等で受取用チケットURL(ユニークURL)が届く。
  3. 対象のコンビニに来店し、スマートフォンでチケット画面(バーコード等)を提示。
  4. 店頭で商品と交換して受け取り完了。

この流れにより、寄附者は配送待ちの時間や再配達の手間なく、任意のタイミングで受け取れます。ユニークURLは1回使用の管理や有効期限設定など運用面の管理も可能です。

先行導入自治体と返礼品、対応ポータルサイト

本スキームは既に複数の自治体で先行導入されています。実例として宮崎県都城市と北海道浜中町が挙げられます。それぞれの返礼品と寄附金額の目安は以下の通りです。

自治体 返礼品(例) 寄附金額例
宮崎県 都城市 霧島酒造 本格芋焼酎「黒霧島」(200ml / 1800ml) 1,000円〜
北海道 浜中町 ハーゲンダッツ ミニカップ(各種) 1,500円〜(寄附金額は変更になる場合があります)

対応するふるさと納税ポータルサイトは、楽天ふるさと納税、ふるさとチョイス、ふるなび、Amazonなどで、今後順次拡大予定です。ポータル上での掲載開始や取り扱い商品の拡充が進められる見込みです。

サービス開始記念キャンペーンと今後の取り組み

サービス開始を記念して、SBギフト公式Xアカウントにて「ふるさと納税で選べる!ハーゲンダッツが当たるキャンペーン」を実施します。抽選で100名にコンビニで受け取れるハーゲンダッツ(ポチッとギフト)が当たります。

キャンペーンの概要は以下の通りです。

期間
2025年12月11日(木)〜2025年12月24日(水)
賞品
セブン-イレブンで受け取れる「ハーゲンダッツ」ポチッとギフト
当選人数
100名
応募方法
X(旧Twitter)で @SBGift をフォローし、対象投稿をリポスト(対象投稿:https://x.com/SBGiftCorp/status/1998978718480687119)
当選発表
後日、当選者へDM(ダイレクトメッセージ)にて連絡

キャンペーン詳細や運用に関する注意事項はSBギフトの公式note(https://note.com/sbgift/n/n83433693ef6f)でも公開されています。

両社は今後、コンビニ取り扱い商品のラインナップ拡充と、自治体向けのデジタル施策(観光誘致キャンペーンとの連動など)の共同開発を進め、寄附者と自治体双方にとってメリットのある持続可能な仕組みの構築を目指します。

両社の概要(事業者情報)

SBギフトとふるさと納税総合研究所の事業概要は、サービスの信頼性を把握するうえで重要です。以下に両社の主要情報を整理します。

事業者 代表者 所在地 設立 URL
SBギフト株式会社 代表取締役 大和 清隆 福岡オフィス:〒810-8660 福岡県福岡市中央区地行浜2-2-2
東京オフィス:〒105-0004 東京都港区新橋5丁目14番10号 新橋スクエアビル2F
2006年9月 https://www.softbankgift.co.jp/
株式会社ふるさと納税総合研究所 代表取締役 西田 匡志 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-1-1 新大阪阪急ビル3階 2021年8月 https://fstx-ri.co.jp/

SBギフトは「ポチッとギフト」をはじめとするデジタルギフトサービスやO2Oソリューションの企画・運営を行い、累計発行数は1億本以上(当社調べ)という実績を持ちます。ふるさと納税総合研究所は、自治体へのコンサルティングや調査研究を通じて制度の健全な発展と地域活性化を支援しています。

要点整理

この記事で紹介した内容を下表にまとめます。サービスの概要、導入自治体、対応ポータル、キャンペーン情報、事業者情報を整理しています。

項目 内容
発表日 2025年12月11日(プレスリリース時刻:13時59分)
サービス名称(概要) コンビニ交換専用チケット(店頭引換型eギフト)。配送不要で全国の対象コンビニで24時間受取可能。
主な特長 24時間受取、物流コスト削減・再配達削減、少額寄附設定が可能、返礼品をギフト利用可
先行導入自治体・返礼品 宮崎県 都城市:黒霧島(200ml/1800ml)寄附例1,000円〜
北海道 浜中町:ハーゲンダッツ ミニカップ 寄附例1,500円〜(変更の場合あり)
対応ポータルサイト 楽天ふるさと納税、ふるさとチョイス、ふるなび、Amazon、他順次拡大
開始記念キャンペーン 「ふるさと納税で選べる!ハーゲンダッツが当たるキャンペーン」期間:2025/12/11〜2025/12/24。賞品:セブン-イレブン受取のハーゲンダッツ(ポチッとギフト)100名。当選はDMで通知。応募はXで@SBGift をフォローし対象投稿をリポスト。
関連リンク SBギフト公式note:https://note.com/sbgift/n/n83433693ef6f
キャンペーン投稿:https://x.com/SBGiftCorp/status/1998978718480687119
事業者情報 SBギフト株式会社(代表 大和 清隆、設立2006年9月、URL:https://www.softbankgift.co.jp/)
株式会社ふるさと納税総合研究所(代表 西田 匡志、設立2021年8月、URL:https://fstx-ri.co.jp/)

配送を前提としない返礼品の選択肢が拡がることで、受取利便性の向上や物流負荷の軽減、寄附の裾野拡大といった効果が期待されます。本稿では導入の背景、仕組み、先行導入自治体やキャンペーン情報、両社の事業情報を整理して報告しました。

参考リンク: