プロダクトPM転職市場レポート公開 求人3年で1.6倍

PdM転職市場レポ公開

開催日:12月11日

PdM転職市場レポ公開
このレポートで何がわかるの?
PdM求人の件数推移や年収トレンド、企業規模・ビジネスモデル別の求められるスキル、キャリア構成比などをデータで可視化。求人数が3年で1.6倍、高年収比率の拡大やシニア人材不足といった市場の実態が把握できます。
転職活動でどう活用すればいい?
自分が強いフェーズ(0→1/グロース/データ基盤等)をレポートで照らし合わせ、年収レンジや企業タイプを参考に応募先を絞るのが有効。必要なら同社の相談窓口から専門支援を受けて戦略を練ると成功率が上がります。

プロダクト人材争奪戦の最前線とレポート公開の位置付け

株式会社クライス&カンパニー(本社:東京都港区、代表取締役社長:丸山 貴宏)は、プロダクトマネージャー(PdM)領域の転職支援で蓄積した独自データを基に、「プロダクトマネージャー転職市場レポート」を公開しました。公開日は2025年12月11日で、同日付のリリースとしてレポートの要点が発表されています。

本レポートは、求人件数・採用動向・年収・求められる経験要件などを網羅的に分析し、プロダクトマネジメントが企業競争力の中核機能として位置づけられる中での市場構造の変化を可視化しています。レポートの全文は公開ページで閲覧可能です。

  • レポート公開日:2025年12月11日 17:00
  • 提供者:株式会社クライス&カンパニー
  • レポート閲覧リンク:https://www.kandc.com/eng/report/
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なぜ今プロダクトマネージャーなのか

近年、企業経営において「プロダクトを中心に事業を伸ばす」方針が広がっています。SaaSやIT企業だけでなく、流通、金融、製造など幅広い業界がDXを推進する過程でプロダクトマネージャーを採用するケースが増加しています。

レポートはこうした潮流を背景に、プロダクトマネジメントが企業変革の中核機能になりつつあることを示すデータを提示し、転職市場における構造的な変化を読み解くための材料を提供しています。

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求人動向と年収トレンド:数値で見る市場拡大

本レポートによると、プロダクトマネージャーの求人数は全企業規模で増加しており、直近3年間で1.6倍に拡大しています。この拡大は単にITベンチャーに限らず、大企業のDXや新規事業立ち上げに伴う採用需要の増加が下支えしています。

求人の増加は年収レンジにも影響を与えており、特に高年収レンジの比率が拡大しています。2024年度には年収1,500万円以上の求人が全体の約20%を占める水準に達し、年収の中央値はおおむね1,000万円前後で安定していると報告されています。

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企業規模・フェーズ別の特徴

企業規模や成長フェーズ別に求められる役割やスキルは明確に異なります。大企業では流通・小売や金融、保険などの分野でDXの進展に伴い新規ポジションや子会社設立による採用が拡大しています。

成長ステージの企業では、マルチプロダクト戦略やコンパウンド戦略を推進するために、TechPMやデータ基盤PMといった専門職が増加しており、スピード感に合わせた多様なニーズが生まれています。50名以下〜100名規模の企業では、PMF(プロダクトマーケットフィット)フェーズにおける顧客理解と事業拡大を担うポジションとしての重要性が高まっています。

項目 傾向
求人数増加 3年で1.6倍、全規模で増加
高年収レンジ 年収1,500万円以上が2024年度で約20%
年収中央値 約1,000万円前後で安定
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ビジネスモデル別の求められる力

ビジネスモデル別に見ると、BtoB領域が約7割を占め、業務系SaaSや企業向けプロダクトでの採用が中心です。BtoBでは業務フロー理解や複雑なステークホルダー調整力が重要視されます。

BtoCではプロダクトマネージャー自身がユーザー体験を観察しやすいため、行動データやA/Bテストを高速で回すデータドリブンな意思決定能力が求められます。市場拡大に伴い、業界や事業モデルごとの役割やスキルが明確に分かれてきており、キャリア形成において自身の強みを見極めることが重要です。

転職支援実績が示す応募者・採用側の実態とスキル要件

クライス&カンパニーの転職支援実績を分析すると、キャリアステージ別の応募比率としてジュニアが42.9%、ミドルが31.2%、シニアが13%、未経験が13%という構成比が明らかになっています。市場の中心はジュニア・ミドル層であることが読み取れます。

採用決定の中心は実務経験があり次の成長ステージを目指す層で、企業の約7割がこの層を採用している傾向があります。一方で企業側はシニアクラスの人材を強く求めているにもかかわらず、シニア人材が不足している点が課題として挙げられています。

求められる具体的な役割と経験

求められる役割は多様化しており、「0→1」「グロース」「データ基盤」「AIプロダクト」など、事業ステージや組織構造に応じて期待値が大きく異なります。AI活用が前提となる企業も増え、AIプロダクトマネージャーの採用が目立つ点も特徴です。

キャリア形成の観点では、自分が最も力を発揮できるフェーズの明確化と、中長期で積むべき経験を意識した選択が重要になります。トレンドに流されず市場の構造変化を理解しつつ主体的にキャリアを築く姿勢が求められます。

  • キャリア構成比:ジュニア42.9%、ミドル31.2%、シニア13%、未経験13%
  • 企業ニーズ:ミドル層の採用が中心(採用企業の約70%)
  • 採用上の課題:シニア人材の顕著な不足

レポート詳細・相談窓口と企業情報の整理

レポート全文および関連情報はウェブ上で提供されています。各種相談窓口も整備されており、PdM領域に関する転職・中長期キャリア相談、企業側の採用問い合わせが可能です。以下にレポートの閲覧・相談窓口と企業情報を整理します。

掲載されている各リンクは次のとおりです。詳細なデータや深掘り分析はレポート本文で確認できます。

レポート全文
https://www.kandc.com/eng/report/
プロダクトマネージャー専門サイト
https://www.kandc.com/eng/
転職相談(エントリーフォーム)
https://www.kandc.com/vc/entry/
中長期のキャリア相談(エントリーフォーム)
https://www.kandc.com/vc/entry-pre/
PdM採用に関するエントリー
https://www.kandc.com/eng/entry/
採用を検討する企業向けフォーム
https://www.kandc.com/kc-saiyo/service/#03

会社概要の主要情報も以下に記載します。事業者情報や事業内容、所在地などは公表情報に基づき記載しています。

項目 内容
会社名 株式会社クライス&カンパニー
所在地 〒105-0021 東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留2F
代表取締役社長 丸山 貴宏
事業内容 ヘッドハンティング事業、人材紹介事業(厚生労働大臣許可番号13-ユ-040184)、人事・採用のコンサルティング事業
ビジョン 「志あるハイクラス転職を、クライスと」
公式サイト https://www.kandc.com/

上記のリンクからレポートの全文や詳細データ、各種相談窓口にアクセス可能です。プロダクトマネジメント市場の最新動向と転職市場の構造変化を理解する資料として、有用なデータが整理されています。

本記事で触れた主要ポイントのまとめ
テーマ 要点
求人数の推移 全企業規模で増加、3年で1.6倍
年収トレンド 高年収(1,500万円以上)が増加し、2024年度で約20%/中央値は約1,000万円
ビジネスモデル BtoBが約7割、BtoCはデータドリブンなUX判断が重要
キャリア構成比 ジュニア42.9%、ミドル31.2%、シニア13%、未経験13%
採用課題 シニア人材の不足と多様化する専門領域(AI、データ基盤等)への対応
参考・相談先 レポート/専門サイト/転職相談フォーム等(本文内リンク参照)

今回のレポートは、プロダクトを中心に事業を構築する企業が増加する環境下での採用・年収・スキルニーズを網羅的に示しています。レポート本文では各種データの詳細分析も掲載されており、転職を検討する個人や採用を検討する企業にとって参考にできる情報がまとめられています。

参考リンク: