12/16配信：古龍ゴグマジオス登場＆8人クエスト導入

黒く粘性の液体に覆われた古龍「ゴグマジオス」――特殊クエストで最大8人の協力討伐へ

株式会社カプコンは2025年12月11日17時22分付で発表したプレスリリースにて、『モンスターハンターワイルズ』の無料タイトルアップデート第4弾の内容を公開した。中心となる新モンスターは古龍種の「ゴグマジオス」。全身を黒く粘性の高い液体が覆い、背中に撃龍槍のようなものが突き刺さった外見を持つことから別名「巨戟龍」とも呼ばれる個体である。

ゴグマジオス討伐クエストは特殊仕様で、最大4人のプレイヤーハンターと4人分のサポートハンターを合わせた計8名体制で挑む形式が採用される。公開された映像は「モンスターハンターショーケース」にて披露され、12月16日（火）配信予定のアップデートで導入される。

出現条件とクエストの受注要件

ゴグマジオスのクエストはHR（ハンターランク）100以上が受注可能条件で、メインミッション「萌芽の産声」をクリアした後に開放される仕様となっている。エクストラミッションのクリアで、周回用の常設イベントクエストが解放される旨も明示されている。

クエスト中はナディアやファビウスらサポートハンターと協力して討伐を目指す構成で、参加形式やサポート構成が戦術に影響を与えることが予想される。これにより、一部のクエストで見られるソロ攻略と大人数攻略の両方の難易度バランスが意図的に設計されている。

報酬と生産可能な装備

ゴグマジオスの討伐で得られる専用素材は新たなハンター防具やオトモ装備の生産に使用可能であり、プレイ進行と装備強化のための新素材が追加される。特に高い攻撃力を有するモンスターに対抗するための防具やオトモ装備のラインナップが期待される。

さらに、ゴグマジオスのエクストラミッション報酬を材料にした常設周回クエストの開放により、必要素材の入手が継続的に行えるようになる点も明記されている。

装備強化と武器仕様の拡充――「巨戟アーティア武器」と防具の限界突破

今回のアップデートではエンドコンテンツの拡充として、ゴグマジオス専用素材を用いることで「巨戟アーティア武器」への強化が可能となる。「レア度8のアーティア武器」を素材で強化することで新カテゴリの武器が生成できる仕様が導入される。

既存の強化元に付与されていたボーナスは継承されるため、既存武器の運用や収集がそのまま活用できる点も特徴である。新武器にはシリーズスキルとグループスキルがそれぞれ1種類ずつランダムで付与される。

強化・復元・スキル再付与の詳細

強化関連の新要素として「巨戟復元強化」が導入される。これは既に発動している復元ボーナスのカテゴリを継承するか、リセットするかを選択して強化を行える機能で、狙った復元ボーナスを発動させやすくするための仕組みとなっている。

また「スキルの再付与」では専用素材を消費してシリーズスキル・グループスキルの再抽選（リロール）を行うことが可能になる。これにより、目当てのスキル構成を狙った装備作成がより戦略的に行える。

防具の限界突破強化とスロット拡張

HR100以上で行える「限界突破強化」によって防具の強化上限が拡張される。鎧玉による強化の上限拡張が行えるほか、レア5・6の防具では装飾品スロットが強化されるため、カスタマイズの幅が広がる。

これらの強化によって、高い攻撃力を持つゴグマジオスやほかの高難度クエストに対抗するためのビルド構築が推奨される。プレイヤーは装飾品のスロット増加や強化上限拡張を見据えた装備更新を行う必要がある。

追加モンスター、サポートハンター、イベントとDLCの詳細

アップデート第4弾ではゴグマジオス以外にも多数の追加要素が発表された。歴戦王の追加や新たなフリークエスト、サポートハンターの追加、各種イベントとダウンロードコンテンツ（DLC）の配信などが含まれる。

公開情報はデジタル番組「モンスターハンターショーケース」を通じて紹介され、12月16日（火）に各種コンテンツやクエストが配信開始となる予定である。

新たな高難度フリークエストと狩猟演習

フリークエストとして複数の★9モンスターが出現する高難度クエストが追加される。これらのフリークエストは報酬として特別なネームプレートを入手可能であるが、クエストに途中参加した場合は入手できない点に注意が必要である。

また、歴戦個体★9の練習用フリークエスト「狩猟演習クエスト」も追加されるため、腕に自信のあるハンターだけでなく、練習を重ねたいプレイヤーにも挑戦機会が提供される。

サポートハンターと歴戦王の導入

ゴグマジオスのクエストにはライトボウガンのサポートハンター「ナディア」が同行するほか、鉄の隊に所属する大剣のハンター「グリフィン」、白夜隊に所属するライトボウガンのハンター「夜霧」が新たに登場する。

さらに、歴戦の個体より更に強力な「歴戦王ジン・ダハド」が追加される。歴戦王ジン・ダハドの専用素材で新たなハンター防具やオトモアイルーの装備が生産可能となる。歴戦王ジン・ダハドはHR100以上を対象とした歯ごたえあるクエストで、常設イベントクエストとしては2025年12月24日（水）より配信される。

DLC配信内容（無料・有料）およびイベントクエスト

12月16日（火）より各種ダウンロードコンテンツが配信される。無料DLCとしては、懐かしのポーズ4種類の追加フォトポーズと、狩人の身だしなみチケット及びオトモの身だしなみチケットを追加で無料配信する。これらのチケットは、発売時に配信した1枚目の無料チケットの使用状況に関わらず使用可能であり、12月16日以降に各デジタルストアから入手できる。

有料DLCとしては「コスメティックDLCパック4」を配信。今回は新たに14武器種のハンター武器の重ね着装備がラインナップに追加される。コスメティックDLCパック4に含まれるDLCは単体購入も可能であり、本パックは「コスメティックDLCパス」には含まれない点が明記されている。

イベントクエストについては、特別な装備が生産できるものや、防具強化に必要な重鎧玉を入手しやすいものなど多様なクエストが順次配信される予定である。

季節イベント「交わりの祭事【祝謡の儀】」

季節イベント「交わりの祭事【祝謡の儀】」は2025年12月19日（金）から2026年1月14日（水）まで開催される。大集会所の装飾変更、特別な食事、限定装備、ジェスチャー、簡易キャンプの装飾などが入手可能となる。

開催期間中はログインボーナスやイベントクエストが配信されるほか、ファビウスに加えナディアもサポートハンターとして同行可能になる旨が案内されている。プレスリリース内では大集会所の装飾が煌びやかになると説明されている。

配信スケジュール、ロードマップ、関連イベント

プレスリリースは12月16日（火）のタイトルアップデート第4弾が配信されることを正式に告知している。加えて、同日より各種DLCが配信開始となることも明記されている。発表時点での情報は日本国内向けであり、変更となる可能性が示されている。

なお、タイトルアップデート第4弾をもって『モンスターハンターワイルズ』での新たな追加モンスターを含む大型アップデートは最後となる予定だが、以降もSteam版の安定度向上を目的としたパッチ配信や、2026年2月18日（水）に歴戦王の追加を含む最終アップデートが予定されている。

2026年2月18日（水）予定の最終アップデート内容（公表分）

最終アップデート（2026年2月18日配信予定）で予定されている主な内容は次の通りである。歴戦王アルシュベルドの登場、オリジナル武器・チャームデザインコンテストで最優秀作品に選ばれた武器とチャームの実装、ならびに『モンスターハンターストーリーズ3　～運命の双竜～』発売を記念したコラボコンテンツの配信である。

コラボコンテンツでは、主人公とともに冒険するロイヤルアイルー「ルディ」のなりきりオトモ防具や特別なチャームが登場する予定であり、これらは最終アップデートの詳細発表時に改めて案内されるとされている。

モンスターハンターフェスタ’26と狩王決定戦

関連イベントとして「モンスターハンターフェスタ’26」が2026年2月22日（日）に幕張メッセで開催される。あわせて「モンスターハンターワイルズ　狩王決定戦 2026」も同日開催予定で、全国のハンターが腕を競い合うイベントとなる。詳細は順次発表される。

公式サイトおよび公式Xアカウントでの情報発信が案内されており、公式サイトのURLは次の通りである：https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/。また公式Xアカウントは https://x.com/MH_Wilds である。

記事の要点一覧

以下は本記事で扱った最新アップデート第4弾の主要項目を整理した表である。配信日、要件、主要追加要素、イベント日程などを一目で確認できるようにまとめている。

本稿ではプレスリリースに含まれる全ての公開情報を網羅的に整理した。発表された日付・配信予定日・条件・追加要素はいずれもリリース時点の日本国内向け情報であり、開発・検証の都合により変更となる場合がある点に留意されたい。