12/20-21開催 VketReal 2025 Winter 出展ブース注目体験

リアルとバーチャルをつなぐ新たな体験──VketReal 2025 Winter 概要

世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット（Vket）」から派生したXR体験イベント「VketReal 2025 Winter」が、2025年12月20日（土）〜21日（日）に秋葉原UDX 2F アキバ・スクエアで開催されます。主催は株式会社HIKKY。今回のテーマは「トビラを開け！バーチャル⇄リアルで未来と出会おう！」で、バーチャルとリアルの境界を越えた体験を来場者に提供することを目的としています。

VketRealは、VR機器や専門知識がなくても気軽にXRコンテンツを体験でき、遠隔地のVRユーザーはアバター姿のまま参加可能な「ハイブリッド型イベント」です。年に2回、Vketの開催時期に合わせて実施されており、2023年の開始以来、企業や自治体、プラットフォーマー、地域店舗などと連携しながら実証的な「場づくり」を推進しています。

イベント名

VketReal 2025 Winter

主催

株式会社HIKKY

開催日

2025年12月20日（土）〜21日（日）

会場

秋葉原UDX 2F アキバ・スクエア

公式サイト

https://vket.com/lp/2025Winter_real

公式X

https://x.com/VketReal

来場者向けDiscord

https://discord.gg/uN6KMdD34t（QRコードからの参加案内あり）

出展企業と体験メニューの詳細：ここでしか出会えないコンテンツ群

出展企業ごとに用意されたブースは、バーチャル側からもリアル側からも参加できるコンテンツが中心です。以下に、発表された全出展企業とその提供内容を漏れなく整理します。

各ブースは体験内容や配布物にそれぞれ条件や数量の制限があるため、来場前に公式サイトやDiscordでの最新情報確認が推奨されます。

NTTアーバンソリューションズ：ボックス型サイネージによる没入型XR「パラリアルステージ」

NTTアーバンソリューションズは、5画面を連結したボックス型サイネージ「イマーシブビジョン」を用いたXRアトラクション「パラリアルステージ」を出展します。リアル陣営・VR陣営に分かれて対戦するタワーディフェンス形式のゲームで、バーチャル参加者とリアル参加者が同じゲーム世界で協力・競争します。

「イマーシブビジョン」はボックス内の視野角全体を映像で包み込む構造を持ち、ボックス内部に入るだけで装着型のVR機器を使用したかのような没入体験を得られる点が特長です。主催発表では国内初のボックス型サイネージによるバーチャル⇆リアル接続型XRアトラクションとして紹介されています（※1）。

• 体験内容：リアル・VR混合のタワーディフェンスゲーム「パラリアルステージ」
• 技術要素：5画面連結のボックス型サイネージ「イマーシブビジョン」
• 補足：※1 当社調べ、12月11日時点での情報です。 ※2 イマーシブビジョンはボックス型サイネージで、入るだけで手軽に没入体験が可能な仕様です。

シャープ：超軽量VRグラス「Xrostella VR1」とベッド体験

シャープは自社開発の軽量VRグラス「Xrostella VR1」を体験できるブースを出展します。特徴は約198gという軽量ボディで、長時間の装着でも負担が少ない点が強調されています。

展示では「ベッドに寝転んで体験する“寝転びVR”」を用意するほか、立位での体験も可能です。従来の重たいヘッドマウントディスプレイ（HMD）とは異なる着脱感や装着の快適性が訴求されます。

製品名

Xrostella VR1（約198g）

体験形態

ベッド上での寝転び体験／立位体験

日本中央競馬会（JRA）：VRジョッキー体験とARカード配布

JRAブースでは、ジョッキー目線の映像をヘッドマウントディスプレイで視聴しながら乗馬マシンに乗ることで、競馬の臨場感を再現したVRジョッキー体験が提供されます。実際の騎乗感覚を模した体験で、競馬の魅力をVRを通じて伝えることを目的としています。

また、競走馬とVketちゃんがコラボしたオリジナルのARカードが配布されます。カードのQRコードを読み取ると、スマートフォン上で馬に乗ったVketちゃんが出現し、撮影してSNS投稿が可能です。投稿の際はハッシュタグ「#踏み切ってジャンプ」が推奨されています。

• 体験：VRジョッキー（乗馬マシン＋HMD）
• 配布物：ARコラボカード（QRコードでVketちゃんのAR出現）
• SNS投稿案内：ハッシュタグ「#踏み切ってジャンプ」

仲村製茶：V茶（第2弾）抹茶ラテのサンプル配布

静岡茶の仲村製茶は、VketRealとコラボしたお茶シリーズ「V茶（ぶいちゃ）」の第2弾として、粉末タイプの抹茶ラテサンプルを配布します。前回展開の「水出し日本茶V茶」は好評であったことが紹介されています。

サンプルは有料エリア入場の整理券を配布する際に同時に配布される予定で、配布数量に達し次第終了となります。来場者は配布条件と数量に注意してください。

1. 配布対象：有料エリア入場の整理券を受け取る方
2. 配布物：粉末抹茶ラテ「V茶（ぶいちゃ）」サンプル
3. 注意点：予定配布数がなくなり次第終了

アース製薬：モンダミン協賛のV決闘コラボ

アース製薬は、38年ぶりに全面リニューアルした洗口液「モンダミン」の魅力を伝えるため、VketReal内で人気を集めるゲーム「V決闘」に協賛します。ゲーム参加者にはプレイ特典としてモンダミンが配布されます（数量限定）。

今回のV決闘はバーチャルとリアルの協力プレイを取り入れており、リアル側プレイヤーがマネキン型コントローラーを持ち上げるとVR側の参加者の動きに連動するユニークな仕組みがあります。リアル参加者がVR参加者をお姫様抱っこした状態でゴールを目指すといった連携プレイが想定されています。

• 協賛商品：モンダミン（全面リニューアル）
• 体験形式：バーチャル⇄リアルの協力プレイ（マネキン型コントローラー連動）
• 配布制限：プレゼントは予定数がなくなり次第終了

株式会社diVRse：ぬいぐるみシリーズと新作「赤ちゃんムルル」

diVRseのブースでは、人気VRアバター「狐akyo」の1mサイズぬいぐるみが展示されるほか、既存のアバターぬいぐるみシリーズの再販が行われます。今回の新作として「赤ちゃんムルル」がミニサイズで登場し、サイズ・価格ともに手に取りやすく設定されています。

また「ふゆうちゃんリュック」などの関連グッズも揃い、ぬいぐるみを入れて持ち運べる仕様も用意されています。コレクターやファン向けの物販と展示が中心です。

主な商品

狐akyo 1mぬいぐるみ、赤ちゃんムルル（ミニサイズ）、ふゆうちゃんリュック 等

販売形態

物販・再販あり

VRChat：スタッフ来日と大型スクリーンによる国際交流ポータル

VRChatはスタッフ来日を予定しており、ブースでは来場者がスタッフやゲストと直接話せる「ポータル」を設置します。大型スクリーンと専用マイクを通じて海外のVRChatスタッフとも会話ができ、複数国のスタッフ・ゲストと交流する機会が用意されます。

さらに、VRChatの新機能に関する紹介も行われます。紹介内容にはフェイストラッキング体験、Shopタブ、ギフト機能などが含まれ、プラットフォームの最新動向が展示されます。

• 注目点：来日スタッフと来場者の対話、海外スタッフとの中継交流
• 紹介機能：フェイストラッキング体験、Shopタブ、ギフト機能 など

会場での案内、参加方法、注意事項

来場者向けには専用Discordサーバー（https://discord.gg/uN6KMdD34t）で最新情報や会場運営の案内をリアルタイムに配信しています。Discordは情報をカテゴライズした構成で、現地での行動に役立つ運営案内が受け取れるよう設計されています。

公式X（旧Twitter）や公式サイトでもイベント情報の更新が行われます。参加前に各種案内を確認し、配布物や体験の条件、数量制限などを把握しておくと現地での動線がスムーズになります。

1. 公式サイトにてイベント概要を確認：https://vket.com/lp/2025Winter_real
2. 最新情報は公式X（https://x.com/VketReal）で確認
3. 来場者向けDiscordに参加して当日の運営情報を取得：https://discord.gg/uN6KMdD34t
4. サンプル配布やプレゼントは数量限定のため、配布条件を事前に確認

本文で扱った情報の整理（要点一覧）

ここまでに紹介したイベントの主要情報と各出展内容を表形式で整理します。整理した内容は、会場での行動計画や参加前の確認事項として利用できます。

上の表は本記事で扱った主要点を取りまとめたものです。出展各社の体験内容や配布物には数量や配布条件が設定されているため、参加予定の方は公式サイトやDiscord等で当日の最新情報を確認すると、現地での行動計画を立てやすくなります。

（注記）NTTアーバンソリューションズの「国内初」の表記は、発表時点（2025年12月11日）での主催者側の調査によるものであること、及び「イマーシブビジョン」の定義については5画面のサイネージを繋いだ巨大なボックス型サイネージであることを本稿内で示しました。