12/19開始 伊藤潤二POP UP STORE 全国巡回
ベストカレンダー編集部
2025年12月11日 21:45
伊藤潤二 POP UP展
開催期間:12月19日〜1月15日
伊藤潤二の物語が書店に広がる ― 開催の狙いと基本情報
丸善ジュンク堂書店は、ホラー漫画家・伊藤潤二氏の作品世界を深く体験できる特別企画「伊藤潤二 POP UP STORE」を開催します。プレスリリースは2025年12月11日12時00分に発表され、初回開催は2025年12月19日(金)からとなります。本企画は氏の代表作群を取り上げ、書籍販売にとどまらないオリジナルグッズや複製原画の展示受注販売を通じて、作品世界の魅力を多角的に提示することを目的としています。
今回のPOP UP STOREで取り上げられる作品は、『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』(講談社刊)、『伊藤潤二傑作集』(朝日新聞出版刊)、『うずまき』、『ギョ』(小学館刊)の4作品です。特に、これまでグッズ化の機会が希少であった『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』のアイテムを数多く展開する点が大きな特徴となっています。
- 発表日:2025年12月11日 12:00
- 開催開始:2025年12月19日(金)
- 主催:丸善ジュンク堂書店
- 取り上げる作品:『猫日記 よん&むー』『伊藤潤二傑作集』『うずまき』『ギョ』
全国巡回スケジュールと各店の開催情報
本POP UP STOREは全国巡回形式で実施され、各地域の丸善・ジュンク堂の複数店舗で順次開催されます。開催期間は店舗ごとに設定されており、会期中はオリジナルグッズの販売のほか、店舗限定の展示や複製原画の受注販売(一部店舗のみ)も予定されています。
下表は、プレスリリースに記載された各開催期間と店舗の所在地を網羅した一覧です。住所情報も併記しているため、来場の際の参考にできます。
| 期間 | 店舗 | 住所 |
|---|---|---|
| 2025年12月19日(金)~2026年1月15日(木) | MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 1F催事スペース | 大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町 |
| 2026年1月23日(金)~2026年2月15日(日) | MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店 | 北海道札幌市中央区南1条西1-8-2 高桑ビル B2~4F |
| 2026年1月23日(金)~2026年2月15日(日) | 丸善 仙台アエル店 | 宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AER 1F |
| 2026年1月23日(金)~2026年2月15日(日) | 丸善 ラゾーナ川崎店 | 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ 1F |
| 2026年3月上旬~3月下旬 | ジュンク堂書店 名古屋栄店 | 愛知県名古屋市中区新栄町1-1 明治安田生命名古屋ビル B1~B2 |
| 2026年3月上旬~3月下旬 | ジュンク堂書店 広島駅前店 | 広島県広島市南区松原町9-1 エールエールA館 6F |
| 2026年3月上旬~3月下旬 | 丸善 博多店 | 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ 8F |
| 2026年4月中旬~2026年5月上旬 | 丸善 丸の内本店 | 東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ 1~4F |
| 2026年4月中旬~2026年5月上旬 | 丸善 京都本店 | 京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL B1~B2 |
| 2026年4月中旬~2026年5月上旬 | ジュンク堂書店 那覇店 | 沖縄県那覇市牧志1-19-29 D-naha 1~3F |
| 2026年6月上旬以降 | ジュンク堂書店 池袋本店 | 東京都豊島区南池袋2-15-5 |
| 時期未定 | ほか5店舗で展開予定 | 詳細は追って発表 |
各店舗の開催期間は異なるため、来場予定の店舗と会期を確認のうえ訪れる必要があります。複製原画の展示・受注販売は「一部店舗のみ」と明記されているため、該当店舗の情報確認が必要です。
巡回の後半には、首都圏や地方大都市での開催が続き、沖縄(那覇店)まで全国的に展開する計画が示されています。会場ごとに展示形態や在庫状況が異なる可能性がある点にも留意してください。
展示内容とオリジナルグッズの全容
POP UP STOREでは、対象作品の世界観を表現した丸善ジュンク堂書店オリジナルのグッズが多数用意されます。とくに、グッズ化の機会が比較的少なかった『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』関連アイテムを数多く取り揃えている点が強調されています。
さらに、『伊藤潤二傑作集』を基にした複製原画11点の展示受注販売が行われます。この複製原画は展示のみならず受注販売(購入申し込みを受け付ける形式)となり、実物に近い形で原画のイメージを所有できる機会が提供されます。ただし、この複製原画の展示受注販売は一部店舗のみでの実施です。
主なグッズラインナップ(プレスリリース記載分)
プレスリリースに記載された具体的な商品名と税込価格は以下の通りです。これらは会場限定の先行販売や会期中の取り扱いを予定しているアイテム群に含まれます。
- 油性ボールペン Opt.「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」:1,000円(税込)
- ひと『コマ』ホルダー 伊藤潤二の猫日記 よん&むー「よんはやっぱり変な猫」:850円(税込)
- クリアマルチケースS 伊藤潤二 死びとの恋わずらい:800円(税込)
- コンパクトミラー 伊藤潤二「双一前線」淵さん:1,800円(税込)
- ひと『コマ』ホルダー 伊藤潤二傑作集「富江・もろみ」:850円(税込)
上記以外にも多数のオリジナル商品が用意されている旨が明記されています。詳細は会場で配布されるグッズリストや店舗の案内を参照する必要があります。
展示や販売に関する注意点として、商品によっては会期中に品切れとなる可能性がある点、そして複製原画の受注販売が実施される店舗が限定される点が挙げられます。会場・期日による取り扱いの差異については事前確認が推奨されます。
伊藤潤二の歩みと国際的評価
伊藤潤二氏は1963年7月31日、岐阜県中津川市で生まれ、1986年に投稿作『富江』で佳作を受賞してデビューしました。その後、歯科技工士を辞め、漫画家業に専念。『道のない街』『首吊り気球』『双一』シリーズや『死びとの恋わずらい』などの著名作品を発表し、日本国内のみならず海外でも高い評価を得ています。
氏の国際的な評価は多数の受賞歴からも明らかです。米国アイズナー賞では2019年に『伊藤潤二傑作集10巻 フランケンシュタイン』(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞したのを契機に、通算4度の受賞に至っています。さらに2023年には仏国アングレーム国際漫画祭で「特別栄誉賞」を受賞し、米国サンディエゴ・コミコンでは「インクポット賞」を受賞しました。2025年には米国アイズナー賞にて殿堂入り(Hall of Fame)を果たしています。
- 生年月日
- 1963年7月31日
- 出身地
- 岐阜県中津川市
- デビュー作
- 投稿作『富江』(1986年、佳作受賞)
- 代表作
- 『富江』『うずまき』『ギョ』『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』ほか
- 主な受賞歴
- 米国アイズナー賞(複数回、2019年ほか)、仏アングレーム国際漫画祭 特別栄誉賞(2023年)、サンディエゴ・コミコン インクポット賞、アイズナー賞殿堂入り(2025年)
- 公式X(旧Twitter)
- https://x.com/junjiitofficial
要点整理(本記事の情報を表でまとめる)
以下の表は、本記事で紹介したPOP UP STOREの主要情報をわかりやすく整理したものです。開催期間、会場、対象作品、主なグッズ例、展示(複製原画)情報などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 伊藤 潤二 POP UP STORE in 丸善ジュンク堂書店 |
| 発表日時 | 2025年12月11日 12:00(プレスリリース発表) |
| 初回開催 | 2025年12月19日(金)~2026年1月15日(木) MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 |
| 巡回期間 | 2025年12月~2026年6月以降(各店で異なる) |
| 主な開催店舗(一部) | 梅田店、札幌店、仙台アエル店、ラゾーナ川崎店、名古屋栄店、広島駅前店、博多店、丸の内本店、京都本店、那覇店、池袋本店(ほか5店舗予定) |
| 対象作品 | 『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』『伊藤潤二傑作集』『うずまき』『ギョ』 |
| 展示 | 『伊藤潤二傑作集』を基にした複製原画11点の展示受注販売(※一部店舗のみ) |
| 主なグッズ例(価格) | 油性ボールペン Opt.(猫日記)1,000円、ひと『コマ』ホルダー(よん)850円、クリアマルチケースS(死びとの恋わずらい)800円、コンパクトミラー(双一前線)1,800円、ほか |
| 備考 | 商品・展示は会場により取り扱いが異なる場合あり。複製原画は一部店舗での受注販売。ほか5店舗での展開予定あり。 |
| 参照(公式) | X(旧Twitter): https://x.com/junjiitofficial |
本企画は伊藤潤二氏の作品世界を物理的に体験できる機会を提供するものであり、各地の書店が連携して全国巡回を行う形で実施されます。開催期間や展示内容、グッズの取り扱いは店舗ごとに異なるため、訪問前に該当店舗の案内を確認することが適切です。