名古屋発 教員チームの新作 柑橘×和ハーブの「Botanist Ale」

ボタニストエール発売

開催日:12月11日

ボタニストエール発売
Botanist Aleってどんな味なの?
ゆず・かぼすの柑橘トップノートにジュニパーベリーやクロモジの和ハーブが重なり、IPA風の柑橘香を保ちながら苦味と度数を抑えた、料理に合わせやすい軽やかな飲み口です。
どこで買えるの?
まずは醸造所での限定先行販売を行い、その後段階的に飲食店や小売店へ卸す予定。名古屋東区の取扱店や公式ショップで順次案内されます。

名古屋・東区から生まれた教育現場発のクラフトブルワリー

名古屋市東区に拠点を置く株式会社Dragon Brewingは、2025年9月に開業したマイクロブリュワリーです。運営は現役の中高教員が関わる事業で、クラフトビールを通じた新しい学びと地域連携を掲げています。

当社は開業から約3か月の間に、地元の飲食店や小売店での取り扱いが拡大し、地域の情報誌、Webメディア、ラジオなど複数の媒体で取り上げられてきました。今回、同社はブランドの新たな定番となる第3作目のビールを発表しています。プレスリリース発表日時は2025年12月11日 23時15分です。

Dragon Brewing、第3弾の新作「Botanist Ale」を発売。果実の香りと料理との調和を追求した柑橘系クラフトビール 画像 2

これまでの製品と評価

Dragon Brewingは「これまでにないフルーツビール」をコンセプトに、無添加・少量生産の果実系ビールを中心に展開してきました。これまでにリリースした製品は次の2種です。

  • ミックスベリーエール:8種類のベリー系果実を贅沢に使用した芳醇な味わいのエール。
  • アップルパイエール:クルトン残渣と規格外の梅を使用し、シナモンが香るエール。

いずれの製品も高価格帯の飲食店や百貨店で評価され、和食・洋食・中華を問わず幅広い料理とのペアリングに採用されています。こうした実績が、今回の新作開発にもつながっています。

Dragon Brewing、第3弾の新作「Botanist Ale」を発売。果実の香りと料理との調和を追求した柑橘系クラフトビール 画像 3

『Botanist Ale』— 柑橘と和ハーブで描く新しい食中酒

Dragon Brewingが新たに発売する第3の定番ビールはBotanist Ale(ボタニストエール)です。本商品は飲食店からの要望を受けて開発され、「料理と合わせやすい柑橘系の香り」を持ちながら、IPAの雰囲気を保ちつつ飲みやすいことを目指しています。

開発にあたっては麦芽とホップの配合を再設計し、柑橘アロマを前面に出しつつアルコール度数と苦味を抑えることで、IPAに慣れていない層でも楽しめるバランスを実現しています。

Dragon Brewing、第3弾の新作「Botanist Ale」を発売。果実の香りと料理との調和を追求した柑橘系クラフトビール 画像 4

香りと味わいの構成要素

Botanist Aleは柑橘と和ハーブを組み合わせることで、爽快感と透明感のある飲み口を作り上げています。具体的な素材は以下のとおりです。

柑橘系果実
ゆず、かぼすなどの柑橘が軽やかなトップノートを形成します。
ジュニパーベリー
ジンの原料としても知られるジュニパーベリーが爽やかな香りの輪郭をつくります。
クロモジ(和ハーブ)
落ち着きのある和の香りが味のグラデーションを補完します。

これらの素材が相互に作用し、あくまで食事を引き立てる「食中酒」としての性格を持ちながら、単体でも楽しめるアロマと飲み口を提供します。

料理との相性と流通計画

Botanist Aleは特に脂の多い料理、天ぷら、中華料理、洋食のグリルなど幅広いメニューと調和することを意図して設計されています。苦味を抑えた設計のため、IPAの強い個性が苦手な人やクラフトビール初心者にも向きます。

流通については、まず醸造所での限定先行販売を行い、その後順次飲食店・小売店への卸売を進める計画です。現在Dragon Brewingは飲食店や小売店での取り扱い拡大を進めており、今回も各チャネルへ段階的に展開する方針が示されています。

導入先とメディア露出

開業から3か月間での評価により、高価格帯の飲食店や百貨店での取り扱いが増え、和洋中を問わずペアリング採用が確認されています。地域メディアを中心に取り上げられていることが、導入先拡大の追い風となっています。

地域連携とアップサイクル、教育的な取り組み

Dragon Brewingは商品展開にとどまらず、地域資源の循環や教育との接点づくりにも力を入れています。ビール醸造過程で発生するモルト残渣を活用するアップサイクル事業がその一例です。

東区・筒井エリアの菓子店やベーカリーと連携し、モルト残渣を用いた焼き菓子やパンの共同開発を進めています。このプロジェクトには勤務校の高校生も参加しており、廃棄物削減や食品サイクルの学習を実践する教育的な側面を持っています。

2026年に向けた計画

同社は2026年に向け、定番商品の強化、季節商品開発、地域食材とのコラボレーションなどを計画しています。これらはクラフトビールを通じた地域活性化と食文化の発信を目的とした継続的な取り組みとして位置づけられています。

加えて、アップサイクルや若い世代の参加を通じたサステナビリティ教育の実践を継続し、醸造所を中心とした地域資源循環のスキーム構築を目指す方針が掲げられています。

要点の整理

以下の表では、本リリースで伝えられた主要な情報を項目ごとに整理しています。内容を俯瞰しやすくまとめるための一覧です。

項目 内容
企業名 株式会社Dragon Brewing
所在地 愛知県名古屋市東区(醸造所)
開業 2025年9月
プレスリリース日 2025年12月11日 23:15
新商品 Botanist Ale(ボタニストエール)
主な香味素材 ゆず、かぼす、ジュニパーベリー、クロモジ(和ハーブ)
特長 柑橘と和ハーブの軽やかなアロマ、料理との相性重視、アルコール度数抑えめでIPAビギナーにも適合
既存製品 ミックスベリーエール(8種のベリー)、アップルパイエール(クルトン残渣・規格外梅・シナモン)
流通計画 醸造所限定の先行販売→順次飲食店・小売店への卸売
地域連携 東区・筒井エリアの菓子店・ベーカリーとモルト残渣のアップサイクル、勤務校の高校生の参画
メディア露出 地元情報誌、Webメディア、ラジオ等での紹介実績
関連URL https://dragonbeer.base.shop

本稿では、Dragon Brewingが目指す商品設計と地域連携の全体像、既存製品の背景、新作『Botanist Ale』の具体的な素材と狙い、流通計画および教育やアップサイクルを含む地域貢献の取り組みを整理して報告しました。今後の展開は段階的な販売拡大と地域企業・教育機関との共同プロジェクトの深化を軸に進められる見込みです。

参考リンク: