GLICCが問うAI時代の英語教育、新プログラム開始

GLICC 新英語プログラム

開催日:12月12日

誰がこのプログラムを受けられるの?
中高生を中心に、中学受験生、帰国生、国際生、海外大学進学志望者など多様な学習者を対象にGLICC/GIOSで展開されます。
AIチューターって具体的に何ができるの?
24時間利用可能な学びの相棒で、文法や英作文の即時チェック、語彙のニュアンス説明などのフィードバックを行い、対話ログは講師が分析して指導に活かします。

教科書の「範囲」を問い直す学び — フィロソフィカルダイアローグを出発点に

東京都世田谷区の株式会社スタディエクステンション(代表取締役:鈴木裕之)が運営する学習塾GLICCおよびGLICC International Online School(GIOS)は、2025年12月12日 01時10分付のリリースで、AI時代に対応した新しい英語学習プログラムの提供開始を発表しました。今回のプログラムは、従来の「教科書を全部終わらせること」を学びのゴールとする発想を根本から問い直すことを目的としています。

プログラムの中心にはフィロソフィカルダイアローグ(問いから始まる対話)が据えられており、生徒はまず日常や社会から生まれる根本的な問いに向き合い、その問いを日本語と英語の両方で言語化し、他者と対話することを通して考えを深めていきます。教科書の内容は後からSubject(英語・社会・理科・数学等)と接続され、問いを深めるための道具として利用されます。

問いの例と学習の流れ

フィロソフィカルダイアローグで扱う問いは、抽象的かつ根源的なものが想定されており、学習者が自分の価値観や世界の見え方を問い直す契機となります。例えば「幸せを第三者が測定することは可能か」「時代や場所を超えた『正しさ』とは何か」「AIと人間の違いはどこにあるのか」などです。

これらの問いに対して、まずは自分自身の直感や考えを言語化し、英語と日本語の両方で表現します。その後、他者との対話を重ねることで、見解の揺さぶりを受け、必要に応じてSubjectの知識(例えば歴史の事実や理科の概念、数学的考察)に手を伸ばして問いを深めていく学習設計です。

  • 出発点:生活や社会から生まれる問い
  • 言語化:日本語と英語での表現
  • 接続:必要な教科知識を後から導入
  • 到達点:問いを深めるための複合的思考力の育成

AIチューターとプロ講師のハイブリッド — 24時間の学びと長期的なコーチング

プログラムのもう一つの柱は、AIチューターとプロ講師によるコーチングを組み合わせたハイブリッド学習です。AIチューターは24時間365日アクセス可能な「学びの相棒」として、文法の疑問や英作文のチェック、単語のニュアンス説明など、即時のフィードバックを提供します。

一方でプロ講師は、学習の長期的な方向性を設計し、学び方のクセや思考パターンを言語化して指導します。AIでは捉えきれない感情の揺れや学習継続のための動機づけに関しては、プロ講師が伴走することで支援する設計です。

AIチューターの機能と役割

AIチューターは、学習者の即時の疑問解消や習熟度向上をサポートする機能を持ちます。文法チェックや語彙の説明、英作文への簡易フィードバックなどを瞬時に行い、学習の「止まり」を減らすことを目指します。

日々のセルフスタディで生まれたAIとの対話ログやアウトプットは記録され、プロ講師がモニターします。これにより、次のダイアローグや指導に反映させることが可能になります。

AIチューター
・24時間365日利用可能、即時フィードバックを提供。文法・表現・語彙の疑問解消に対応。
プロ講師コーチング
・学習のレール設計、思考の言語化、感情的支援を担当。AIログの分析を通じて個別指導を最適化。

AI時代における「基礎」の再定義 — 何を時間をかけて学ぶべきか

プログラムは、インターネットと生成AIが前提となった現在の状況を踏まえ、従来の「基礎=とにかく暗記すること」「教科書の範囲を終わらせること」を再検討します。かつては情報へアクセスする手段が限られていたため、記憶量が学力の主要指標でしたが、現在は検索やAIにより即時に情報が得られるため、暗記中心の時間配分が合理的でないとしています。

そのうえで新しい「基礎」として、GLICC / GIOSは以下の3点を重視します。

  1. 情報を「知っているか」ではなく、どう使いこなすか
  2. バラバラの知識をつなぎ合わせて、新しい問いやアイデアを生み出す力
  3. AIが提示した答えを鵜呑みにせず、どこまで批判的に読み解けるか

これらの能力は単なる暗記やパターン学習では獲得できません。子ども一人ひとりが『自分は世界をどう見ているか』を問い直し、ことばを通じて思考を深めていくことが重要だとしています。

英語教育の位置づけ

英語学習は点数を取るための手段に留めず、生活や社会に関わる問いを英語で表現・討議する場として位置づけられています。教科書の枠を超えた対話のなかで、AIを情報源として活用しつつ、その情報を自分の頭で噛み砕き、疑い、再構築するプロセスを重視します。

その結果、英語は単なる試験対策ではなく「知恵としての英語」として育てられることを目標としています。

導入対象・展開計画と問い合わせ先 — 要点の整理

GLICC / GIOSは今回のプログラムを皮切りに、フィロソフィカルダイアローグとAIチューターを活用した学びを中高生に広げていく計画です。対象は中学受験生、帰国生、国際生、海外大学進学志望者など多様なバックグラウンドを持つ学習者となっています。

順次カリキュラムの拡充を行い、ダブルディプロマや海外大学進学希望者にも対応できる学習体系へと発展させる予定です。関連するキーワードには「インターナショナルスクール」「オンライン教育」「英語哲学」「海外大学進学」「ダブルディプロマ」「グローバル教育」「21世紀型教育」「STEAM教育」「AI学習」「グローバルアドミッション」が挙げられています。

代表コメント(原文より)

代表取締役 鈴木裕之氏のコメントとして、リリースでは次のように述べられています。

「AIが当たり前に存在する今、昔ながらの『暗記中心・範囲中心の学び』に、これ以上子どもたちの時間を縛りつけておく必要はないと感じています。AIを前提としたうえで、人間にしかできない学び――世界の見え方そのものに光を当て直すEnlightenmentとしての学び――へと、子どもたちを招き入れたい。英語は、その入口として最適なフィールドです。今回のプログラムを通して、単なる点数アップにとどまらない、新しい学びの在り方を社会に提案していきたいと考えています。」

問い合わせ先と関連リンク

本件に関する問い合わせ先は株式会社スタディエクステンション(GLICC / GIOS)です。以下に連絡先と関連URLを示します。

E-mail
admin@glicc.jp
TEL
03-6897-6187
Webサイト
https://glicc.jp/
GLICC International Online School
https://glicc.online/

プレスリリース素材として、リリース内で使用されている画像ファイルのダウンロードも可能である旨が案内されています。

この記事の要点まとめ

以下の表に、本プログラムに関する主要な情報を整理しています。表の後に自然な締めくくりの文章を付しています。

項目 内容
発表者 株式会社スタディエクステンション(GLICC / GIOS)
代表 鈴木裕之
発表日時 2025年12月12日 01時10分
プログラムの核 フィロソフィカルダイアローグ × Subject学習、AIチューター × プロ講師コーチング
重視する新しい基礎 情報の使いこなし、知識の統合による創発力、AI提示情報への批判的読解
AIチューター 24時間365日アクセス、文法や英作文の即時フィードバック、学習ログを提供
プロ講師 学習設計・思考の言語化・感情的支援、AIログの分析に基づく指導
対象 中高生、中学受験生、帰国生、国際生、海外大学進学志望者等
問い合わせ admin@glicc.jp / 03-6897-6187
関連URL https://glicc.jp/ / https://glicc.online/
カテゴリ・キーワード 学習塾・予備校・通信教育、資格・留学・語学、インターナショナルスクール、オンライン教育、英語哲学、海外大学進学、ダブルディプロマ、グローバル教育、21世紀型教育、STEAM教育、AI学習、グローバルアドミッション

以上は、スタディエクステンションが公表したリリースの内容を分かりやすく整理したものです。プログラムはAIを前提とした学び方の設計、フィロソフィカルダイアローグを中心とする学習の組み立て、そしてAIチューターとプロ講師によるハイブリッドな支援体制を特徴としています。今後は対象となる学習者層やカリキュラムの拡充を通じて、国内外のさまざまな学習ニーズへ適応していく計画が示されています。

参考リンク: