保険比較システムAS-BOX導入で提案作成を効率化
ベストカレンダー編集部
2025年12月12日 11:04
AS-BOX導入開始
開催日:12月1日
保険代理店が選んだ新たな比較ツール ― 導入の背景と日程
株式会社アイリックコーポレーションが独自開発した保険検索・比較システム『AS-BOX』を、コア・ライフプランニング株式会社が2025年12月1日より導入しました。アイリックが本件をプレスリリースした日時は2025年12月12日10時00分であり、導入は同年12月1日付で実施されています。
導入の目的は、より多くのお客様へ迅速かつ分かりやすい保険説明を行うためで、コア・ライフプランニングの提案・説明プロセスにAS-BOXを組み込むことで、独自の比較表や提案書を用いた説明が可能になるとしています。以下に本件の基本事項を整理します。
- 発表元
- 株式会社アイリックコーポレーション(代表取締役社長 CEO:勝本 竜二)
- 導入先
- コア・ライフプランニング株式会社(代表取締役:横山 太一)
- 導入開始日
- 2025年12月1日(月)
- プレス発表日
- 2025年12月12日 10時00分
- 関連URL
- https://hs.irrc.co.jp/is-support/as-box
AS-BOXの機能詳細と業務上の効果
AS-BOXは複数保険会社の商品を一括で試算し、異なる保険会社の商品内容を同一書式で並列表示する「商品比較表シート」を生成します。これにより、商品ごとの差分を視覚的かつ体系的に示すことができ、顧客への説明工数を削減しながら理解度を高めることができます。
さらに、申込書連動機能や意向把握・証跡管理機能を備え、ペーパーレス申込への対応、過去データの抽出・管理が可能です。これらの機能が組み合わさることで、事務負担の軽減とコンプライアンス対応の強化が見込まれます。
主な機能の一覧
下記の機能がAS-BOXの中核を成しています。業務フローに組み込むことで、見積りから申込、履歴管理までを一貫して扱うことが可能です。
- 一括試算機能:複数保険会社の商品を同時に比較し、試算結果を取得
- 商品比較表シート生成:異なる保険商品を同一書式で並列表示
- 申込書連動機能:申込処理をシステム内で連動させ、ペーパーレス化に対応
- 意向把握機能:顧客の希望や条件を記録し、提案の根拠を明確化
- 証跡管理機能:過去の提案・申込履歴の抽出と管理
| 機能 | 説明 | 業務効果 |
|---|---|---|
| 一括試算 | 複数社の商品を同条件で試算し比較できる | 提案作成時間の短縮、条件比較の精度向上 |
| 商品比較表シート | 異なる商品を同一書式で並列表示 | 顧客への説明が視覚化され理解が容易に |
| 申込書連動 | 申込書との連動でペーパーレス申込を支援 | 事務負担の軽減、手続きの迅速化 |
| 意向把握・証跡管理 | 顧客意向の記録と提出履歴の管理が可能 | 説明責任の明確化、過去データの再利用 |
導入企業のプロフィールと実務での活用方法
コア・ライフプランニング株式会社は大阪市西区に本社を置き、2010年7月7日に設立されたファイナンシャルプランニングを主体とする保険代理店です。代表取締役は横山太一氏で、生命保険・損害保険の募集や中小企業向けのリスクマネジメント業務を提供しています。
同社はオンライン保険相談サービス「non-meet」を提供しており、対面・非対面の両チャネルに対する提案力がある点が特徴です。AS-BOX導入により、オンライン相談時の資料作成や、来店型相談における提示資料の質向上が期待されます。
コア・ライフプランニングの事業とAS-BOXの連携イメージ
実務面では、顧客のライフプランに合わせた保険選定時にAS-BOXの比較表を作成し、複数商品の差異を明確にしたうえで提案書を生成します。これにより、顧客の意向を反映した商品選定や、提案プロセスの証跡をシステムで一元管理することが可能です。
以下は、コア・ライフプランニングが提供する主なサービス項目です。
- ファイナンシャルプランニング業務
- 生命保険・損害保険の募集に関する業務
- 中小企業のリスクマネジメント業務
- オンライン保険相談サービス「non-meet」
アイリックコーポレーションの事業基盤とプラットフォーム戦略
株式会社アイリックコーポレーションは、東京都文京区に本社を置き、1995年7月に設立されました。代表取締役社長は勝本竜二氏で、東京証券取引所グロース市場に上場(証券コード:7325)しています。資本金は13億5,478万円です。
同社は保険販売事業、ソリューション事業、システム事業を中核に据え、インシュアテック領域のソリューション提供を行っています。提供サービスには保険ショップ『保険クリニック®』や非定型AI-OCRの『スマートOCR®』などがあり、保険流通のデジタル化を進める企業として位置づけられます。
プラットフォーム化に向けた取り組み
プレスリリースでは「人と保険の未来をつなぐ ~Fintech Innovation~」を企業テーマに掲げ、独自開発のシステムを活用して保険ショップ『保険クリニック』の店舗網およびシステムユーザーの拡大を図るとしています。これにより、売り手と買い手を結ぶフィンテックサービスの提供を進め、保険分析・販売支援のプラットフォーマーとして事業を展開していく計画です。
同社が掲げる具体的な活動は下記の通りです。
- 保険クリニック店舗網およびシステムユーザーの拡大
- 独自システムの活用による販売支援機能の強化
- フィンテックを通じた売り手と買い手を結ぶサービス提供
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表者 | 株式会社アイリックコーポレーション(代表:勝本 竜二) |
| プレス発表日時 | 2025年12月12日 10時00分 |
| 導入企業 | コア・ライフプランニング株式会社(代表:横山 太一) |
| 導入開始日 | 2025年12月1日(月) |
| 導入システム | 保険検索・比較システム『AS-BOX』 |
| AS-BOXの主な機能 | 一括試算、商品比較表シート、申込書連動、意向把握、証跡管理 |
| コア・ライフプランニングの主なサービス | FP業務、生命保険・損害保険の募集、中小企業のリスクマネジメント、オンライン相談「non-meet」 |
| アイリックの事業・サービス | インシュアテックソリューション、保険クリニック®、スマートOCR®等(上場:東証グロース 7325) |
| 関連リンク | https://hs.irrc.co.jp/is-support/as-box |
今回の導入は、保険商品の比較提示と申込・履歴管理を効率化する点に特徴があります。コア・ライフプランニングはAS-BOXを用いることで提案書作成や顧客対応の標準化を図り、アイリックは自社のシステムを通じて保険販売支援のプラットフォーム機能を強化する意図を示しています。両社の取り組みは、保険販売のデジタル化と顧客対応の高度化に直結する内容と位置づけられます。
参考リンク: