12月19日調印|神田外語学院×関根学園が高専連携
ベストカレンダー編集部
2025年12月12日 12:03
高専連携協定調印式
開催日:12月19日
学校種や地域の壁を越えて混ざり合う学びの設計
神田外語学院(東京都千代田区、学院長 今井 実)と関根学園高等学校(新潟県上越市、校長 鈴木 重行)は、2025年12月19日(金)に「高専連携協定」の調印式を行います。本協定は、従来の単発的な出張講義や地域プロジェクトを、継続的かつ体系的な教育連携へと発展させることを目的とした取り組みです。両校は2013年からの交流を基盤に、学校種・地域の枠を越えて互いに学び合う環境を整備します。
神田外語学院は「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を教育理念とし、語学を軸に国際社会での実践力を育てています。一方、関根学園高等学校は創立100年以上の歴史を持ち、地域に根ざした教育で上越市の人材育成に努めてきました。多文化共生や生成AIの普及など不確実性の高い時代に求められる他者理解の想像力と協働・共創の姿勢を、両校が連携して実践的に育成することがねらいです。
背景にある課題と意義
社会の変化に伴い、学びの場所や学年の縦割りを超えた実践の必要性が高まっています。地域固有の課題解決や国際的な協働に対応できる力を育むためには、教育機関の間で資源を共有し、越境的な学びを設計することが重要です。今回の協定は、そうした課題意識に応えるものであり、両校が持つ強みを組み合わせることで多様な学びの機会を創出します。
また、神田外語学院の語学・国際理解に関する教育資源と、関根学園高等学校の地域資源や地域密着型教育が結びつくことで、生徒・学生が実社会と接点を持ちながら学ぶことが可能になります。これは将来の学びやキャリア形成に直結する形での教育提供を目指すものです。
協定に基づく具体的な連携プログラム
協定締結以降、両校は段階的に以下の連携プログラムを展開していく予定です。これらは相互補完的に設計され、越境キャリア教育や語学教育の拡充、世代横断的な交流、地域連携型プロジェクト、国内外研修など多面的な学びを提供します。
プログラムは高校生向けの出張講義や英語・キャリア分野の授業提供、夏季/春季の集中講座など教育の機会を順次拡大することを想定しており、教育現場の教職員同士の研修・授業見学と合わせて実施されます。
主要な取り組み項目
- 越境キャリア教育・語学教育の推進:高校生向け出張講義、英語・キャリア分野の授業提供、夏季/春季集中講座の実施。
- 生徒・学生・教職員の双方向交流:授業見学、研修、教育現場への相互訪問により世代を越えた学び合いを促進。
- 国内外の研修プログラムの実施:国内外研修への共同参加や新規研修プログラムの検討・導入。
- 地域社会との協働:地域企業・団体と連携したプロジェクトの企画・運営により、地域と結びついた実践的学習を展開。
これらの項目は、教育資源の共有を通じて実施され、参加する生徒・学生にとっては実社会での課題解決能力や国際感覚、キャリア形成に資する経験となる見込みです。
これまでの連携実績と調印式の詳細
両校はこれまで2013年からの「高校生のためのキャリア出張講義」を皮切りに、2018年以降は上越市高田を舞台に地域活性化提言や特産品販売プロジェクトなど、具体的な地域創生プロジェクトを共同で実施してきました。以下に、公開されている代表的な取り組みの一覧とリンクを含めて示します。
これらの実績は、今回の協定が単発の交流ではなく、蓄積された実践を基に体系化されることを示しています。プロジェクトには生徒・学生が主体的に関与し、地域の理解を深めながら成果を発表する機会も設けられてきました。
- 2018年 越境キャリアワークショップ 初年度活動
- https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/news/8059/
- 2022年度 高専連携・越境キャリア教育(上越フィールドワーク)
- https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/news/76746/
- 関根学園高等学校 2021特進コースPV 作成(KIFLのIBC生が制作)
- https://www.sekinegakuen.com/news/detail.php?id=160
- 上越地域創生プログラム提案発表会 実施
- https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/cms/news/83843/
- 2025年度 「おかえりby雪國商店」
- https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/news/840469/
また、2025年11月には越境学習プロジェクトの発表に参加した両校の生徒・学生と関係者による集合写真が撮影されており、この取り組みの広がりが視覚的にも示されています(写真はプレスリリースに添付)。
調印式のスケジュールと参加者
調印式の詳細は以下の通りです。式では協定書の署名に加え、代表挨拶や学生による連携教育の意義についてのスピーチ、質疑応答が組まれています。取材希望や出席については記者受付時間を参照してください。
調印式は東京都千代田区の住友商事 MIRAI LAB PALETTEで開催され、神田外語学院の学院長 今井 実氏と関根学園高等学校の校長 鈴木 重行氏が調印者として署名します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日 時 | 2025年12月19日(金)16:00〜 |
| 場 所 | 住友商事 MIRAI LAB PALETTE(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル2階) |
| 調印者 | 神田外語学院 学院長 今井 実 / 関根学園高等学校 校長 鈴木 重行 |
式次第は次の通りです。各項目には所要時間が設定され、写真撮影まで含めて丁寧に進行されます。
- 15:45 記者受付
- 16:00 開会の辞
- 16:05 両校紹介・代表挨拶
- 16:10 協定内容説明
- 16:15 連携教育の教育的意義に関して(学生スピーチ)
- 16:25 協定書署名
- 16:30 質疑応答
- 16:45 写真撮影
両校の紹介と教育的特徴
神田外語学院は語学・国際理解・ビジネスを軸とした実践的教育を行う専門学校であり、「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という理念のもと、多文化共生社会で活躍する人材育成を目標としています。公式の教育情報や活動報告は神田外語学院の公式サイト(https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/)で確認できます。
関根学園高等学校は創立100年以上の歴史を持つ私立高校で、地域に根ざした教育を通して上越市の未来を担う人材育成に取り組んでいます。学校の教育方針やコース情報は関根学園高等学校の公式サイト(https://www.sekinegakuen.com/)に詳述されています。
教育連携が目指す具体的な効果
両校の連携により期待される効果は多岐にわたります。生徒・学生は実践的な語学運用能力や異文化理解を深めると同時に、地域課題に関わる経験を通して課題解決能力や社会参画意識を養うことができます。教職員も互いの教育実践を観察・共有することで教育改善の示唆を得られます。
さらに、国内外の研修や地域企業との共同プロジェクトを通じて、参加者は国際的視野と地域密着の両面を併せ持つ人材へと育っていくことが期待されます。
記事内容の要点整理
ここまで記事で触れた主要な情報を表形式で整理します。日時・場所・参加者・主な取り組みとこれまでの実績を一覧にまとめ、読者が本協定の要点を短時間で把握できるようにしています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 協定名 | 高専連携協定(神田外語学院 × 関根学園高等学校) |
| 調印式日時 | 2025年12月19日(金)16:00〜(記者受付 15:45) |
| 調印式会場 | 住友商事 MIRAI LAB PALETTE(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル2階) |
| 調印者 | 神田外語学院 学院長 今井 実 / 関根学園高等学校 校長 鈴木 重行 |
| 主な連携内容 | 越境キャリア教育・語学教育の推進、生徒・学生・教職員の双方向交流、国内外研修、地域社会との協働プロジェクト |
| これまでの実績(代表) | 2018年越境キャリアワークショップ、2022年度上越フィールドワーク、関根学園PV制作、上越地域創生プログラム発表会、2025年度「おかえりby雪國商店」 等(各詳細は本文中リンク参照) |
| 公式参照先 | 神田外語学院:https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/ / 関根学園高等学校:https://www.sekinegakuen.com/ |
本記事は、神田外語学院と関根学園高等学校が締結する高専連携協定の内容を詳細に整理したものであり、協定の背景・目的、今後予定される具体的なプログラム、これまでの連携実績、調印式のスケジュールと会場などの情報を網羅しています。関係各所の公開情報へのリンクも本文中に含めていますので、必要に応じて参照してください。