韓国で「ドクターX」リメイク決定 2026年SBS放送へ

ドクターX韓国版制作開始

開催日:1月1日

ドクターX韓国版制作開始
いつ放送されるの?
2026年にSBSの新金土ドラマ枠での放送が予定されていますが、具体的な初回日や話数はまだ発表されていません。制作発表自体は2025年12月12日に行われています。
日本版と何が違うの?
韓国版は副題『白いマフィアの時代』で“メディカル・ノワール”として再構築。脚本・演出・主要キャストは韓国の布陣で社会派の濃い作風になります。

韓国で“メディカル・ノワール”として生まれ変わる「ドクターX」

テレビ朝日は2025年12月12日午前9時に、同局が2012年から展開してきた医療ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の韓国でのリメイク制作開始を発表しました。発表では、制作体制や放送時期などの主要情報が公表されており、韓国地上波局SBSでの編成・放送が予定されています。

韓国版は「ドクターX:白いマフィアの時代」という副題で制作され、ジャンルとしては医療を舞台にした社会派サスペンス、いわゆる“メディカル・ノワール”として再構築されます。制作は韓国の大手制作会社であるStudio DragonとSBSのドラマスタジオであるStudio Sが担当し、HighZium Studioも制作に関与します。放送は2026年、SBSの新金土ドラマ枠での編成が決定しています。

キャストの顔ぶれと制作陣の役割

主演には日本でも人気の高い女優のキム・ジウォンが起用され、日本版の大門未知子に相当する主人公を演じます。キャストには映画『パラサイト 半地下の家族』で国際的に注目されたイ・ジョンウン、実力派のソン・ヒョンジュ、キム・ウソクが名を連ねます。主要キャストの起用によって、作品は演技力と話題性の両面で期待が高まる布陣です。

監督には「悪鬼」などで知られるイ・ジョンリムが就き、脚本はピョン・ソングンが担当します。制作クレジットはStudio S、Studio Dragon、HighZium Studioの共同制作体制となっており、国際的なローカライズ制作のノウハウを活かす布陣です。以下は主要な制作スタッフとキャストの一覧です。

主要キャスト/役どころ

役名と日本版での対応関係を明示することで、オリジナルファンにもわかりやすく紹介します。

  • ケ・スジョン(キム・ジウォン):日本版の大門未知子に相当する主人公。天才的な外科医であり、組織や権威に屈しない姿勢が描かれる。
  • チャン・ヒスク(イ・ジョンウン):日本版の神原晶に相当する名医紹介所の所長。
  • ソン・ヒョンジュ:制作発表では主要キャストとしてクレジットされているが、役名は公表されているキャスト表に記載された通り。
  • キム・ウソク:同じく主要キャストとして名を連ねる。

上記のほかにも制作チームやスタッフが参加し、国際共同制作としてのスケールを担保します。監督のイ・ジョンリムは演出面で「メディカル・ノワール」にふさわしい映像表現と緊張感の構築を担う見込みです。

制作側のコメント

テレビ朝日の内山聖子エグゼクティブプロデューサーはリメイクに関して次のように述べています。「ドクターXはシリーズ当初より海外で多くの人が見てくださる作品でしたが、自身としては、世界各国でローカライズされる『ドクターX』を見たいとずっと願っておりました。」と語り、作品の世界的展開に期待を寄せています。

また内山氏は、「何年も前から韓国や北米のプロデューサーの方々ともリメイクの話をしましたが、この度素晴らしいキャスト、スタッフで成立して嬉しいです。『世界中にドクターXはいる』と信じています。オリジナル作品のプロデューサーとしても、『ドクターX』のファンとしても、楽しみにしています。」とコメントしています。この発言はオリジナル作品とリメイクの関係性、そして制作側の期待感を端的に示しています。

日本版の実績と韓国リメイクの位置づけ

オリジナルの「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」は2012年の放送開始以来、連続ドラマとして7シリーズを展開し、2024年には劇場版も公開されました。作品は主人公の名セリフ「私、失敗しないので。」とともに広く知られ、多くの視聴者の共感を得た点が特徴です。

視聴率や受賞歴も注目に値します。全シリーズの平均視聴率は個人11.6%、世帯20.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録しており、東京ドラマアウォード優秀賞、エランドール賞、橋田賞など複数の賞を受賞しています。これらの実績がリメイク作品の信頼性と期待値を高める要因となっています。

オリジナルの主な実績
・連続ドラマ7シリーズ展開
・劇場版公開(発表文では「昨年には劇場版も公開されました」と記載)
・全シリーズ平均視聴率(個人)11.6%、(世帯)20.4%(関東、ビデオリサーチ)
・受賞歴:東京ドラマアウォード優秀賞、エランドール賞、橋田賞 等

放送・制作の詳細情報と要点整理

発表された番組概要は以下の通りです。放送時期は2026年、放送局はSBSの新金土ドラマ枠、制作はStudio S、Studio Dragon、HighZium Studioの3社による共同制作とされています。監督はイ・ジョンリム、脚本はピョン・ソングンと明記されています。

以下に発表情報を整理した表と、最後に要点をまとめる文章で本稿を締めます。表は放送情報、制作クレジット、キャスト、オリジナル実績、発表元と発表日時を網羅しています。

項目 内容
タイトル(韓国版) ドクターX:白いマフィアの時代
監督 イ・ジョンリム
脚本 ピョン・ソングン
主要キャスト キム・ジウォン、イ・ジョンウン、ソン・ヒョンジュ、キム・ウソク
放送時期 2026年放送予定
放送局/枠 SBS 新金土ドラマ枠(地上波)
制作 Studio S(SBSドラマスタジオ)、Studio Dragon、HighZium Studio
オリジナル(日本版)主な実績 2012年放送開始、連続ドラマ7シリーズ、劇場版公開、平均視聴率(個人)11.6%、(世帯)20.4%(関東、ビデオリサーチ)、受賞:東京ドラマアウォード優秀賞、エランドール賞、橋田賞等
発表元・日時 株式会社テレビ朝日 2025年12月12日 09時00分

以上が、テレビ朝日による公式発表の要点です。韓国側の制作陣とキャストにより「ドクターX」は医療ドラマとしてだけでなく、社会的問題や権力構造を扱う“メディカル・ノワール”として再解釈される予定です。放送は2026年のSBS新金土ドラマ枠での編成が決まっており、制作はStudio S、Studio Dragon、HighZium Studioの共同体制で進行します。内山聖子エグゼクティブプロデューサーのコメントも公表されており、オリジナル作品とリメイク作品の関係性に対する期待が示されています。