くるむあくむ『集団葬儀』を追体験、神田万世橋で開催

異質な葬儀を「追体験」するという企て

株式会社灯白社は、ホラーモキュメンタリー作家・くるむあくむ氏の新作長編小説『集団葬儀』（講談社、2025年12月11日発売）に合わせ、物語世界を現実空間で再現する追体験イベント「集団葬儀」を、マーチエキュート神田万世橋にて開催します。来場者は物語の主人公が目にする風景を、実際に歩き、視線を受け、空気感を体感することが意図された展示を通じて追体験します。

イベントの核は「静かに歪む葬儀の一日」を現実に立ち上げることにあります。会場には複数の棺桶が並び、そこに佇む“遺族たち”の気配が配されることで物語の核心へと誘導されます。演出は直接的な恐怖表現だけでなく、環境の違和感や音響、配置による心理的な不安感を重視している点が特徴です。

企画の狙いと来場者の体験設計

本イベントは単なる展示ではなく、訪れた人が物語に「参列する」ことを目的とした参加型の追体験です。来場者は順路に沿って場内を巡り、棺桶や遺族の佇まいを観察し、断片的な情報や断片的な語りを通じて物語の断面を組み立てていきます。

式場の様子は会場にいない第三者にも届くようにYouTubeでライブ配信が行われます。ライブ配信は演出の一部として位置づけられる一方で、配信は予告なく終了する可能性がある旨が告知されています。現場での体験と配信による二重の見え方が、記憶や理解のズレを生む設計です。

演出上の配慮と安全性

会場演出には静的なオブジェクト配置と微細な音響・照明演出が用いられます。恐怖表現は主として雰囲気の創出に偏重しており、直接的な暴力描写や身体的な危険を伴わない構成が取られています。

来場者への事前告知や会場での案内、スタッフによる誘導などで安全面に配慮しつつ、物語体験としての没入感を確保する方針です。会場の様子は記録・配信されるため、プライバシーや撮影に関する注意書きが会場に掲示されることが想定されます。

会期・会場・参加に関する全情報

本イベントの開催期間は2025年12月12日（金）から12月25日（木）までです。開催時間は原則として11:00〜20:00で、最終日は17:00までとなっています。入場は無料です。

会場はマーチエキュート神田万世橋で、施設の公式案内は以下のページで確認できます。会場の地理的条件やアクセス方法については主催側・会場の案内に従ってください。

• 会場：マーチエキュート神田万世橋（https://www.ecute.jp/maach）
• 期間：2025年12月12日（金）〜12月25日（木）
• 時間：11:00〜20:00（最終日は17:00まで）
• 参加費：無料

ライブ配信と視聴方法

会場の様子はYouTubeでライブ配信されます。配信チャンネルのURLは下記のとおりです。配信は演出の一部として実施されますが、配信が予告なく終了する可能性がある点に注意が必要です。

ライブ配信リンク：https://www.youtube.com/@group_funeral

来場時の留意点

会場内は物語の世界観を再現するための演出が施されています。撮影や録音が制限される場合や、スタッフによる誘導が行われる時間帯があります。具体的な来場ルールや当日の運営詳細は会場の案内表示やスタッフの指示に従ってください。

また、ライブ配信の性質上、配信状況によっては来場時の見え方と配信映像の内容に差異が生じる可能性があります。配信の終了については主催側から事前の詳細告知が行われない場合があることが明記されています。

『集団葬儀』という作品と制作体制

『集団葬儀』はくるむあくむ氏による著者初の本格長編小説として、2025年12月11日（木）に講談社より刊行されます。物語は葬式のサクラバイトに参加する主人公が、不穏な儀式へと巻き込まれていく過程を描きます。会場に並ぶ複数の棺桶と、そこで語られる故人たちの奇妙な共通点を軸に、静かに歪んでいく葬儀の一日を長編ホラーとして表現しています。

書誌情報や権利表記は下記の通りです。作品クレジットは著者表記と著作権表記が明記されています。

著者プロフィールとこれまでの活動

くるむあくむ氏はSNSとYouTubeを中心に活動するホラーモキュメンタリー作家で、これまでに「或るバイトを募集しています」シリーズ（KADOKAWA）、『くらい家』（興陽館）、漫画原作「N」シリーズ（KADOKAWA／作画：にことがめ）などを手掛けてきました。映画『OO式』では脚本も務めています。

作者のオンラインアカウントは以下のとおりです。執筆背景や関連する過去作の文脈は、今回の長編を理解する手がかりになります。

• Xアカウント：@kurumuakumu

書誌情報の詳細

刊行に関する基本的な情報は次のとおりです。価格やページ数、判型などの物理情報も明示されています。

灯白社の役割とイベント運営体制、要点の整理

本イベントの主催および全体プロデュースは株式会社灯白社が担っています。美術協力は株式会社WOIL、監修は株式会社講談社、場所提供は株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーとなっており、複数の企業が連携して実施されます。

灯白社は「世界をもっとビビッドに。」をミッションに掲げ、クリエイターと共創するグローバルアクセラレーター企業として、企画・プロモーション・マーチャンダイジング・コンテンツ開発を軸に事業を展開しています。本イベントは出版プロモーションと体験型展示を融合させる取り組みの一環です。

会社概要と連絡先

灯白社の会社概要は次のとおりです。代表者名や所在地、資本金、従業員数、問い合わせ先などが明記されています。問い合わせや詳細確認は記載の連絡先や公式サイトを利用してください。

下記に示す情報はプレスリリースに基づくもので、最新の情報は公式サイトで確認することを推奨します。

以下に本記事で伝えた主要な情報を整理した表を掲載します。イベントの基本情報、配信情報、書籍情報、制作クレジット、会社情報を一覧化しています。

上記はプレスリリースに基づく情報の要約です。詳細な運営方法や当日の対応、追加情報は主催者である株式会社灯白社および会場の案内に従って確認してください。