12/20開催 入間市駅前で音に包まれる没入クリスマス

駅前没入クリスマス

開催日:12月20日

駅前没入クリスマス
いつどこでやるの?
2025年12月20日(土)13:00〜18:00に、西武池袋線・入間市駅 南口ロータリーで開催されます。主催は入間市。屋外中心で一部フォトスポットは雨天時中止の可能性があります。
ステージがないってどういうこと?
特設ステージを置かず、駅前の各所でサックスやトロンボーン等の演奏者が時間帯を変えて回る“ストリート音楽”形式で、街全体が音に包まれる没入体験を狙っています。

駅前が音で包まれる――特設ステージを置かない“没入”の設計

埼玉県入間市は、2025年12月20日(土)に入間市駅前でクリスマスイベント「入間市駅前横丁 ハートウォーミングいるまハッピークリスマス2025」を開催します。本プレスリリースは2025年12月12日 12時00分付で発表され、市長は杉島 理一郎氏です。今回のイベントは、従来の“観る”イベントから方針を転換し、会場全体を体験空間として設計する点が最大の特徴です。

中でも顕著なのは、あえて特設ステージを設けない構成です。駅に降り立った瞬間から音が流れ、会場内の各所でミュージシャンが演奏する「ストリート音楽スタイル」を採用することで、来場者が音に包まれる没入体験(イマーシブ・エクスペリエンス)を意図しています。演奏にはサックスやトロンボーンなどの管楽器を中心とした編成が予定されており、移動や滞在のなかで自然に音楽に接することができます。

特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 2

ステージを置かないストリート音楽の狙い

この設計は、来場者の視点を一方向に限定せず、会場全体を等しく体験の舞台とする狙いがあります。特定の場所に集中する従来型のイベントと比べ、滞在中の動きや偶発的な出会いが生まれやすく、街歩きの延長としての楽しみ方が生まれます。

音楽の配置は動的に変わり、演奏者は駅ロータリー周辺の複数ポイントで時間帯を変えて演奏します。これにより、移動するたびに異なる編成やアレンジに出会う体験が期待され、非日常的な「映画のワンシーンに入り込んだような」感覚を演出します。

特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 3

滞在が生む「気づき」と来場想定

入間市は今年、ファミリー層を中心に約1,000人の来場を見込んでいます。音楽だけでなく、食や装飾、体験型のワークショップなどを組み合わせることで、単なる散策に留まらない充実した滞在体験を目指します。

音楽と一体化した空間デザインは、来場者が普段気づかない地域資源の魅力に触れるきっかけにもなります。駅前の“にぎわい”と“環境への配慮”を両立させた場づくりとして、行政と事業者が協働で設計を進めています。

特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 4

地域資源とアイデアで灯す光の森――サステナブルな装飾と照明

会場装飾の主役は、入間市産の植物や市内企業の製造端材など地域の資源です。パンパスグラスやユーカリなどの地場の恵みを用いる一方で、プラスチックの製造端材をオーナメントとしてアップサイクルする取り組みを行います。これらをソーラーライト等の省エネ照明で照らすことにより、電力消費を抑えた幻想的な景観を創出します。

装飾は「使い捨て」ではなく、素材の質感や地域の物語を見せることを重視しています。夜間に浮かび上がる光は華美さを競うものではなく、温かさと持続可能性を両立させた設えを意図しています。

特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 5

アップサイクルの具体的な取り組み

市内企業からは、製造過程で生じる端材(プラスチックなど)を提供してもらい、デザイナーの手でオーナメントへと生まれ変わらせます。限られた資源を工夫して活かすことで、地域内で循環する価値を可視化します。

夜間照明にはソーラーライトを活用し、昼間に蓄えたエネルギーで柔らかく素材を照らします。これにより、照明の常時使用による消費を抑えつつ、夜のプロムナードとしての演出効果を高めます。

  • 主な素材:パンパスグラス、ユーカリ、市内企業のプラスチック端材
  • 照明:ソーラーライト中心(夜間点灯)
  • 目的:アップサイクルによる装飾、地域資源の可視化、電力消費低減
素材 用途 サステナブル要素
パンパスグラス、ユーカリ 装飾の主素材(リースやアーチ) 地場産、自然素材の活用
プラスチック端材 オーナメント、フォトスポットの装飾 アップサイクルで廃棄削減
ソーラーライト等 夜間照明 再生可能エネルギーの活用(消費電力低減)
特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 6

体験型プログラムと会場での過ごし方

当日は音楽や装飾に加え、子どもから大人まで参加できるワークショップや飲食の出店も配置されます。ワークショップは環境に配慮した素材を用いることで、作る楽しさと資源の大切さを同時に伝える設計です。

滞在が体験となるよう、狭山茶の振る舞いやスタンプラリーなど、地域の魅力に触れられるプログラムが用意されています。会場内にはフォトスポットとなる「クリスマスの小径」も設置されますが、こちらは雨天時には中止となる点に注意が必要です。

特設ステージなし。街全体が“音”に包まれる没入体験。「地域資源×アイデア」で灯す、駅前の新しいクリスマス 画像 7

ワークショップの内容と狙い

ワークショップは以下のような内容で構成されています。いずれも身近な素材に触れ、手を動かすことで理解が深まる設計です。

  • オリジナルいるティー作り:段ボールや間伐材などの環境配慮素材を使用
  • フィンランドの妖精トントゥ作り:親子で取り組めるクラフト

これらのワークショップは、子どもたちが素材の感触や扱い方を実体験できるよう配慮されています。結果として、資源の再利用や地場素材の価値に自然と気づく構成です。

プログラム一覧と当日の構成

イベントの開催時間は2025年12月20日(土)13:00~18:00です。会場は西武池袋線 入間市駅 南口ロータリーで、駅を利用する流れの中で参加できる設計となっています。

当日の主な内容は次の通りです。

  1. ストリートミュージック(会場各所で随時演奏)
  2. サスティナブルなクリスマスデコレーション展示
  3. キッチンカー出店(飲食)
  4. ワークショップ(オリジナルいるティー作り、トントゥ作り)
  5. 狭山茶ぶるまい(配布)
  6. スタンプラリー
  7. クリスマスの小径(フォトスポット、雨天時中止)

入間市の背景と主催情報、問い合わせ先

入間市は首都圏から電車で約1時間に位置し、市内には緑豊かな茶畑が広がる地域です。商業的茶産地としては日本最北で、狭山茶は約400年の歴史を持つ伝統文化として地域に根付いています。同時に、ジョンソンタウンや三井アウトレットパーク入間など、現代的な施設と伝統が共存する環境も特徴です。

2022年には内閣府より「SDGs未来都市」に選定され、Well-being Cityいるまというビジョンを掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりに取り組んでいます。また、同年に施行された全国初の条例である「おいしい狭山茶大好き条例」など、地域文化の継承と活性化を目指す具体的な施策も進められています。

開催概要(主な情報)

以下にイベントの開催概要と問い合わせ先を整理します。主催・運営は入間市の行政部署が中心となり、地域事業者とも連携して実施されます。

名称
入間市駅前横丁 ハートウォーミングいるまハッピークリスマス2025
日時
2025年12月20日(土)13:00~18:00
会場
西武池袋線 入間市駅 南口ロータリー
来場見込
ファミリー層を中心に約1,000人
内容
ストリートミュージック、サスティナブルなデコレーション、キッチンカー、ワークショップ、狭山茶ぶるまい、スタンプラリー、クリスマスの小径(雨天時中止)

問い合わせ先

問い合わせは入間市役所の各担当窓口で受け付けています。イベント運営に関する問い合わせは環境経済部 商工観光課が窓口です。

環境経済部 商工観光課(担当:西澤、岡田)
入間市豊岡1-16-1/TEL:04-2964-1111(内線4254、4258)
企画部 秘書広報課(担当:中村、遠山)
入間市豊岡1-16-1/TEL:04-2964-1111(内線3122)
入間市役所(代表)
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号/TEL:04-2964-1111(代表)

入間市の公式情報や最新の案内は下記のオンラインリンクから参照できます。イベントの詳細や当日の運営情報は公式サイトやSNSでの案内を優先してください。

記事の要点まとめ

この記事では、入間市が2025年12月20日に開催するクリスマスイベントの趣旨、演出、装飾の素材と取り組み、プログラムの内容、そして入間市自体の背景や問い合わせ先について整理しました。以下の表は主要な情報を一覧化したものです。

項目 内容
イベント名 入間市駅前横丁 ハートウォーミングいるまハッピークリスマス2025
発表日 2025年12月12日 12:00(入間市)
開催日時 2025年12月20日(土)13:00~18:00
会場 西武池袋線 入間市駅 南口ロータリー
主な内容 ストリートミュージック、サスティナブルな装飾、キッチンカー、ワークショップ、狭山茶ぶるまい、スタンプラリー、クリスマスの小径(雨天時中止)
特色 特設ステージなしの没入型音響、地域資源(パンパスグラス等)と製造端材のアップサイクル、ソーラーライトを使った低消費電力の演出
来場見込 約1,000人(ファミリー層中心)
主催/窓口 入間市 環境経済部 商工観光課(担当:西澤、岡田)/入間市役所 企画部 秘書広報課(担当:中村、遠山)
問い合わせ TEL:04-2964-1111(代表)/内線4254、4258(商工観光課)/内線3122(秘書広報課)
関連情報 入間市は2022年選定のSDGs未来都市。狭山茶の産地としての歴史と地域文化の継承を目指す

地域資源を活かし、消費や廃棄への配慮を込めた装飾と、特設ステージを置かない音の配置によって、入間市は「消費だけではないつながりの聖夜」を提示します。来場者は音、光、ものづくりの体験を通じて、地域の持続可能性や日常の延長としてのクリスマスを受け取ることが想定されます。