ルネサンスがD&Iアワードで4年連続「ベストワークプレイス」認定
ベストカレンダー編集部
2025年12月12日 17:49
ベストワークプレイス認定
開催日:12月12日
4年連続で「ベストワークプレイス」に認定された背景と意義
株式会社ルネサンスは、2025年12月12日10時00分に発表されたプレスリリースにおいて、株式会社JobRainbowが主催・運営する「D&Iアワード 2025」において、4年連続で最高評価となる「ベストワークプレイス」に認定されたことを公表しました。今回の認定は、当社が継続的に実施しているダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)に関する取り組みが高く評価された結果です。
この認定は、単なる社内施策の評価にとどまらず、サービスや事業、企業組織のあらゆる側面にD&Iの理念が反映され、社外へ波及している点を重視した評価基準に基づいています。JobRainbowの独自指標により、従業員一人ひとりがD&I推進を担う主体として活動しているかどうかが重要視されており、ルネサンスの文化や制度がこの要件を満たしたことが示されました。
認定の位置付けと評価基準
「ベストワークプレイス」は、国内外で高水準のD&I推進を行う企業に与えられる認定です。企業文化としてのD&Iの醸成に加え、従業員が個として積極的に活動していること、そしてその取り組みが社外にも波及している点が求められます。ルネサンスはこの要件を満たし、4年連続での最高評価を受けました。
評価の土台となるのは、JobRainbowが設定する「ダイバーシティスコア」です。このスコアは「ジェンダー」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5観点で構成された100項目に基づき、各企業の取り組みを定量化・定性評価しています。スコアに応じて「ビギナー」「スタンダード」「アドバンス」「ベストワークプレイス」の各認定が授与されます。
具体的なDE&I推進の取り組みと制度設計
ルネサンスは企業理念に「生きがい創造企業」を掲げ、多様な価値観や経験を持つ従業員の活躍を通じて価値創造を図ることを重要な経営戦略の一つと位置付けています。その方針に基づき、社内外でのD&I推進のために複数の具体的施策を実施しています。
以下は、プレスリリースで明示された主な取り組みの全容です。研修、管理職育成、ワークショップ、制度設計、コミュニティ支援など多層的に組み合わせた施策を継続的に運用しています。
- 教育・研修
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全社員を対象にDE&Iの基礎知識を学ぶeラーニング研修を実施しています。併せて管理職向けにはLGBTQ+への理解を深めるオンライン研修を提供し、正しい知識の習得と多様性を認め合う組織風土の醸成を図っています。
研修は継続的に運用されており、全社的な基準に沿った学びの機会として位置付けられています。
- 管理職の多様化・育成
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女性をはじめ多様な背景を持つ管理職の採用と育成を強化しています。社内のキャリアデザイン研修や、管理職候補者の社外研修派遣、企業横断型のクロスメンタリングなどを実施し、意思決定層の多様性を促進しています。
これらは単発ではなく、候補者の選定から育成、配置までの一連のプロセスに組み込まれています。
- 学びと対話の場づくり
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LGBTQ+、障がい者支援、仕事と介護の両立など複数テーマでワークショップを開催しています。従業員同士の対話を通じた理解促進を目的とし、業界横断の合同勉強会も企画・運営しています。
特にフィットネス業界におけるLGBTQ+理解促進の合同勉強会は、業界内での実務的な理解と対応を高めるための取り組みです。
- 人事制度・福利厚生の整備
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配偶者向けの福利厚生制度をパートナーへ適用するパートナーシップ制度を導入しています。また、性別適合手術やホルモン治療時に使用できる特別休暇制度として「YLP(ユア・ライフ・プラン)休暇」を設けるなど、人事制度・仕組み面での環境整備を進めています。
時代の変化と多様な価値観に対応するため、柔軟に制度改定を行う方針が示されています。
- 当事者・支援者コミュニティ支援
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社内SNSを活用してDE&Iの取り組みや事例を発信するとともに、当事者や支援者によるコミュニティを支援しています。代表的なコミュニティは育児社員のネットワーキング組織「るねふぁみ+(ぷらす)」と、LGBTQ支援の「ALLY」グループです。
これらのコミュニティは従業員同士の交流と情報共有の場となり、多様性を認め合う風土を社内に広げる役割を果たしています。
D&Iアワードの仕組みと外部評価の状況
「D&Iアワード」は日本国内で活動する企業のD&I取り組みを独自の指標で採点し、スコアに応じた認定を行う日本最大級のアワードです。評価は100項目の「ダイバーシティスコア」に基づき、「ビギナー」「スタンダード」「アドバンス」「ベストワークプレイス」といった段階的な認定を行います。
ルネサンスの今回の認定は「ベストワークプレイス」であり、これは5観点(ジェンダー、LGBTQ+、障害、多文化共生、育児・介護)で構成された評価体系において、最高ランクに位置付けられる評価です。加えて、当社は外部のD&I関連評価においても評価を受けています。
- 一般社団法人「work with Pride」による「PRIDE指標2025」において、ゴールド認定およびレインボー認定を受けています。
- これらの外部評価は、社内施策の有効性と透明性を第三者が評価した指標として位置付けられます。
関連リンク
プレスリリース内で公開されている関連情報への参照先は以下のとおりです。評価や取り組みの詳細を確認できます。
ルネサンスの事業概要と今回の認定が示す意義
ルネサンスは「生きがい創造企業」としてスポーツクラブや介護リハビリ施設を中心に事業を展開しており、2025年9月末現在で296施設を運営しています。事業領域は対面型のクラブ運営だけでなく、企業・健康保険組合向けの健康づくり支援、全国自治体の介護予防事業の受託、オンライン事業、ホームフィットネス事業、さらには海外市場への展開など多岐にわたります。
本社所在地や代表者情報は次のとおりです。企業としての情報開示は、対外的な信頼性と透明性を高めるために重要な要素となります。
- 会社名
- 株式会社ルネサンス
- 本社所在地
- 〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員 最高健康責任者 望月 美佐緒
- 運営施設数
- 296施設(2025年9月末現在)
- 企業理念
- 生きがい創造企業としてお客様に健康で快適なライフスタイルを提案
- ホームページ
- https://www.s-renaissance.co.jp/
今回の「ベストワークプレイス」認定は、事業やサービス提供の根幹にある組織文化の成熟を示す評価です。従業員一人ひとりの多様性を尊重し、働きやすさや制度面での整備が進められていることは、利用者や取引先、地域社会に対しても信頼性を付加する要因となります。
この記事の要点整理
以下の表に、今回の発表内容の主要項目を整理して示します。表の項目は受賞の内容、評価機関、当社の主な取り組み、企業情報および参照リンクを含めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年12月12日 10時00分 |
| 発表者 | 株式会社ルネサンス(代表取締役社長執行役員 望月 美佐緒) |
| 受賞 | D&Iアワード 2025 「ベストワークプレイス」認定(4年連続) |
| 主催・運営 | 株式会社JobRainbow(代表取締役 星 賢人) |
| 評価基準 | 100項目のダイバーシティスコア(ジェンダー、LGBTQ+、障害、多文化共生、育児・介護の5観点) |
| 主な社内取り組み |
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| 外部評価 | PRIDE指標2025:ゴールド認定およびレインボー認定(work with Pride) |
| 事業規模 | 296施設(2025年9月末現在)。スポーツクラブ、介護リハビリ施設等の運営ほか、オンラインや自治体事業等多岐にわたる |
| 本社所在地 | 〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア |
| 参照リンク |
以上が今回の発表内容の要点と詳細の整理です。今回の認定は、ルネサンスが掲げる企業理念とDE&I方針が組織運営や制度設計、従業員の自律的な活動において具体的に反映されていることを示すものであり、外部機関による評価によってその取り組みの有効性が確認されています。
本稿は、ルネサンスがプレスリリースで公開した全ての情報を含めて整理・解説しました。関係者名や制度名、実施状況、外部評価、参照リンクなど、原文に記載された情報は省略せず掲載しています。