小田急が3/14ダイヤ改正 ロマンスカー増発で箱根59分復活

小田急ダイヤ改正2026

開催日:3月14日

小田急ダイヤ改正2026
ダイヤ改正はいつから?
2026年3月14日(土)から実施されます。発表は2025年12月12日で、対象は小田急線全線(小田原線・江ノ島線・多摩線)。改正後の詳細時刻は2026年3月上旬に公式サイトで順次公開予定です。
今回の改正で何が変わるの?
特急ロマンスカーの増発や一部列車の長編成化(ホームウェイ25号を6両→10両)、停車駅の追加や接続改善、土休日は箱根直通増発と「スーパーはこね5号」の新宿→小田原59分運転復活などです。

小田急電鉄が2026年3月14日にダイヤ改正を実施—通勤・観光双方の利便性を強化

小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、社長:鈴木 滋)は、2025年12月12日14時に発表したプレスリリースにおいて、2026年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると公表しました。本改正は現行ダイヤをベースに、特急ロマンスカーの増発や長編成化、停車駅の見直し、接続改善などを行うもので、通勤・通学の利便性向上と箱根観光などの観光需要に対応することを目的としています。

対象となるのは小田急線全線(小田原線、江ノ島線、多摩線)で、改正内容には土日・祝日に運行する「スーパーはこね号」による新宿→小田原間の所要時間59分運転の復活など、具体的な運行改善が盛り込まれています。また、回送列車のワンマン化推進など、運輸体制の持続性に向けた取り組みも発表されています。

2026年3月14日、小田急線はダイヤ改正します 画像 2

平日ダイヤのポイント:通勤・通学時間帯にゆとりを提供

平日ダイヤでは通勤・通学時間帯におけるロマンスカーの利便性を高める施策が中心です。増発によって座席確保の機会を増やし、停車駅の追加や接続の改善により速達性を維持しつつも利用者の選択肢を拡大します。

プレスリリースには朝方の増発や夜間の停車駅追加、編成の長編成化など、複数の具体的な変更点が明記されています。以下に主な項目を整理します。

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朝方の増発

平日朝方に特急ロマンスカーを2本新設します。新設列車の発着時刻については改正後ダイヤで発表されますが、プレスリリースでは周辺の列車との発着関係を示した表記(着時刻はイタリック・下線、発時刻は通常表記)で提示される予定とあります。

新設によって確実に座れる選択肢が増えることを狙い、速達性を維持しつつ利用者の負担を軽減する配慮がなされています。

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夜間の停車駅追加・長編成化・接続改善

夜間(新宿発22時20分以降)に運行される特急ロマンスカー「ホームウェイ」系列の停車駅に新百合ヶ丘を追加します。対象はホームウェイ23・25・27号(改正後は31・33・35号)です。行路全体での利便性を考慮し、新百合ヶ丘以降の町田等への到着時刻は可能な限り現行ダイヤを維持する方針です。

また、ホームウェイ25号は乗車率が高いことから編成を6両から10両に変更します。ホームウェイ23・27号は本厚木で接続列車を変更し、ロマンスカーからの乗り継ぎにおける速達性を向上させます。ただし、ホームウェイ33号の町田到着時刻のみ現行ダイヤより1分遅れ、ホームウェイ35号の町田到着時刻も1分遅れる旨が明記されています。

  • 対象列車:ホームウェイ23・25・27(改正後は31・33・35)
  • 停車駅追加:新百合ヶ丘(22:20以降出発の夜間列車)
  • 編成変更:ホームウェイ25号を6両→10両へ
  • 接続改善:23・27号は本厚木で接続列車を変更して速達性向上
  • 時刻の例外:ホームウェイ33号は町田到着+1分、ホームウェイ35号は町田到着+1分の遅れ
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土休日ダイヤのポイント:箱根観光の強化と59分運転の復活

土休日・祝日ダイヤでは観光需要に応えるためにロマンスカーの増発や区間拡大、停車駅の追加などを行い、乗り換えなしで箱根へ向かう利便性を高めます。特に注目されるのは、新宿9時発の「スーパーはこね5号」による新宿→小田原間の所要時間59分運転の約2年ぶりの復活です。

59分運転の復活は、久野川橋梁架け替え工事が完了したことにより実現可能になったもので、小田急線の歴代最速記録となる旨がプレスリリースに明記されています。土休日に箱根方面への利便性を高める具体的な施策は以下の通りです。

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日中の列車新設と区間拡大

日中に2本の特急ロマンスカーを新設(増発)します。これにより日中に箱根方面へ乗り換えなしで行ける列車が増えるため、観光利用の選択肢が拡大します。改正後ダイヤの発着時刻は「着時刻はイタリック・下線、発時刻は通常表記」として示されることになっています。

さらに、3列車については上り方面を小田原発から箱根湯本発に、下り方面を小田原行から箱根湯本行に区間を拡大します。区間拡大により箱根湯本との直通性が向上し、観光客の利便性が向上します。

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スーパーはこねの59分運転復活

新宿9時発「スーパーはこね5号」による新宿→小田原所要時間59分運転を復活します。これは近郊区間の複々線化と久野川橋梁の架け替え工事完了によるもので、約2年ぶりの復活です。プレスリリースではこれが小田急線の歴代最速であることも明記されています。

土休日のダイヤ改正により、箱根観光を目的とする利用者にとって移動時間の短縮と乗り換えの手間が減る効果が期待されます。

その他の施策と公表時期・問い合わせ先

今回のダイヤ改正には、回送列車のワンマン化推進に関する記載があります。ワンマン化は生産年齢人口の減少に対応し、将来にわたり持続的に輸送サービスを維持・提供するための取り組みとして位置づけられています。これらの運輸体制の変更は、安全・運行管理面での適切な対応が前提となることが想定されます。

改正後のダイヤは現在検討中の内容であり、今後変更される可能性がある点も明記されています。改正後ダイヤの詳細は、2026年3月上旬ごろから順次小田急電鉄の公式ホームページ(https://www.odakyu.jp/)で公開される予定です。問い合わせ先として小田急お客さまセンターの電話番号も示されています。

発表日
2025年12月12日 14:00(小田急電鉄プレスリリース)
ダイヤ改正実施日
2026年3月14日(土)
対象区間
小田急線全線(小田原線、江ノ島線、多摩線)
公式サイト
https://www.odakyu.jp/(改正後ダイヤは2026年3月上旬から順次掲載予定)
問い合わせ
小田急お客さまセンター 電話 044-299-8200(9:00~17:00)

今回の改正内容の要点を表形式で整理

以下の表に、発表された主な変更点を整理します。表は改正日、対象、主要な施策、具体的な列車・措置、備考を項目ごとに示しています。

項目 内容
改正実施日 2026年3月14日(土)
対象区間 小田急線全線(小田原線、江ノ島線、多摩線)
平日主な変更
  • 朝方:ロマンスカーを2本新設(増発)
  • 夜間:ホームウェイ23・25・27(改正後は31・33・35)の停車駅に新百合ヶ丘を追加
  • ホームウェイ25号を6両→10両に長編成化
  • ホームウェイ23・27号は本厚木での接続変更により速達性向上
  • ホームウェイ33号の町田到着は+1分遅延見込み
土休日主な変更
  • 日中にロマンスカーを2本新設(増発)
  • 3列車の区間を拡大(小田原発→箱根湯本発、または小田原行→箱根湯本行に変更)
  • 夜間:ホームウェイ23・27(改正後は31・35)の停車駅に新百合ヶ丘を追加(ホームウェイ35号は町田到着+1分)
  • スーパーはこね5号(新宿9時発)で新宿→小田原所要時間59分運転を復活(久野川橋梁架け替え工事完了による)
車両・運行形態 特急ロマンスカー・EXEα(30000形)をはじめ、増発・編成変更を実施。回送列車のワンマン化を推進。
注意事項 改正後ダイヤは現在検討中のため、変更となる可能性あり。詳細は2026年3月上旬ごろから公式サイトで順次発表。
問い合わせ 小田急お客さまセンター 電話 044-299-8200(9:00~17:00)

以上が小田急電鉄が発表した2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要と主な変更点の整理です。本稿はプレスリリースの記載内容を基に、対象区間・実施日・具体的な列車や措置、問い合わせ先に至るまでの情報を網羅的に示しています。改正ダイヤの詳細な時刻や接続関係については、小田急電鉄による公式発表(2026年3月上旬以降)を参照してください。