約3.5億字生成の『サーガ&シーカー』、12月末にβ第2弾実施へ

サーガ&シーカーβ第2回決定

開催日:12月31日

サーガ&シーカーβ第2回決定
3.5億字って何がすごいの?
約3.5億字は短期間のテストでプレイヤーの創作量と没入度が非常に高かったことを示す数値。サーバー負荷や運営方針に直結する実データで、開発側が改善点や強化点を判断する根拠にもなる。
第二回クローズドβっていつ参加できるの?
運営は12月末実施を発表していますが、具体的な日程や参加方法は後日公式XやDiscord、Steamで案内されます。参加希望は公式チャンネルをこまめにチェックして登録を待ってください。

テスター約500人が2週間で紡いだ“3.5億字” — 規模と利用状況の実測

ダグドリア スタジオが開発する文章生成AI活用の物語錬成ゲーム『サーガ&シーカー』のクローズドβテストは、約500人の参加者を対象に2週間(336時間)実施されました。運営側が発表した集計では、テスターたちがゲームを通じて生み出した物語の総文字数は約3.5億文字に達しています。

この数字は原稿用紙換算で約88万枚分

たった2週間で3億5000万字もの“プレイヤーの物語”が生み出された!生成AIを使ったTRPG風ごっこ遊びゲーム『サーガ&シーカー』がクローズドβテストの結果を発表。大好評につき第二回の実施も決定 画像 2

比較で見る生成文字量のイメージ

発表資料では、より具体的な比較例も提示されています。一般的な新書や小説に換算すると約3500冊分、『広辞苑』なら約35冊分、『ハリー・ポッター』全7巻の日本語版換算で約55セット分、『源氏物語』なら約350本分とされています。短期間のクローズドテストとしては異例の生成量です。

こうした量的側面に加え、プレイ頻度や時間にも注目すべきデータがあります。Steamのプレイデータからは平均プレイ時間が19時間41分、中央値でも4時間50分となっており、20時間以上遊んだプレイヤーが約4割、さらに100時間以上プレイしたユーザーも約3%存在したと報告されています。2週間期間中に100時間を費やしたユーザーは、生活時間の約1/3を当該タイトルに割いたことになります。

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ゲームの仕組みと遊び方 — 「自由な文章入力」が生み出す物語

『サーガ&シーカー』は、文章生成AIを用いた“文字だけRPG”という表現が当てはまるゲームです。従来の選択肢による分岐を用いない点が特徴で、プレイヤーは自分がやりたい行動や発言を自由にテキスト入力するだけで、AIがその入力を元に物語描写を生成していきます。

キャラクター作成も完全な自由入力方式で、操作キャラクターだけでなくパーティに編成するNPCもプレイヤーが自由に作成可能です。ステータスやスキル、性格や口調といった細部をテキストで指定でき、これがそのままプレイに反映されます。作成した設定はゲーム内の挙動や会話に影響を与えるため、文字通り“自分の思い描いたキャラクター”と共に物語を紡ぐことができます。

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主な特徴と機能

  • 自由入力によるプレイ:やりたいことをテキストで書き込むだけで、AIが物語を展開。
  • NPCの自由作成:パーティメンバーも自由入力で作成でき、性格や口調が反映される。
  • シナリオの選択・作成:シリアスからギャグまでジャンルを選べるほか、オリジナルシナリオの読み込みも可能。
  • プレイログの出力・共有:作成したキャラクターやシナリオのログはHTML形式で出力でき、SNS等で共有可能。

シナリオをクリアすると、その内容に合わせて「スキル」や「思い出」が自動生成され、キャラクターに蓄積される仕組みも備わっています。キャラクター情報はいつでも編集可能で、関係性の変化や再設定も行えます。

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βテストの評価と今後の日程変更 — 第二回クローズドβテスト決定

クローズドβテストに対する反応は想定を上回るものであったと発表されています。プレイヤーから寄せられたフィードバックとテスト結果を受け、運営は第二回クローズドβテストを12月末に実施予定と発表しました。具体的な日時は後日改めて告知される予定です。

また、当初予定していたリリース時期についても変更が決定されています。当初は2025年12月としていたリリースを見送り、2026年1月に変更することが公式に明示されました。延期の理由としては、ゲーム内容のさらなるブラッシュアップと、想定以上のプレイ頻度・参加人数を見越したサーバー強化が必須である点が挙げられています。

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テスト運営に関する扱いと案内

第二回クローズドβテストに関する詳細は追って発表されるため、参加希望者や関心のあるユーザーは公式アナウンスを待つ必要があります。運営側は、プレイヤーからの理解と協力を求める形で延期を説明しています。

βテスト期間中のデータやフィードバックは、最終製品の品質改善およびサーバー負荷対策に活用される見込みです。短期間での大規模生成および高いプレイ集中を踏まえ、安定運用に向けた準備が進められます。

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開発方針・権利関係・配信ポリシーなどの周辺情報

開発はダグドリア スタジオが担当しており、同社は「粗削り、だから面白い」をコンセプトにしていると明記されています。生成AIを「新しいおもちゃ」として取り扱い、あえて完全な制御をかけずに原石の面白さを提供する意図が述べられています。

生成AIに関する明確な記述もあり、本作ではゲーム本体の文章生成にAIを使用している一方で、ゲーム内で使用されるイラスト、サウンド、その他のアセット素材はすべて人間のクリエイターが作成したものであり、AI生成素材は文章以外には使用していないとされています。

動画投稿・配信
ゲーム映像を用いた紹介・実況・解説などの動画投稿および生放送配信は、個人・法人、営利・非営利を問わず許可されています。公序良俗を守ることが条件です。ただし、配信によって発生した問題については運営側が責任を負わない旨が明示されています。投稿・配信時は概要欄にSteamストアページのリンク掲載を求められています。
引用先リンク
『サーガ&シーカー』Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3522640/

ゲームのタイトル公開トレーラーも公開されており、詳細は以下のURLから確認できます:
https://youtu.be/Lqo47QDhDV0

著作表記として本文中に示されているクレジットは、©西村博之 ©ヨコオタロウ です。

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ダグドリア スタジオの連絡先と資料

開発元であるダグドリア スタジオの公式アカウントや問い合わせ先、プレスキットへのリンクが公開されています。報道・取材やビジネス用途の問い合わせはメールで受け付けられます。

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製品概要と主要データの整理

ここまで本文で触れた主要情報を表形式で整理します。βテストの結果、ゲームの特徴、スケジュール変更、配信関連の方針などを一目で確認できるようまとめました。

項目 内容
タイトル サーガ&シーカー(文字だけRPG / 物語錬成ゲーム)
開発 ダグドリア スタジオ
対応プラットフォーム Steam(Windows)
当初予定リリース 2025年12月(変更)
現行リリース予定 2026年1月
価格 1500円(ゲーム内課金あり)
クローズドβテスト参加者数 約500人
βテスト実施期間 2週間(336時間)
生成された総文字数 約3.5億文字(原稿用紙換算 約88万枚)
平均プレイ時間 19時間41分(中央値 4時間50分)
長時間プレイヤーの割合 20時間以上:約40%、100時間以上:約3%
生成AIの使用範囲 文章生成(物語描写)に使用。イラスト・サウンド等のアセットは人間のクリエイター作成。
動画配信ポリシー 個人・法人、営利・非営利を問わず許可(概要欄にSteamストアのリンク掲載を推奨)。
公式リンク(主な) Steamストア
公式X(サーガ&シーカー)
公式Discord
問い合わせ info@dagdoria-studio.com

上表は本記事で触れた主要事実を整理したものであり、βテストの集計結果、機能仕様、配信に関する基本方針、リリーススケジュールの変更など、プレスリリースで公開されたすべての情報を網羅しています。第二回クローズドβテストの日時や今後の追加発表については公式チャネルの告知を参照してください。

参考リンク: