12/20先行発売｜祇園辻利×いろは堂の抹茶あんおやき

長野の技と京都の茶が重なり合う新作 — 「抹茶あん」おやき誕生の背景

信州の伝統的な郷土食であるおやきと、京都の老舗茶舗が共同して生み出した新商品について、有限会社いろは堂が2025年12月12日16時36分に発表しました。本リリースによれば、創業100年を迎えたいろは堂（本社：長野県長野市、代表取締役：伊藤拓宗）と、萬延元年（1860年）創業の京都・祇園辻利による抹茶のコラボレーションにより、上品な甘さと抹茶の濃厚な風味を備えた「抹茶あん」おやきが誕生しました。

本商品は、長野日本大学学園の小・中・高校生が所属する「日大世界部」による発案がきっかけです。「世界に向けて長野の魅力を伝えたい。世界に広がる長野のおやきを考案する」というテーマのもと、外国人観光客に人気の高い抹茶を採用し、国内外の消費者に訴求する商品として企画されました。いろは堂側は素材と味わいの検討を重ね、祇園辻利の抹茶を採用して抹茶の風味を最大限引き出す配合を実現しています。

共同の背景と目的

いろは堂は1923年創業の老舗おやき屋であり、地域の食文化を受け継ぎながら商品の改良を続けてきました。一方、祇園辻利は宇治茶の伝統を受け継ぎ、抹茶づくりにこだわる京都の老舗茶舗です。両者の出会いは、異なる土地で育まれた食文化を重ね合わせ、日本国内さらには海外へ向けて発信することを目指す共同プロジェクトとして位置づけられます。

学生発案という出発点を持つ本プロジェクトは、地域間での共創と世代をまたぐ取り組みとして位置づけられており、創業100周年イヤーの締めくくりにふさわしい商品であると公表されています。

素材と製法のこだわり — 抹茶あんの設計と味わい

本商品は「抹茶あん」おやきという名称で、祇園辻利の抹茶を使用したあんを、いろは堂独自のふっくらとした生地で包んであります。抹茶あんは滑らかな白あんと抹茶を合わせたもので、抹茶本来の香りと深い風味を感じられるよう仕上げられています。

祇園辻利の抹茶は萬延元年創業の歴史を背景に、宇治茶の文化を受け継ぎ800年の茶の歴史と結びつく伝統を尊重して製造されています。いろは堂はその抹茶の持つ濃厚な香りを生かすため、甘味のバランスやあんのなめらかさ、包み込む生地の食感の調整を重ねました。

• 主な素材：祇園辻利の抹茶、滑らかな白あん、いろは堂独自の生地
• 味わいの特徴：抹茶の濃厚な香りと上品な甘さ、従来のいろは堂おやきとは異なる奥行きのある風味
• コンセプト：信州のおやき文化と日本茶文化の融合、国内外の消費者に向けた展開

食べ方と想定される利用シーン

本商品は手土産やギフト、お取り寄せ商品としての利用を想定しており、抹茶好きや和スイーツを好む層に向けた訴求を図ります。冷めても抹茶の風味が生きるよう配慮されており、店舗での購入はもちろんオンラインでの購入後に自宅でゆっくり味わうことも想定されています。

抹茶の香りを引き出すため、提供方法や温度帯にも配慮した設計になっている点が公表されています。具体的な保存方法や賞味目安については販売時の表示に従う旨が示されています（詳細は販売店およびオンラインショップで確認可能）。

販売スケジュール、価格、販売数量と取扱店

販売スケジュールと取り扱い店舗については、以下の通り発表されています。販売開始日や販売チャネルが異なる点に留意が必要です。販売数量は限定数で、なくなり次第終了となります。

価格は1個あたり390円（税込）、販売数量は2万個（なくなり次第終了）です。販売チャネルと発売日は次の通り発表されています。

1. OYAKI FARM（長野市）での先行発売：2025年12月20日（土）
2. オンラインショップ（EC）：2025年1月1日（水・祝）
3. 直営各店（鬼無里本店、善光寺仲見世店、ながの東急店、ミドリ長野店、小布施店）：2025年1月7日（水）

販売場所は以下の通り記載されています。

• いろは堂直営店（鬼無里本店、善光寺仲見世店、ながの東急店、ミドリ長野店、小布施店）
• OYAKI FARM（長野市、先行発売）
• オンラインショップ（EC）

購入に関する注意点と補足

販売数量は2万個の限定販売であり、在庫が無くなり次第終了するため、発売日や在庫状況に注意が必要です。価格は税込表記で、各販売チャネルでの取り扱いや配送条件は異なる可能性があります。オンライン購入の際はECサイトの案内に従ってください。

商品に関する提供元は祇園辻利となっており、抹茶の供給や品質管理は祇園辻利の責任に基づくものです。抹茶を使用しているため、緑茶アレルギー等がある場合は成分表示を確認してください。

会社情報、問い合わせ先、まとめ

本件に関する問い合わせ先および各社の基本情報は次の通りです。問い合わせは有限会社いろは堂の広報窓口が案内窓口となっています。

以下に各社の概要と問い合わせ先を整理し、記事の末尾に要点をまとめた表を掲載します。

有限会社いろは堂

所在地：長野県長野市鬼無里1687-1

創業：1923年

事業内容：おやきの製造・販売

問い合わせ（広報担当：伊藤）TEL：026-214-2800　E-mail：kouhou@irohado.com

会社HP：https://irohado.com/

株式会社 祇園辻利

所在地：京都市東山区祇園町南側573番地3

創業：1860年（萬延元年）

事業内容：日本茶・抹茶製造、店舗運営、茶関連商品の企画販売

この記事では、いろは堂と祇園辻利が共同で開発した「抹茶あん」おやきの背景、素材や味わいの特長、販売スケジュール、価格・数量、会社情報と問い合わせ先を網羅して整理しました。販売日や在庫状況、オンラインでの取扱い条件などは販売チャネルにより異なるため、購入を検討する場合は各販売場所の案内を確認してください。