12/19開幕 舞鶴赤れんがの没入型クリスマスマーケット

赤れんがクリスマス

開催期間:12月19日〜12月21日

赤れんがクリスマス
いつ開催されるの?
2025年12月19日(金)〜21日(日)に舞鶴赤れんがパーク5号棟で開催。19日は17:00〜21:00のナイト営業、20・21日は10:00〜16:00。近隣のイルミネーションは11/28〜1/12に点灯します。
入場料はいくら?子どもはどうなるの?
入場料は1,000円でマーケットで使える500円券付き。小学生以下は無料。チケットは3日間通し券で提供予定。詳細と販売方法は公式サイトを確認してください。

歴史的建造物を舞台にする初の没入型クリスマスマーケット

京都府舞鶴市の国の重要文化財である舞鶴赤れんが5号棟を会場に、文化庁の採択事業として「舞鶴赤れんがパーク クリスマスマーケット」が初開催されます。本イベントは、歴史的空間とデジタルアートを融合させることで、従来のマーケットとは異なる体験型のクリスマス文化を提示することを目的としています。

この赤れんが倉庫群は明治期に舞鶴鎮守府の倉庫として建設され、現存する赤れんが倉庫としては国内有数の規模を誇る遺産であり、日本の近代化の歴史を伝える貴重な文化財です。歴史的背景を尊重しつつ、ライトアップやプロジェクションマッピング等の光の演出を組み合わせ、保存されてきた空間に新たな視点を与える試みが行われます。

文化財とクリスマスの交差点としての位置づけ

本イベントは文化庁による「令和7年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」の採択事業であり、国の重要文化財である舞鶴赤れんが倉庫を活用した文化事業として実施されます。歴史保存と現代アートの接点を意図した演出により、文化財の価値を別の角度から伝えることが狙いです。

プロジェクションマッピングをはじめとするデジタルアートは、赤れんが特有の質感や建築的な特徴を活かすよう設計され、来場者が視覚的に深く没入できる空間が構築されます。会期は短期間ながら、夜間のライトアップを中心に非日常的な体験を提供します。

マーケットの出店と提供される食文化──海軍ゆかりの味を中心に

舞鶴市はかつて舞鶴鎮守府が置かれた港町として発展し、海軍由来の食文化が現在も市民や観光客に親しまれています。本マーケットでは、そうした歴史的背景を反映した食文化が出店の中心的な要素となります。

会場には20店舗以上が出店予定で、海軍ゆかりのメニューをはじめ、ハンドメイド雑貨やヨーロッパ雑貨、クリスマススイーツ、ホットドリンク、ワークショップ等、多彩な出店内容が並びます。赤れんがの重厚な空間とクリスマス装飾が組み合わさることで、海外のマーケットに近い非日常感のある雰囲気が演出されます。

提供予定の代表的な海軍ゆかりのメニュー

マーケットでは、舞鶴の海軍由来メニューが特別に提供されます。以下はプレスリリースに明記されたメニューです。

  • ビーフシチュー:海軍由来の代表的な煮込み料理として提供されます。
  • ホットウヰスキー:海軍で親しまれた洋酒の温かい飲み方。旧仮名遣いの表記を用いた紹介となります。
  • 海軍カレー:現代の日本式カレーのルーツとされる一皿として登場します。
  • 肉じゃが:舞鶴発祥といわれる家庭料理。地域の伝承を感じさせる品です。
  • レモネード:海軍の健康管理から広がった飲み物として提供されます。
  • スパンジケーキ:航海中でも作りやすい料理として知られる焼き菓子です。

これらのメニューは食を通じて舞鶴の歴史や海軍文化を身近に体感できる構成となっています。飲食出店のほか、ホットドリンクやクリスマススイーツの出店が会場を彩ります。

会場構成と体験プログラム、運営情報

会場となる舞鶴赤れんが5号棟内には、マーケットの象徴となる高さ5m級の巨大クリスマスツリーが設置されます。夜間のライトアップやプロジェクションマッピングと合わせて、建物内部全体を使った演出が計画されています。

屋外の芝生エリアには、お子様向けに大きなスノードーム型のボールプールも設置され、ファミリー層にも配慮した構成です。出店は地域の人気店やクリエイターが参加し、物販から体験型のワークショップまでが並ぶ予定です。

運営、開催日時、入場に関する詳細

本イベントの主催は舞鶴市、運営は株式会社ウッディーハウス(株式会社WOODY HOUSE)です。開催は2025年12月19日(金)から12月21日(日)までの3日間にわたって行われます。

開催時間は以下の通りです。

  1. 12月19日(金):17時00分~21時00分(ナイト営業)
  2. 12月20日(土)・21日(日):10時00分~16時00分

入場料は1,000円で、マーケットで使える500円券がつきます。小学生以下は無料で、チケットは3日間通し券の形態で提供されます。

また、会場周辺では別途イルミネーションの恒常展示が予定されており、期間は2025年11月28日から2026年1月12日まで(17時00分~22時00分)となっています。ナイトタイムの演出はこのイルミネーション期間と連動して展開されます。

開催概要の整理と主要ポイント一覧

以下の表は、本記事で触れたイベントの主要情報を整理したものです。日程や会場、出店内容、運営体制、関連事業の採択情報などを網羅しています。

項目 内容
イベント名 舞鶴赤れんがパーク クリスマスマーケット
開催期間 2025年12月19日(金)~12月21日(日)
開催時間 12/19:17:00~21:00(ナイト営業)
12/20・12/21:10:00~16:00
会場 舞鶴赤れんがパーク 5号棟(京都府舞鶴市北吸)
国の重要文化財に指定された赤れんが倉庫群
入場料 1,000円(マーケットで使える500円券つき)
小学生以下無料、3日間通し券
出店数 20店舗以上(ハンドメイド雑貨、ヨーロッパ雑貨、クリスマススイーツ、ホットドリンク、ワークショップほか)
主な提供メニュー ビーフシチュー、ホットウヰスキー、海軍カレー、肉じゃが、レモネード、スパンジケーキ
会場内の主な設備 高さ5m級の巨大クリスマスツリー(5号棟内)、屋外芝生のスノードーム型ボールプール(子ども向け)
主催・運営 主催:舞鶴市
運営:株式会社ウッディーハウス(株式会社WOODY HOUSE)
事業採択 文化庁「令和7年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」採択
イルミネーション期間 2025年11月28日~2026年1月12日(17:00~22:00)
関連情報 公式ページ(舞鶴赤れんがパーク)

以上が本イベントの主要な情報の整理です。歴史的建造物を活かしたデジタルアートと食文化を中心とするマーケットという構成になっており、指定文化財の保存活用と地域の歴史紹介を兼ねた催しとして計画されています。

参考リンク: