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生成AI搭載のPrimeKarteAIRが医療記録を効率化

PrimeKarteAIR試行

開催日:4月1日

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PrimeKarteAIR試行
PrimeKarteAIRって何ができるの?
電子カルテ「PrimeKarte」と連携する生成AIで、紹介状や退院サマリの要約・下書き作成、SOAP形式変換、音声入力対応などを行い記録作成時間を短縮します。
患者情報の安全性は大丈夫?
氏名や住所などをサーバ内でマスクし、AI学習への利用を禁止。閉域網接続やTLS1.3、最小権限の認証管理など多層的な対策で漏洩リスクを抑えます。

生成AIでカルテ作成を支援、医療現場の記録負担を軽減する狙い

株式会社SBS情報システムは、生成AIを活用した電子カルテ連携機能「PrimeKarteAIR(AI Recorde)」を開発したと2025年12月15日07時10分付で発表しました。本リリースは、同社が医療機関向けのシステム開発・構築を手掛ける中で、診療業務の効率化と診療品質の維持・向上を目的に策定した取り組みの一環です。

医療現場では診療録や退院サマリ、紹介状などの文書作成に時間がかかることが長年の課題となっており、本機能はそうした現場の負担軽減を目指しています。発表では、2025年度中に静岡県焼津市の焼津市立総合病院(病床数423床、病院事業管理者:関 常司)でトライアル運用を開始し、2026年度後半の正式リリースを目指すスケジュールが示されています。

PrimeKarteAIRの機能構成と現場にもたらす具体的効果

本機能は電子カルテ「PrimeKarte」と連携し、記載支援や要約、音声入力の受け皿として動作します。要約や下書き作成により、医師や看護師が記録作成に費やす時間の短縮を図る設計です。

利用場面として紹介状や退院サマリ、SOAP形式の診療記録への変換などが明示されています。これにより診療記録の統一化、診察直後の記録作成負荷の軽減、転記ミスの抑止といった効果が期待されます。

機能一覧と得られる効果

下表はプレスリリースに明示された各機能、機能の詳細、現場にもたらす代表的なメリットを整理したものです。

機能 詳細 メリット
診療情報提供書・退院サマリの要約・下書き 指定期間のカルテ記録を元に、紹介状や退院サマリの下書きを生成。夜間バッチでのバックグラウンド処理も可能。 文書作成時間を大幅に短縮し日中業務への影響を低減。
SOAP要約 平文で入力した記録をSOAP形式に変換し、電子カルテのSOAP画面へ反映。 記録形式の統一と診察直後の記載負荷の減少。
音声入力対応 Speech-to-Text APIを利用し、SOAPや看護記録の音声入力をサポート。 ハンズフリーでの記録作成が可能になり入力負担が軽減。
シームレスな連携 要約された文章を電子カルテの紹介状やSOAP画面に直接連携。 手作業による転記ミスを抑止。

上記の機能はオプション製品としてクラウド上で提供される設計です。夜間バッチ処理など運用パターンを柔軟に設定できる点が運用負荷の分散に寄与します。

クラウド利用下での安全対策とプライバシー保護の仕組み

PrimeKarteAIRはクラウドサービスの利用が必須となるオプション製品であり、プレスリリースでは医療情報の安全管理に関する具体的な対策が示されています。クラウド環境には高い信頼性が確保されたインフラを採用し、通信や認証の面で多層的なセキュリティ対策を講じることが明記されています。

情報漏洩対策としては、個人情報のマスク処理、AI学習データとしての利用禁止、閉域網接続、強力な暗号化プロトコルの採用、認証情報の厳格な管理などがあげられています。以下に技術的な対策を整理します。

個人情報のマスク処理
要約対象の元文章から氏名・住所・電話番号等の個人情報に該当する文字列を検索し、PrimeKarteAIRサーバ内でマスク(置換)する処理を実行。マスク後のデータのみを生成AIに渡すため、個人情報の直接的な漏洩リスクを低減。
AI学習への不利用
問合せ内容(AIに入力されたデータ)はAIモデルの学習・改善に利用されない。学習データ化を避ける設計が明示されています。
ネットワークと暗号化
病院ネットワークとクラウド環境は閉域網で接続され、クラウド環境からAIサービスへの通信はTLS 1.3など最新かつ強固な暗号化プロトコルで保護されます。
認証情報の管理
アクセス権限は最小限に絞り、定期的に鍵をローテーションするなど厳格な管理体制を敷くことで、認証情報の不正利用や流出を防止。

これらの対策は、医療情報という高感度データを扱う上での運用上の基盤を形成します。クラウド上のAI処理におけるプライバシー保護と安全性の担保を明確にした設計が掲げられています。

導入スケジュール、トライアル病院と事業者情報

発表された今後の予定は、まず2025年度中に焼津市立総合病院でトライアル運用を行い、2026年度後半に正式リリースを予定するというものです。トライアルでは機能の実用性、安全性、業務適合性の検証を重点的に実施すると明記されています。

トライアル実施先および開発事業者の主要情報は以下の通りです。所在地、代表者名、病床数などの具体情報が公開されています。

トライアル実施病院 焼津市立総合病院(所在地:静岡県焼津市道原1000番地)
病院事業管理者・病床数 病院事業管理者:関 常司、病床数:423床
トライアル期 2025年度中(機能の実用性、安全性、業務適合性の検証)
正式リリース予定 2026年度後半
開発・提供元 株式会社SBS情報システム(本社:静岡市駿河区、代表取締役:松澤正典)
会社所在地 静岡県静岡市駿河区登呂3丁目1番1号
関連URL https://www.sbs-infosys.co.jp/https://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/

本製品はオプション製品として提供され、クラウドサービスの利用が必須です。トライアルを通じて実務への適合性を確認したうえでの段階的な展開が予定されています。

関連情報の整理と本記事のまとめ

本文で示した内容を分かりやすく表形式で要約します。以下の表は製品名、開発主体、トライアル先、スケジュール、主な機能、安全対策、関連URLをひと目で確認できるよう整理したものです。

項目 内容
製品名 PrimeKarteAIR(AI Recorde)※本文中では表記揺れとして「PrimeKarteAIR(AI Record)」の表記も確認されます
開発・提供 株式会社SBS情報システム(本社:静岡市駿河区、代表取締役:松澤正典)
プレスリリース日時 2025年12月15日 07時10分
トライアル病院 焼津市立総合病院(所在地:静岡県焼津市道原1000番地、病院事業管理者:関 常司、病床数:423床)
トライアル時期 2025年度中(機能の実用性・安全性・業務適合性の検証)
正式リリース予定 2026年度後半
主な機能 診療情報提供書・退院サマリの要約・下書き、SOAP要約、音声入力(Speech-to-Text API)、電子カルテへのシームレス連携
安全対策 個人情報のマスク処理、AI学習データ化の不使用、閉域網接続、TLS 1.3等による暗号化、認証情報の厳格管理
提供形態 クラウドサービス必須のオプション製品
関連リンク https://www.sbs-infosys.co.jp/https://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/

本記事では発表された資料の内容をそのまま整理して掲載しました。製品はトライアル段階から実用性と安全性を検証し、正式リリースに向けた工程を踏む計画であること、また個人情報保護とネットワーク・認証の面で具体的な対策が示されている点が確認できます。