obniz CONを1/20開催、Now公開とOS7やIntelligent Edgeを発表
ベストカレンダー編集部
2025年12月15日 10:03
obniz CON1/20開催
開催日:1月20日
obnizの8周年と初開催のオンラインカンファレンス「obniz CON 26.01」開催概要
現実世界とソフトウェアや人工知能をつなぐIoTプラットフォーム「obniz(オブナイズ)」は、米国クラウドファンディング「kickstarter」でのプロジェクト達成を起点にサービスを開始しました。2026年1月20日でプロジェクト達成から8周年を迎えることを記念して、同日夜にライブ配信形式のカンファレンス「obniz CON 26.01」を初開催します。本リリースは株式会社obniz(東京都、日本)による発表で、配信日時は日本標準時で2026年1月20日(火) 20時です。
本カンファレンスはobnizの既存ユーザー、kickstarterで支援した世界中のbacker、そしてobnizに関心のあるすべての人を対象とした無料のライブ配信イベントです。配信は日本語で行われ、配信URLは開催1週間前にobniz公式サイトおよびSNSで案内されます。見逃しを防ぐための手段として、obnizのメールマガジンへの登録案内も併せて行われます。
カンファレンスで公開される主要発表 — obniz Now、Intelligent Edge、obnizOS 7
obniz CON 26.01では複数の新機能や新商品が発表されます。主な項目はobniz Nowの一般公開、CES2025で発表済みのIntelligent Edge®の一般発売、および新しい要素技術を搭載したobnizOS 7の紹介です。これらは既存のobnizプラットフォームの拡張として、個人からエンタープライズまで幅広い用途での導入を容易にします。
発表内容はデモンストレーションを含めて紹介され、公開日や登録方法、具体的な活用例や技術仕様の説明が行われます。以下で各項目を詳述します。
obniz Now:エンタープライズ向け機能の一般公開
obniz Nowはこれまでエンタープライズ企業向けに提供されてきた、obnizを活用したオールインワンのクラウドサービスです。装置や現場のオートメーション、スマート製品開発などの用途に向けて利用されてきましたが、今回一般公開されます。一般公開に際しては、obnizの端末を持っている個人や中小企業でも登録・利用が可能になります。
ポイントとしては、プログラミング不要でIoTサービスを構築できる点と、データ保存量やIntelligence機能の実行回数などで選べる複数のプランにより、1台からでも容易かつ低コストでデジタル導入できる点が挙げられます。obniz CON 26.01では実際のデモンストレーションに加え、公開日や登録方法について具体的な案内が行われます。
- 主な活用例
- 自社製品のアプリやWebサービス提供のためのスマート製品化
- 現場改善を目指したセンサー情報の分析・実現
- プログラム不要でのサービス構築が可能
- データ保存量やIntelligence実行回数を基にした複数プランを選択可能
Intelligent Edge®:一般販売開始と機能概要
CES2025で発表済みの最新機種Intelligent Edge®が、obniz Nowの一般公開に合わせて一般販売を開始します。本機は製品組み込みや現場のIoT化を簡便に行うために設計されており、すでに実装された製品が市場で運用されています。
Intelligent Edge®はLTE-M回線を内蔵し、EthernetやRS232などで外部機器やセンサーと接続できるほか、内蔵センサーによる装置状態の判断も可能です。obniz CON 26.01では、Intelligent Edge®の機能説明に加え、obniz Nowと組み合わせたデモンストレーションが行われる予定です。
- 接続方式
- LTE-M、Ethernet、RS232など
- 内蔵機能
- 内蔵センサーによる装置状況判断
- 販売時期
- obniz CON 26.01にて一般販売開始の案内
obnizOS 7:通信圧縮とオフラインでの賢い動作を実現
obnizプラットフォームの基盤となる技術として、ソフトウェアから複数端末をクラウド経由で同時に制御する「ファームウェアレス技術」があります。公式SDKはJavaScriptをはじめ様々な言語からの開発を可能にしており、柔軟性を重視した仕組みです。
一方で、製品組み込みや大規模導入においては通信費の抑制やオフライン時の賢い動作が重要になります。これに対応するため、obniz社は新しい要素技術を開発し、これをobniz NowおよびobnizOS 7に搭載します。これにより、通信の自動圧縮やオフライン時の行動変化、バッテリー最適化による超長期電源レス動作などが実現可能になります。
- データの傾向を元に行われる通信の自動圧縮
- オフラインでの動作やバッテリー動作への最適化
- 超長期の電源レス動作
obniz CON 26.01では、obnizOS 7を搭載したIntelligent Edge®を用いた本機能の概要紹介とデモンストレーションが予定されています。これにより従来の課題だった通信コストやオフライン動作の弱点が改善される見込みです。
セルフホストプランとOSS版obnizの提供形態
インターネット接続が制約される環境、例えば発電設備などの重要インフラや病院のように秘匿性が要求される現場では「インターネットを使わずにIoTを実施したい」というニーズがあります。これまでもobniz社はオンプレミス機能を提供し、閉域網での利用実績がありましたが、今回その仕組みを抜本的に見直しました。
新たに開発した「セルフホスト機能」により、インターネットやobnizのクラウドを経由せずに、閉域網のサーバーやインターネットがない設備・工場・病院のネットワーク上のコンピューターからobniz端末を直接制御できるセルフホストプランが新設されます。これにより、秘匿性やネットワーク制約の高い現場でもobnizの技術を活用したIoTサービス構築が可能です。
obniz CON 26.01ではセルフホストプランの詳細説明と、obnizOS 7を搭載したIntelligent Edge®および新たなSDKを用いたプログラミングデモンストレーションが行われます。公開されるOSS版の説明や導入手順、利用に適した環境などについても明らかにされます。
- 対象環境:閉域網、インターネットが利用できない設備・工場・病院など
- 機能:クラウド不要で端末を直接制御できるセルフホスト機能
- 提供形態:新設のセルフホストプラン(OSS版の提供を含む)
開催情報、参加方法と最後のまとめ
obniz CON 26.01は誰でも無料で参加可能なライブ配信イベントです。配信は日本語で行われ、kickstarterで支援した世界中のbackerや既存ユーザー、そしてこれからobnizを知りたい人が参加対象となります。開催日時は日本標準時で2026年1月20日(火) 20時です。
ライブ配信の視聴用URLは開催1週間前にobniz公式サイトおよびSNSで共有されます。イベントの視聴を確実にしたい場合は、obnizのメールマガジン登録が案内されています。メールマガジン登録ページへの案内はプレスリリース本文中にも記載されています。
配信詳細
配信形式:無料のライブ配信
言語:日本語
- 対象
- kickstarterのbacker、obnizユーザー、obnizに関心のある一般の方
- 配信URLの公開時期
- 開催1週間前に公式サイトおよびSNSで共有
- 追加案内
- メールマガジンへの登録案内あり
関連情報
本プラットフォームおよびカンファレンスに関する詳細は、obnizの公式サイトで公開されます。関連リンクとして、公式サイト(https://obniz.com/)が案内されています。プレスリリース発表日は2025年12月15日 07時00分です。
本記事では、発表予定のすべての情報を網羅的に整理して紹介しました。以下に本記事で取り上げた主要事項を表形式でまとめ、内容をあらためて整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | obniz CON 26.01(ライブ配信) |
| 開催日時 | 2026年1月20日(火) 20:00(日本標準時) |
| 配信言語 | 日本語 |
| 参加費 | 無料 |
| 主な発表事項 | obniz Now(一般公開)、Intelligent Edge®(一般販売開始)、obnizOS 7(新要素技術)、セルフホストプラン(OSS版) |
| デモ内容 | obniz Nowのデモ、Intelligent Edge®とNowの連携デモ、obnizOS 7搭載機のデモ、新SDKによるプログラミングデモ |
| 対象 | kickstarterのbacker、obnizユーザー、obnizに関心のある方 |
| 配信URLの案内 | 開催1週間前に公式サイトおよびSNSで共有 |
| 公式リンク | https://obniz.com/ |
| プレス発表日 | 2025年12月15日 07:00(発表元:株式会社obniz、東京都) |
上記は本カンファレンスで予定されている発表と技術の要点を整理したものである。obniz Nowの一般公開、Intelligent Edge®の一般販売、obnizOS 7による通信圧縮やオフライン最適化、そしてセルフホストプランの導入により、幅広い環境でのIoT導入が容易になることが明記されている。詳細は公式サイトおよび開催時の配信を通じて順次案内される。
関連カテゴリとしてはネットワーク・ネットワーク機器、電子部品・半導体・電気機器が挙げられ、キーワードにはobniz、kickstarter、クラウドファンディング、OS、IoT、AI、自動化、オートメーション、OSS、人工知能が含まれる。
参考リンク: