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12月22日発売、スピン第14号:穂村弘のことばと紙の表情

スピン第14号発売

開催日:12月22日

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スピン第14号発売
発売日はいつで、いくらなの?どこで買えるの?
2025年12月22日発売で定価330円(税込)。A5判・192ページの号です。全国の書店やネット書店、出版社の書誌ページや公式サイトで購入・予約できます。
表紙や紙の特徴って何が特別なの?
装画はポール・コックス、穂村弘の短歌が配され表紙の印象を作ります。表紙と目次は竹尾のファインペーパー「ジャンフェルト」白・ぶどうを使用し視覚と触覚で質感を楽しめます。

ポール・コックスの装画と紙に宿る表情 — 表紙の「ことば」と素材の選定

【日常に「読書」の「栞」を】オールジャンルの雑誌「スピン/spin」第14号(12月22日発売予定)の表紙と目次を公開。 画像 2

表紙の絵と言葉が織り成す第一印象

「スピン/spin」第14号の装画はポール・コックス(Paul Cox)による絵が飾ります。表紙に配された歌人・穂村弘さんの「ことば」(短歌)は、日常の瞬間を言語化する工作のように、雑誌を手にする第一接触を静かに支えます。

表紙は視覚だけでなく、触覚でも体感できる仕立てを意図しており、言葉と絵が併置されることで読み手に多層的な導入を与える構成になっています。

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紙の専門商社・竹尾との協働と素材の選択

表紙と目次に使用している紙は、株式会社竹尾の協力により選定されたファインペーパー「ジャンフェルト」の色違いです。表紙は「ジャンフェルト 白」、目次は「ジャンフェルト ぶどう」を用いており、同一系列の紙ながら色味の差が印象を大きく変えます。

これらの紙はいずれも細かな染色繊維がブレンドされており、縦横の凹凸がわずかな陰影を生み出すことで奥行きのある表情をつくります。紙の仕様や来歴に関しては竹尾の製品ページをご参照ください:https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=185

  • 表紙の紙:ジャンフェルト 白(リニューアル準備中)
  • 目次の紙:ジャンフェルト ぶどう(リニューアル準備中)

紙の風合いは誌面体験の重要な要素であり、本号では「本物の紙」でしか伝わらない質感を重視しています。本誌内の連載「紙の話」「紙のなまえ」も合わせて紙の魅力を探る構成です。

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新連載・短篇・既存連載の勢揃い — 今号の読みどころ

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巻頭の新連載と知的アプローチの新企画

巻頭を飾るのは平松洋子さんによる新連載小説「ササエさん」です。戦後の市井を生きる母と娘の「生」の日々を起点に描かれる物語として、物語の滑り出しに注目が集まります。

また、読書猿さんによる新連載「複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス」は、認知バイアスの連鎖的・同時発生的な性質を分析し、現代社会に静かに広がる思考の癖に光を当てる連載です。幅広い読者に向けた知的読み物として配されます。

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短篇とアンソロジーでみせる多様な物語

第14号では短篇とアンソロジーの充実も特筆事項です。犬怪寅日子さんが寄せる短篇「秘匿」は『羊式型人間模擬機』での受賞歴を持つ作家による、死の空気に満ちた幻想的な世界を描きます。

警察小説アンソロジー第5回には堂場瞬一さんの短篇「英雄」が収録されます。著者は年内に犯罪小説集『罪と罪』を刊行しており、ど真ん中の警察小説を求める読者に向けた作品です。

  1. 新連載小説:平松洋子 ササエさん
  2. 新連載:読書猿 複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス
  3. 短篇:犬怪寅日子 秘匿
  4. 警察小説アンソロジー(第5回):堂場瞬一 英雄

これに加え、一穂ミチ、大森美香、恩田陸、澤田瞳子、藤沢周といった既存の連載小説陣が揃い、長期連載の第回数表記とともに安定した読みごたえを提供します。

  • 一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第14回)
  • 大森美香 花と葉(第12回)
  • 恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第14回)
  • 澤田瞳子 おぼろ影(第3回)
  • 藤沢周 利休残照(第14回)

そのほか、浅井音楽さんの特別寄稿日記「我々の日々 ひびわれ」、鳥さんの瞼による自選短歌11首解題、西村麒麟の俳句「からす瓜」など、詩歌系の充実も見逃せません。

ジャンル横断企画「真夜中」と創業140周年関連の特別企画

「真夜中」:6ジャンルによる横断的な企画

今号ではテーマ「真夜中」を掲げ、6つのジャンルを横断する特別企画を実施しています。参加者はそれぞれの表現形式で真夜中という共通命題に向き合います。

収録は以下の通りです。小説、詩、短歌、俳句、エッセイ、絵の6ジャンルが並び、ジャンルごとに異なる時間感覚と解釈を提示します。

ますむらひろし
小説
蛙坂須美 人魚は泡に、おばけは底に
俳句
百瀬一兎 五つ夜
短歌
吉田隼人 hal(lucin)ation
エッセイ
君島大空 夜は海を抱いて
岡本啓 神話をはおって

創業140周年特別企画「140人・140冊・この1文」第2回

来年(2026年)の創業140周年を前に、本号では第2回「140人・140冊・この1文」を掲載。河出書房新社の関係者らから選ばれた選者がそれぞれ〈河出の1冊〉を選び、作中の「この1文」と作品へのコメントを寄せます。

第2回の選者は会社内の推薦を基に19名が選ばれており、寄藤文平さんによる描き下ろしイラスト「ふくろうさん」とロゴが添えられます。選者一覧は下記の通りです(敬称略)。

  • 青松輝(歌人・YouTuber「ベテランち」)
  • 磯野真穂(文化人類学)
  • 小谷実由(モデル・文筆家)
  • 小原奈実(歌人)
  • 笠間直穂子(フランス文学)
  • 木村衣有子(文筆家)
  • 芍薬アカデミー(芸人)
  • 髙良真実(歌人・文芸評論家)
  • 奈倉有里(ロシア文学者)
  • 浪江由唯(kami/かみひとえ代表)
  • 濵田研吾(ライター)
  • ぱやぱやくん(元自衛官・エッセイスト)
  • 藤原麻里菜(作家・株式会社無駄代表)
  • 堀田季何(詩歌作家・翻訳家)
  • ポリー・バートン(翻訳家・作家)
  • 三秋縋(作家)
  • 山﨑修平(詩人)
  • Licaxxx(DJ)
  • 渡邊十絲子(詩人)

企画では、作品に紐づく短い選評的コメントと象徴的な一文を通じて、出版社の歴史と読書の広がりを改めて可視化する試みが行われています。

誌面構成の全体像と刊行情報 — 仕様・販売情報・アクセス

掲載記事・連載・コラムの一覧(誌内目次の主要項目)

以下は本号に含まれる主な掲載内容の一覧です。プレスリリースの目次情報を忠実に反映しています。

誌面には小説、詩、短歌、俳句、エッセイ、コラム、書評、紙の話など多彩なジャンルが並びます。また、書籍化された連載作品や新刊情報も随時掲載されます。

  • [新連載小説] 平松洋子 ササエさん
  • [新連載] 読書猿 複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス
  • [短篇] 犬怪寅日子 秘匿
  • [ジャンル横断特別企画「真夜中」] 絵=ますむらひろし/小説=蛙坂須美/俳句=百瀬一兎/短歌=吉田隼人/エッセイ=君島大空/詩=岡本啓
  • [エッセイ] 櫻田宗久/瀬尾傑/まつしたゆうり/もちぎ
  • [特別寄稿 日記] 浅井音楽 我々の日々 ひびわれ
  • [特別企画 短歌の話] 鳥さんの瞼 自選短歌11首解題
  • [俳句] 西村麒麟 からす瓜
  • [創業140周年特別企画/140人・140冊・この1文] 第2回(選者19名、絵+ロゴ=寄藤文平)
  • [警察小説アンソロジー] 第5回 堂場瞬一 英雄
  • [連載小説] 一穂ミチ/大森美香/恩田陸/澤田瞳子/藤沢周(各回数明記)
  • [連載詩] 第11回 最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――らんま1/2詩集
  • [連載書評/絶版本書店] 伊崎修通/佐藤日向
  • [本の話] 沼本明希子 ひつじではございません
  • [紙の話] 奈良裕己 紙と活版印刷とリソグラフの話(PRINT+PLANT訪問)
  • [詩歌の話] 渡辺祐真 詩のゴールを考えてみよう〜井筒俊彦『言語と呪術』を読む〜
  • [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 斉藤壮馬 第14回「Soluble In Air」
  • [コラム日々] タケダ2000GT/浪江由唯
  • [紙のなまえ] 特集ページ

刊行情報と購買・参照先

「スピン/spin」第14号の発売日は2025年12月22日(月)、定価は330円(税込)です。仕様はA5判、並製・平綴じ、192ページとなっています。

ブックデザインは佐々木暁、装画=ポール・コックス、本文挿画=塩川いづみ。協力=株式会社竹尾です。誌面や刊行に関する詳細な書誌ページは下記URLをご参照ください。

項目 内容
誌名/号数 スピン/spin 第14号
雑誌コード 07822-01(文藝2025年冬季号増刊)
定価 330円(税込)
仕様 A5判/並製・平綴じ/192P
発売日 2025年12月22日(月)
ブックデザイン 佐々木暁
装画 ポール・コックス(Paul Cox)
本文挿画 塩川いづみ(http://shiokawaizumi.com)
協力 株式会社竹尾(https://www.takeo.co.jp)
書誌ページ https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980904/
Webページ https://spin.kawade.co.jp/

なお、佐々木譲さんの連載「路上の輝き」はWEBスピンで公開中です。連載作品の単行本刊行情報としては、芦沢央『お前レベルの話はしてない』、堂場瞬一『罪と罪』、中村文則『彼の左手は蛇』、鈴木涼美『典雅な調べに色は娘』、そして最果タヒ『ときには恋への招待状』(まもなく刊行予定)などが挙げられています。

主要事項の要約と確認表

ここまでで触れた本号の主要ポイントを表形式で整理します。本号は多ジャンルを横断する構成と、紙や造本に対する明確な志向が特徴です。巻頭の新連載、認知バイアスを扱う連載、短篇・アンソロジー、創業140周年にまつわる特集など、複数の見どころが同時に展開されます。

項目 内容(要点)
発売日・価格 2025年12月22日/330円(税込)
判型・頁数 A5判・並製/平綴じ・192P
装画/挿画 装画:ポール・コックス/本文挿画:塩川いづみ
紙の協力 株式会社竹尾(ジャンフェルト:表紙=白、目次=ぶどう)
目玉企画 新連載(平松洋子、読書猿)/短篇(犬怪寅日子、堂場瞬一)/ジャンル横断企画「真夜中」/140人・140冊・この1文(第2回)
連載陣(一部) 一穂ミチ/大森美香/恩田陸/澤田瞳子/藤沢周/最果タヒ ほか
書誌ページ https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980904/
Web https://spin.kawade.co.jp/

以上が「スピン/spin」第14号の刊行概要と誌面案内です。誌面には紙の素材感、ジャンル横断の企画群、新連載や短篇の充実など、現物での読書体験を重視した項目が多く配されます。詳細は上記の書誌ページおよびスピンの公式Webページにて確認できます。