2/2開始:山口の路線バスがタッチ決済で乗車可能に
ベストカレンダー編集部
2025年12月15日 11:18
バスでタッチ決済開始
開催日:2月2日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
山口県で初導入――2026年2月2日から船鉄バス・ブルーライン交通がタッチ決済で乗車可能に
船木鉄道株式会社(以下:船鉄バス)およびブルーライン交通株式会社(以下:ブルーライン交通)は、2026年2月2日(月)より、路線バスにおけるクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを開始します。発表はJCBによって2025年12月15日10時に行われました。本導入は山口県内の交通事業者としては初めてであり、導入により国内45都道府県でタッチ決済乗車サービスが利用可能になります。
本サービスは三井住友カードの公共交通向けソリューション「stera transit」を活用しており、あわせて株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)の決済ゲートウェイを通じて電子マネーおよびQR・バーコード決済にも対応します。訪日外国人の利用や、現金取扱いによる運行効率課題の解消、地域のキャッシュレス化促進を目的とする取り組みです。
導入開始日と対象範囲の詳細
サービス開始日は2026年2月2日(月)です。船鉄バスとブルーライン交通の双方で運行する路線のうち、以下の範囲が対象となります。
対象路線は、船鉄バスが運行する宇部市内、山陽小野田市内、美祢市内の路線およびコミュニティバス、そしてブルーライン交通では下関市(豊北町・豊浦町・豊田町)、美祢市、長門市の全路線が対象となります。交通系ICカードは本サービスでは利用できません。
- サービス開始日:2026年2月2日(月)
- 船鉄バス:宇部市内、山陽小野田市内、美祢市内の路線・コミュニティバス
- ブルーライン交通:下関市(豊北町・豊浦町・豊田町)、美祢市、長門市の全路線
対応する決済手段と利用上の留意点
本サービスはクレジットカード等のタッチ決済に加え、電子マネー、QR・バーコード決済も利用可能です。ただし交通系ICカードは対応外となる点に注意が必要です。タッチ決済はカードやスマートフォンの設定により利用可能となるケースがあります。
具体的に対応する決済手段は以下の通りです。タッチ決済は、カード(クレジット、デビット、プリペイド)やカードが設定されたスマートフォン等を対応端末にタッチするだけで支払いが完了する仕組みです。
| 区分 | 対応サービス |
|---|---|
| タッチ決済(国際ブランド) | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯 |
| 電子マネー | WAON、nanaco |
| QR・バーコード決済 | 楽天ペイ、PayPay、d払い、メルペイ、au PAY、AEON Pay、Alipay、Wechat Pay |
タッチ決済は国内外で展開されている国際標準のセキュリティ技術を用いており、通常はサインや暗証番号入力を必要としません。ただし、一定金額以上の取引では本人確認(サインやICカード挿入+暗証番号等)が必要となる場合があります。
乗降履歴の確認方法
タッチ決済による乗降履歴は、QUADRACが提供する交通事業者向け決済・認証プラットフォーム「Q-move」サイトで確認できます。確認にはQ-moveの「マイページ」での会員登録手続きが必要です。Q-moveのサイトURLは以下のとおりです(URLを手入力することでアクセスしてください)。
Q-move サイト: https://q-move.info/
導入の背景と技術的な解説(stera transitとTMN)
近年のキャッシュレス化の進展、訪日外国人の増加、現金取り扱いに伴う運行効率の課題を背景に、船鉄バス・ブルーライン交通は利便性向上と地域のキャッシュレス推進を目的としてタッチ決済導入を決定しました。三井住友カードの「stera transit」は、公共交通機関向けの決済ソリューションとして全国で導入が進んでおり、今回の山口県での導入により導入公表事業数は全国で45都道府県193事業となります。
「stera transit」は、三井住友カードがGMOペイメントゲートウェイ、GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した決済プラットフォーム「stera」を基盤に、国際ブランドの非接触決済(タッチ決済)を組み合わせた公共交通向けソリューションです。現金や事前チャージを不要とする利便性に加え、感染症対策やインバウンド対応、地域のキャッシュレス化促進など複数の効果が期待されます。
また、TMNのクラウド型決済ゲートウェイを活用することで、電子マネーやQR・バーコード決済をスムーズに取り扱うことが可能になります。これにより、多様な決済ニーズに応える体制が整えられています。stera transitの詳細は以下のページを参照してください(URLを手入力してください)。
stera transit 情報: https://www.smbc-card.com/kamei/stera/transit/index.jsp
共同事業者の役割とバスカード取り扱い終了のスケジュール
本取り組みには複数の企業が参加し、それぞれ役割を分担しています。導入支援・決済プラットフォーム提供、機器提供・保守、プロジェクトマネジメント、SaaS型プラットフォームの提供などが分担され、運用面と技術面の両方で協力して本サービスを実現します。
以下に共同事業者の主な役割を整理します。
- 船木鉄道株式会社
- 路線バスの運行およびタッチ決済を活用した企画の実施
- ブルーライン交通株式会社
- 路線バスの運行およびタッチ決済を活用した企画の実施
- 三井住友カード株式会社
- キャッシュレス決済導入支援、steraプラットフォーム提供(stera transit)、Visa、Mastercard、銀聯のタッチ決済に関する導入支援・認知プロモーション
- 株式会社ジェーシービー
- キャッシュレス決済導入支援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に関する導入支援・認知プロモーション
- レシップ株式会社
- キャッシュレス決済システムおよび機器の提供・開発・メンテナンス
- 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)
- TMNクラウド型決済ゲートウェイによる電子マネーおよびQR・バーコード決済サービスの提供
- 株式会社ニモカ
- キャッシュレス決済導入支援、プロジェクトマネジメント、交通乗車手段に関する総合的なアドバイス
- QUADRAC株式会社
- 交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」の提供
今回の新サービス導入に伴い、従来のバスカードは段階的に取り扱い終了となります。取り扱い終了スケジュールは以下の通りです。
- ~2026年1月31日:バスカードの発売終了
- ~2026年4月30日:バス車内での取り扱いを終了
- 2026年5月1日~:バスカードの払い戻し受付開始
- ~2031年4月30日:バスカードの払い戻し対応終了
詳細は船木鉄道のウェブサイト(https://www.sentetsu.jp/)を確認してください。
タッチ決済の特性と利用上の注意
タッチ決済は端末にカードやスマートフォンをタッチするだけで支払いが完了する方式で、日常のさまざまな店舗や公共交通機関での使用が広がっています。本サービスでもスピーディーかつ安全な支払いが期待できますが、交通系ICカードは非対応である点、また一定金額以上の取引では本人確認が必要となる場合がある点に留意してください。
利用者がタッチ決済乗降履歴を確認したい場合は、Q-moveのマイページ登録が必要です。乗降履歴や支払い明細の確認方法についてはQ-moveにて案内されています。
導入内容の要点を表で整理
以下の表に本リリースで示された重要事項を整理しました。サービス開始日、対象路線、対応決済手段、参加企業の役割、バスカードの取り扱い終了スケジュールなどを一覧で示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日時 | 2025年12月15日 10:00(JCB発表) |
| サービス開始日 | 2026年2月2日(月) |
| 対象事業者 | 船木鉄道株式会社(船鉄バス)、ブルーライン交通株式会社 |
| 対象路線 | 船鉄バス:宇部市内、山陽小野田市内、美祢市内の路線およびコミュニティバス/ブルーライン交通:下関市(豊北町・豊浦町・豊田町)、美祢市、長門市の全路線 |
| 対応決済(タッチ) | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(タッチ決済対応のカード・デビット・プリペイドやスマートフォン等) |
| 対応決済(電子マネー) | WAON、nanaco |
| 対応決済(QR・バーコード) | 楽天ペイ、PayPay、d払い、メルペイ、au PAY、AEON Pay、Alipay、Wechat Pay |
| 交通系ICカード | 利用不可 |
| 乗降履歴確認 | QUADRACのQ-move(https://q-move.info/)でマイページ登録後に確認可能 |
| 主要技術・サービス提供 | 三井住友カード(stera transit)、TMN(決済ゲートウェイ)、QUADRAC(Q-move)、レシップ(端末・開発)、JCB、ニモカ等 |
| バスカード取扱終了スケジュール | ~2026/1/31 発売終了、~2026/4/30 車内取り扱い終了、2026/5/1~ 払い戻し受付開始、~2031/4/30 払い戻し対応終了 |
上記はリリース本文に基づく要点の整理です。導入により地域内の移動の利便性が向上するとともに、外国人利用者や日常利用者にとって使い慣れた決済手段でのバス利用が可能になります。詳細な運用方法や疑問点は、各事業者の公式案内をご確認ください。