ASAI京都四条、古着で作るサステナブルクリスマスツリー展示

古着アップサイクルツリー

開催期間:12月7日〜12月25日

古着アップサイクルツリー
このツリーっていつまで見られるの?
ASAI京都四条の館内エントランスで2025年12月25日まで展示中です。12月7日にワークショップで制作され、地域住民や宿泊客が手作業で仕上げた作品です。
提供した服はどう扱われるの?
衣類は裁断せずに木のフレームへ結び付けて装飾に使用され、展示終了後は京都市下京区のリサイクル活動へ寄付され、素材はその後も循環利用されます。

地域の想いを結びつける、古着を用いた「サステナブル・クリスマスツリー」

タイ発祥のホスピタリティグループ、デュシット・インターナショナル(Dusit International)が運営するライフスタイルホテルASAI京都四条(総支配人:山下誠)は、2025年12月25日まで館内エントランス部に、着られなくなった衣類をアップサイクルして制作した「サステナブル・クリスマスツリー」を設置しています。プレスリリースはデュシットインターナショナルより、2025年12月15日 13時07分に発表されました。

ホテル名の「ASAI(アサイ)」はタイ語で「地元の人と共に生きる」という意味を持ち、「BE A LOCAL EVERYWHERE」をコンセプトに掲げる当館では、地域コミュニティと連携した取り組みを一貫して行っています。本取り組みでは、地域住民や宿泊客から提供された衣類を用い、地域の想いを結び合わせる形でツリーを制作しました。

【ASAI京都四条】地域の想いを結ぶ、古着をアップサイクルしたクリスマスツリーを設置 画像 2

展示期間と目的

本展示は館内エントランスにて、2025年12月25日まで公開されます。制作されたツリーは展示終了後に京都市・下京区で行われているリサイクル活動へ寄付され、展示物としてだけでなく、その後の循環にも配慮した構成です。

このプロジェクトは、単なる装飾を超えて「人と人」「地域と施設」をつなぐことを目的としています。提供された衣類に新たな命を吹き込み、手作りの過程を通じて地域や宿泊者が協働できる場を設けることに重点が置かれました。

  • 展示場所:ASAI京都四条 館内エントランス
  • 展示期間:〜2025年12月25日
  • 展示後の扱い:京都市・下京区のリサイクル活動へ寄付

ワークショップ当日の様子と制作プロセス

ツリーの作成にあたっては、2025年12月7日(日)にワークショップが開催され、地域の子どもから大人まで幅広い年代が参加しました。参加者は持参した衣類を裁断せずに、木のフレームに直接結びつけて装飾する方法で制作を行いました。

当日は宿泊客も加わり、地域住民と来訪者が一緒に手作業で装飾を施す場面が多く見られました。すべての工程が手作業で丁寧に行われ、素材の感触や結び方、色の組み合わせといった細部にまで配慮がなされました。

制作のポイント

制作に際して決められた主な方針は次の通りです。衣類を切らずに結ぶことで素材を無駄にしない方法を採用し、結果として簡便かつリユースに適した装飾が実現されました。

  1. 衣類は裁断せず、木のフレームに直接結び付ける。
  2. 色や素材のバランスを考慮し、見た目と素材の保存性を両立させる。
  3. 手作業での結び目を重視し、制作参加者の思い出や地域の想いを形に残す。

ワークショップ終了後のアクションとして、展示終了後に集められた素材は京都市・下京区のリサイクル活動に寄付される旨が明記されています。これにより、装飾が終わった後も素材の循環が維持される仕組みになっています。

「ツリー・オブ・ライフ」プログラムとASAI京都四条の地域連携

本プロジェクトは、デュシット・インターナショナルが掲げるサステイナビリティ施策の一環である「ツリー・オブ・ライフ(Tree of Life)」プログラムに沿った取り組みです。ツリー・オブ・ライフは、環境や地域社会に貢献する具体的な行動を示すプログラムで、31のESG(環境・社会・ガバナンス)基準に基づき、4段階のレベル評価を行う構造になっています。

プログラムは絶滅危惧種保護、食品廃棄物削減、使い捨てプラスチック削減、ゴミの分別、エネルギー節約など多岐にわたる取り組みを含み、ホテルとして地域や環境に対して責任ある運営を行うための指標と行動例を提示しています。

プログラム名
ツリー・オブ・ライフ(Tree of Life)
評価要素
31のESG基準、4段階のレベル評価
対象分野
絶滅危惧種保護、食品廃棄物削減、使い捨てプラスチック削減、ゴミ分別、エネルギー節約 等

ASAI京都四条は2023年6月1日に開業して以来、「Sustainability(持続可能性)」と「Locality(地域性)」を運営の柱に据え、地域との関わりを重視する活動を継続してきました。具体的には町内会の一員として地蔵盆やふれあい大運動会、町内清掃への参加、開業1周年時のチャリティー募金「100円ガチャポン」を通じた義援金寄付(能登半島地震の被災者支援として日本赤十字社へ寄付)などの事例があります。

これらの活動は、単発のイベントに留まらず、ホテルが地域コミュニティの一部として機能することを目指した継続的な取り組みの一環です。今回のクリスマスツリー制作と展示は、その理念を具体化したプロジェクトになっています。

ASAI京都四条の施設概要とオンライン情報

ASAI京都四条は京都の中心地、四条烏丸エリアに位置するライフスタイルホテルで、客室数は114室です。客室はスタイリッシュかつ機能的に設計され、共用スペースとして「Eat(食べる)/Work(学ぶ)/Play(遊ぶ)エリア」を備え、地元のように過ごせる各種アクティビティを提供しています。

公式情報は以下のリンクから参照可能です。ホテルのSNSや公式サイトでは施設情報やイベントの詳細、画像・動画などを確認できます。

デュシット・インターナショナルの概要と本件の位置づけ

デュシット・インターナショナル(Dusit International)は1948年に設立され、タイ証券取引所に上場しているホスピタリティグループです。同グループはホテルとリゾート、ホスピタリティ教育、食品、不動産開発、ホスピタリティ関連サービスの5つの事業ユニットを持ち、世界19か国で7つのブランド(デュシタニ、デュシット デバラナ、デュシット スイーツ、デュシットD2、デュシット プリンセス、ASAIホテル、エリートヘブンズ)において300以上の施設を運営しています。

同社の多様な事業構成は持続可能な成長を目指す長期戦略の一部であり、バランス、拡大、多様化を主要な焦点としています。教育事業としては料理学校やホスピタリティカレッジの運営、タイや近隣国でのケータリング事業なども展開しています。

今回のASAI京都四条における古着を使ったクリスマスツリーは、デュシットのグローバルなサステナビリティ指針の下で、地域レベルに落とし込んだ実践例と言えます。地域参加型のワークショップを通じて、地域の課題への意識喚起や素材の循環を実現する試みです。

広報資料や公式写真は公式メディアライブラリでも提供されており、詳細情報はデュシットの公式サイトで確認可能です。

関連リンク(参考)

取り組みの要点まとめ

ここまで紹介した内容を整理し、関係者や読者が本プロジェクトの主要な要素を一目で確認できるように表にまとめます。続けて自然な言葉で締めくくります。

項目 内容
プロジェクト名 サステナブル・クリスマスツリー(古着をアップサイクルした展示)
主催・運営 ASAI京都四条(運営:デュシット・インターナショナル)
プレス発表 デュシットインターナショナル、2025年12月15日 13:07
展示場所 ASAI京都四条 館内エントランス
展示期間 〜2025年12月25日
ワークショップ実施日 2025年12月7日(日)
制作方法 提供された衣類を裁断せずに木のフレームに手作業で結び付けて装飾
展示後の扱い 京都市・下京区でのリサイクル活動へ寄付
関連プログラム デュシットの「ツリー・オブ・ライフ(Tree of Life)」プログラム(31のESG基準、4段階評価)
ASAI京都四条 概要 開業:2023年6月1日、客室数:114室、コンセプト:BE A LOCAL EVERYWHERE、共有スペース:Eat/Work/Play 等
デュシット概要 設立:1948年、上場企業(タイ)、19か国で7ブランド・300以上の施設運営
参考リンク ツリー・オブ・ライフ
ASAI KYOTO SHIJO 公式

ASAI京都四条が実施した本プロジェクトは、地域から提供された衣類を素材として再活用し、地域住民と来訪者が共同で制作することで、サステナビリティとローカリティを同時に実現する取り組みです。展示は2025年12月25日まで行われ、展示終了後は下京区のリサイクル活動へ寄付されることが明示されています。今回の活動は、デュシット・インターナショナルが掲げる「ツリー・オブ・ライフ」プログラムの考え方に基づく具体例であり、地域とホテルが協働して行う社会的な取り組みとして位置づけられます。

参考リンク: