ストレージ王が株主優待をデジタル化、選べるギフトへ

株主優待デジタル化

開催日:12月15日

株主優待デジタル化
いつから優待がデジタルギフトになるの?
決定は2025年12月15日15時30分に発表されました。実際の選択案内は4月上旬の株主総会招集通知で送付され、案内に沿ってWEBで選択、受け取り開始日から90日以内に手続きします。
今持ってるQUOカードはどうなるの?
今後の贈呈はQUOカード相当の価値をデジタルギフトで提供する形へ移行します。トランクルーム割引券については従来どおり継続されます。既発行カードの扱いは別途案内される見込みです。

ストレージ王が株主優待を「選べるデジタルギフト」へ変更 — 決定の背景と発表日時

株式会社ストレージ王は、株主優待制度の一部を電子化し、従来のQUOカードから複数の選択肢を持つデジタルギフトへ変更することを決議しました。発表日は2025年12月15日15時30分です。

この変更は、キャッシュレス決済や電子マネー、デジタルギフトの普及を背景に、株主の受け取りやすさ・使いやすさ・選択の自由度を高めることを目的としています。株主からは「金券・ギフト券など現金相当の優待を望む」「オンラインで簡単に受け取りたい」といった要望が多く寄せられており、その声を踏まえた制度改定となります。

発表の位置づけと目的の整理

当社は株主還元の充実を図るため、既存制度の見直しを実施しました。優待の電子化により、受け取り側の利便性向上だけでなく、企業側の手続き効率化や多様な交換先の提供が期待されます。

なお、トランクルーム割引券の贈呈については変更がありません。割引券部分はこれまで通り継続して提供されます。

具体的な変更内容 — 優待額と継続保有期間の扱い

今回の改定では、現行のQUOカードによる贈呈をデジタルギフト(選択式)に置き換えます。下記の表は、現行制度と変更後の制度を対比して示したものです。トランクルーム割引券に関する金額は変更されていません。

継続保有期間の定義や各株式保有区分ごとの優待額は、以下の表を参照してください。どちらの制度も継続保有期間が1年以上か未満かで金額が異なります。

区分 継続保有期間1年未満 継続保有期間1年以上
保有株式数 100株以上〜499株以下(現行) QUOカード 3,000円分/トランクルーム割引券 2,000円相当 QUOカード 4,000円分/トランクルーム割引券 3,000円相当
保有株式数 500株以上(現行) QUOカード 5,000円分/トランクルーム割引券 4,000円相当 QUOカード 6,000円分/トランクルーム割引券 5,000円相当
保有株式数 100株以上〜499株以下(変更後) デジタルギフト 3,000円分/トランクルーム割引券 2,000円相当 デジタルギフト 4,000円分/トランクルーム割引券 3,000円相当
保有株式数 500株以上(変更後) デジタルギフト 5,000円分/トランクルーム割引券 4,000円相当 デジタルギフト 6,000円分/トランクルーム割引券 5,000円相当

(注)継続保有期間1年 以上とは、株主名簿基準日(1月31日および7月31日)の当社株主名簿に、同一株主番号で連続して3回以上記載または記録されていることをいいます。

表で示した通り、金額自体はQUOカードから移行する形で同等の価値をデジタルギフトで提供する形となり、トランクルーム割引券は従来どおり付与されます。

デジタルギフトの選択手続きと交換先(ラインナップ例)

デジタルギフトを受け取るための案内は、株主総会招集通知に同封して発送される予定です。対象株主には4月上旬に案内を送付し、同封の案内に従ってWEB上で希望の品目を選択し、受け取り手続きを行う流れになります。

デジタルギフトには有効期限が設けられており、受け取り手続きは受け取り開始日から90日間が期限となります。期限を過ぎると受け取り手続きができなくなるため、選択期間内の手続き完了が必要です。

交換先の具体例

交換先は現時点で下記のようなカテゴリおよび具体例を予定しており、今後変更となる可能性があります。多様な用途に対応するため、汎用性の高い電子マネーやギフトカード、サービス系コンテンツ、食品・体験型ギフトまで幅広く用意する方針です。

  • 汎用ギフトカード・電子マネー系:Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイントギフト、au PAYギフトカード、Visa eギフトなど
  • サービス・コンテンツ系:Google Play ギフトコード、Apple Gift Card、動画配信サービスギフト、デジタル書籍プリペイドカードなど
  • 食品/体験/商品交換型ギフト:外食チェーン優待券、食品ギフトカード、選べる商品ギフト、体験ギフトなど

交換先の選択肢は多岐にわたるため、株主のライフスタイルや利用シーンに応じた選択が可能になります。具体的な交換先の最終ラインナップや手続き画面は、案内に沿ってWEB上で提示される予定です。

手続き上の注意点と企業としての位置づけ

今回の変更は、単に物理カードを電子に置き換えるだけでなく、株主と企業との関係を深化させるためのコミュニケーション手段として位置づけられています。企業側は利便性や満足度の向上を目指すとしていますが、実務上は案内の確実な到達とWEBでの選択手続きの利便性確保が重要になります。

注意点としては、案内は4月上旬の株主総会招集通知に同封して発送されるため、対象となる株主は送付物を確認のうえ、案内の指示に従ってWEBでの申請を行う必要があります。デジタルギフトの受け取り期限は有効開始日から90日間です。

受け取りに関するフロー(概要)

  1. 4月上旬:株主総会招集通知に株主優待案内を同封して発送
  2. 案内に記載されたWEBページでログインまたは株主番号を入力し選択画面へ
  3. 希望のデジタルギフトを選択し受け取り手続きを実施
  4. 受け取り開始日より90日以内に交換手続きを完了

万が一、期限を過ぎた場合は受け取り手続きができなくなりますので、案内到着後は速やかに手続きすることが求められます。

会社概要と本件に関する補足情報のまとめ

本件を発表した株式会社ストレージ王の会社概要は以下のとおりです。トランクルームに関する企画、開発、運営、管理を主な事業とし、プロパティマネジメント業など関連事業を展開しています。証券コードは2997、代表取締役は荒川 滋郎氏です。

具体的な企業情報、サービスサイトやコーポレートサイトは各URLで案内されています。今回の優待変更に関する詳細や最新情報は、同社サイトでも確認できる可能性があります。

項目 内容
商号 株式会社ストレージ王(証券コード:2997)
代表者 代表取締役 荒川 滋郎
所在地 〒272-0033 千葉県市川市市川南一丁目9-23 4F
設立 2008年5月
事業内容 トランクルームに関する企画、開発、運営、管理、プロパティマネジメント業、上記に付帯関連する一切の事業
資本金 261,888千円
サービスサイト https://www.storageoh.jp/
コーポレートサイト https://www.storageoh.co.jp/
その他関連サイト https://itsucoco.com/

以下に、本記事で扱った主要ポイントを整理した表で締めます。要点を俯瞰して確認できるように構成しました。

項目 内容(要約)
発表日時 2025年12月15日 15時30分
改定の主旨 株主優待(QUOカード)をデジタルギフトに変更し、選択肢と利便性を向上。トランクルーム割引券は変更なし。
対象区分・金額(一例) 100株以上〜499株:デジタルギフト3,000円(未満)/4,000円(1年以上)、500株以上:デジタルギフト5,000円(未満)/6,000円(1年以上)。トランクルーム割引券はそれぞれ2,000円相当〜5,000円相当。
継続保有の定義 株主名簿基準日(1月31日・7月31日)の同一株主番号で連続3回以上記載または記録されていること。
選択方法 4月上旬の株主総会招集通知に同封の案内に従い、WEB上で選択・受け取り手続きを実施。受け取り開始日より90日以内に手続き完了が必要。
デジタルギフト交換先例 Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイントギフト、Google Play、Apple Gift Card、外食チェーン優待券、食品ギフトカード、体験ギフトなど。
会社 株式会社ストレージ王(代表 荒川 滋郎、所在地:千葉県市川市、設立:2008年5月、資本金:261,888千円)

以上が、株主優待制度の一部電子化に関する発表内容の要点と詳細の整理です。本稿はプレスリリースに基づき事実を正確に伝えることを目的として作成しました。

参考リンク: