1/20ベルリンで初公開、Audi Revolut F1の名称とロゴ

チーム名とロゴ発表

開催期間:1月20日〜1月21日

チーム名とロゴ発表
ローンチイベントっていつどこでやるの?
ベルリンで2026年1月20日に招待制の没入型ローンチが行われ、翌21日には一般公開される予定。20日はチーム名・ロゴと2026年カラーリングを初披露します。
Revolutはチームに具体的に何を提供するの?
Revolutは法人向けのRevolut Businessで財務を支援し、オンライン決済にRevolut Payを導入。さらにアプリ内特典や限定イベントでファン接点を強化します。

AudiとRevolutが結ぶ新たなシンボル:チーム名とロゴの意味

Audi Revolut F1 Teamが公式チーム名称とロゴを公開しました。これは2025年7月に発表されたタイトルパートナーシップに基づくもので、チーム名には自動車メーカーのAudiとグローバルな金融テクノロジー企業であるRevolut(レボリュート)が並びます。両者の結びつきは単なるスポンサー表記以上の位置づけであり、チームのアイデンティティと運営方針に深く関与するものです。

今回発表されたロゴと名称は、ブランドの核心にある「明快さ(Clarity)」「技術的な知性(Technical Intelligence)」「感情(Emotion)」という三つの柱を反映しています。これらは視覚的アイデンティティのみならず、ファンエンゲージメントや技術開発、サービス提供の各分野での指針ともなります。

Revolutの関与範囲と提供されるサービス

Revolutはチーム運営の重要領域にも直接的に関与します。具体的には、チームの財務面には法人向けサービスRevolut Businessが採用され、オンラインストアにおける決済体験にはRevolut Payが組み込まれます。これにより、運営効率や顧客(ファン)接点における利便性の向上が見込まれます。

また、Revolutは自社顧客へ向けた特典や限定アクティビティを提供する予定です。プレスリリースでは、Revolutのお客様に対して「特別なアクティビティやレースイベントへの参加、アプリ内で利用できる特典」を提供すると明示されています。これらは単発のプロモーションに留まらず、長期的な顧客接点の強化に資する設計と位置づけられています。

チーム名称
Audi Revolut F1 Team
主要パートナー
Revolut(タイトルパートナー)、Audi
提供予定サービス
Revolut Business(法人向け)、Revolut Pay(決済)、アプリ内特典・ファン向けアクティビティ

ベルリンでのローンチ:体験設計、日程と公開範囲

Audi Revolut F1 Teamは2026年1月20日にドイツ・ベルリンでグローバルローンチイベントを開催すると発表しました。ローンチは招待制の没入型イベントとしてデザインされ、チームの新たなカラーリングやブランド体験を直接体感できる場になります。

ローンチ翌日の2026年1月21日には一般公開が予定されており、一般のファンも参加できる機会が設けられます。ローンチ初日はブランドの核である「明快さ」「技術的な知性」「感情」を体現する演出が行われ、チームのフルアイデンティティが初披露されます。

イベントで発表される内容

ベルリンでのイベントでは以下の主要項目が発表されます。まず、2026年シーズンのレースカラーリングの全貌が公開されます。これは先に公開されたAudi R26コンセプトに続く正式なビジュアルであり、Audiのデザイン哲学をF1のスターティンググリッドで際立たせるものです。

次に、招待ファンが参加する没入型コンテンツにより、新チームのブランド体験を深める仕掛けが用意されます。プレスリリースではこの没入型体験について「明快さ(Clarity)」「技術的な知性(Technical Intelligence)」「感情(Emotion)」というブランドの核を体現するよう設計されていると説明されています。

  • ローンチ日:2026年1月20日(招待者向け没入型イベント)
  • 一般公開日:2026年1月21日
  • 公開内容:チームロゴ、チームカラーリング、ブランド体験の全披露

組織変化と拠点体制:SauberからAudi Motorsportへ

Audi Revolut F1 Teamの発足に伴い、これまでチームを運営してきたSauber Motorsport AGはAudi Motorsport AGに社名を変更します。また、英国ビスターにあるテクノロジーセンターはAudi Motorsport Technology Centre UKに改称されます。これらの改称はブランド統合の一環であり、チーム体制をAudiのブランド戦略に合わせて位置づける動きです。

一方で、Sauber Holding AGおよびSauber Technologies AGの名称は保持されます。これはチームの歴史に対する敬意を表す措置であり、過去の蓄積と新しいブランドの共存を図るための管理的配慮と読み取れます。

拠点と担当領域

Audi Revolut F1 Teamは3つの主要拠点をベースに活動します。ノイブルク・アン・デア・ドナウに設立されたアウディ・フォーミュラ・レーシング有限会社(Audi Formula Racing GmbH)がパワーユニットの開発を担当します。スイスのヒンウィルはレーシングカーの開発およびレース計画と運営の拠点となり、英国ビスターのテクノロジーセンターはF1人材や戦略パートナーとの連携拠点として機能します。

これらの拠点はFIAの新レギュレーションに対応するための開発体制と設計が進められており、特に2026年から導入される持続可能な燃料の使用と、ハイブリッド駆動ユニットにおける電気エネルギー比率が約50%に引き上げられる点に対応する技術開発が焦点となります。

  1. ノイブルク・アン・デア・ドナウ:パワーユニット開発(Audi Formula Racing GmbH)
  2. ヒンウィル(スイス):レーシングカー開発、レース計画・運営
  3. ビスター(英国):Audi Motorsport Technology Centre UK(テクノロジーセンター)

主要メッセージ、関係者のコメントと背景データの整理

発表とともに、関係者からのコメントが公表されています。RevolutのCEO兼共同創業者ニコライ・ストロンスキー氏は「RevolutとAudiは、現状に挑戦するというグローバルな野心と、エンジニアリングにおける卓越性を追求する共通の理念のもと、フォーミュラ1で団結します。Audi Revolut F1 Teamの名称とロゴは、Revolutのグローバルな成長を加速させる強力なアライアンスの最初のシンボルです。」と述べています。

AUDI AGのCEOゲルノート・デルナー氏は「Audi Revolut F1 Teamの名称とロゴの公開は、モータースポーツの最高峰への旅路におけるまた一つの大きな節目となります。これらは、私たちの野心に明確なアイデンティティを与え、強いビジョンと革新的な精神を反映しています。」と述べ、チームの公開に際する期待と確信が示されています。

チーム責任者マッティア・ビノット氏は「この発表は、チームが成し遂げてきた驚異的な仕事に、名前と顔を与えるものです。ベルリンでのローンチは、私たちがチーム全体として団結し、2026年のデビューに先立ち、世界中のファンベースを招待する最初の瞬間となるでしょう。」と述べ、運営面での結束と準備状態の高さを強調しました。

代表ジョナサン・ウィートリー氏は「Audi Revolut F1 Teamという名称は、ドイツ、英国、スイスの私たちのチームがパートナーと一体となった総合力のシンボルです。これは、私たちが2026年に向けて構築を進める上で、全員が一つになるための旗印となります。」と述べ、名称発表によるプロジェクト推進力の向上に言及しています。

発表内容の要約
項目 詳細
チーム名 Audi Revolut F1 Team
ロゴ 新規公開(ブランドの核:明快さ・技術的知性・感情)
ローンチ日(招待) 2026年1月20日(ベルリン)
一般公開日 2026年1月21日
ファン体験 没入型イベント、アプリ内特典、限定アクティビティ
運営・決済サービス Revolut Business(財務)、Revolut Pay(オンライン決済)
組織改称 Sauber Motorsport AG → Audi Motorsport AG、ビスター拠点はAudi Motorsport Technology Centre UKへ
拠点 ノイブルク(パワーユニット)、ヒンウィル(車体・運営)、ビスター(テクノロジーセンター)
Revolutの規模 世界で6,500万人以上の利用者、1ヶ月の取引件数は10億件以上
Audiグループ実績(2024) アウディ車170万台、ベントレー10,643台、ランボルギーニ10,687台、ドゥカティ54,495台、総売上高645億ユーロ、営業利益39億ユーロ、従業員数88,000人超

以上が今回のプレスリリースに含まれる主要な情報の整理です。発表はRevolutとAudiの戦略的パートナーシップに基づくものであり、チーム名・ロゴの公開、ベルリンでのローンチイベント日程、ファン向け体験の設計、財務・決済面でのサービス導入、組織名称の変更並びに拠点ごとの役割配分、そしてRevolutおよびAudiグループの事業規模に関する事実を網羅しています。

関連リンク:https://www.revolut.com/ja-JP/

参考リンク: