12月22日発売 YOKOHAMAを表現した新クラフトジン
ベストカレンダー編集部
2025年12月16日 10:29
YOKOHAMAジン発売
開催日:12月22日
横浜の港とカクテル史が結ぶ新しい一杯 — 「YOKOHAMA」をオマージュしたジン誕生
日本で最初にバーが誕生した街として知られる横浜。開港以来、海外文化と出会いを重ねて発展してきたこの港町は、カクテルの歴史にも深く関わっています。1920年代のカクテルブック『The Savoy Cocktail Book』にレシピが掲載され、現在も世界中で親しまれる「Yokohama」というカクテルが、その象徴的な存在です。
この歴史的背景に敬意を表し、横浜新港8号埠頭にあるNUMBER EIGHT DISTILLERYの蒸溜長でありHUGEのコーポレートバーテンダーでもある深水稔大氏が、ジントニック専門店Antonic(運営:株式会社サイドカー)と共同で、カクテル「YOKOHAMA」をオマージュしたクラフトジン『NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA』を制作しました。プレスリリースはSidecar Ltd.より2025年12月16日10:00に発表されています。
「Yokohama Cocktail」のレシピと発想
オリジナルの「Yokohama」カクテルは、1930年版のSavoy Cocktail Book(p.180)に掲載されたもので、以下のレシピが伝わっています。
- 1 Dash Absinthe
- 1/6 Grenadine
- 1/6 Vodka
- 1/3 Orange Juice
- 1/3 Dry Gin
- Shake well and strain into cocktail glass.
この配合を土台に、ジンとして表現可能な要素を抽出しつつ、蒸溜で再現できる香味や物語性を持たせた点が今回のプロジェクトの要点です。歴史的なレシピに敬意を払いながら、現代のクラフトジンとしての再解釈が行われています。
蒸溜家と店舗が描いたレシピ — 8種のボタニカルと素材表現
NUMBER EIGHT DISTILLERYの深水稔大氏は、レストラン運営の視点とバーテンダーとしての視点の二つを併せ持つ蒸溜家です。今回のジンは、シリーズ名の通り8種類の主要素材で構成され、横浜の景色やカクテルの風味を香りと味わいで表現しています。
具体的には、当時のドライジンを象徴する以下のボタニカルを軸に据え、その他の素材でカクテルレシピの要素をジンに落とし込みました。
- 軸となるボタニカル
- ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート
- カクテル要素の表現
- ウォッカを想起させるライ麦パンと竹炭、オレンジは果皮と果肉を使用、アブサンをイメージするニガヨモギ、港を染める夕陽を表現する自家製ザクロシロップ(製法上2%未満)
商品の香味設計では、オレンジの香りを中心に据え、その他のボタニカルがバランスよくアクセントを添える構成です。ニガヨモギはアブサンを示唆するために控えめに配合され、ザクロシロップは色彩的・風味的なアクセントとして使用されています。
蒸溜は横浜新港8号埠頭、QUAYS pacific grill 内に併設されたNUMBER EIGHT DISTILLERYで行われ、蒸溜所が望むHAMMER HEADからの眺めや、港町・横浜の現在の風景がレシピ作成に反映されています。
商品仕様と発売・販売スケジュール
商品名はNUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA(ナンバーエイトジン ヨコハマ)。容量は750ml、アルコール度数は45%で、希望小売価格は6,000円(税別)に設定されています。主なボタニカルは以下の8種です。
- ジュニパーベリー
- コリアンダーシード
- アンジェリカルート
- ライ麦パン
- 竹炭
- オレンジ(果皮と果肉)
- ニガヨモギ(アブサンの表現)
- ザクロ(自家製シロップ、製法上2%未満)
販売元は株式会社HUGE。発売開始日は2025年12月22日(月)です。発売当日は10:00よりHUGE公式オンラインショップとAntonicの店頭およびオンラインショップで販売が開始され、その他業務店向け酒販店でも取り扱いが予定されています。
前作の「NUMBER EIGHT GIN PHANTOM」(2024年6月発売)はほぼ即日完売となったため、今回も早期完売が見込まれています。Antonicでは、ドリンク提供用のボトルを別途確保しており、数ヶ月にわたり店内での提供を継続する見込みです。
先行提供・ボトル販売会の詳細
発売を前に、Antonicと姉妹店BEEPにて先行提供とボトル販売会が実施されます。開催日時はいずれも2025年12月21日(日)で、Antonicは14:00から23:30(ラストオーダー23:00)、BEEPは14:00から22:00のスケジュールです。
Antonicでは「NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA」を使用したジントニックの最速先行提供が開始され、レギュラー商品や前作「NUMBER EIGHT GIN」「NUMBER EIGHT GIN PHANTOM」との飲み比べも可能です。BEEPでは最速先行ボトル販売会が行われますが、在庫には限りがあります。
関係各社と店舗情報、過去のコラボレーション
本プロジェクトは中目黒のジントニック専門店The World Gin&Tonic〔Antonic〕を運営する株式会社サイドカー(本社:東京都目黒区、代表取締役:武田光太)と、レストランを多店舗展開する株式会社HUGE(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新川義弘)およびNUMBER EIGHT DISTILLERYが協働して進められています。
NUMBER EIGHT DISTILLERYは横浜新港8号埠頭にあるQUAYS pacific grill内に併設された蒸溜所で、レストラン屋ならではの素材選定とフレッシュボタニカルを活かしたジン造りを特徴としています。蒸溜責任者は深水稔大氏(Toshihiro Fukami)。
店舗連絡先と営業時間
The World Gin&Tonic〔Antonic〕の所在地は〒153-0043 東京都目黒区東山1-9-13-103で、電話は03-6303-1729。営業時間は平日17:00-23:00(L.O.)/土日祝14:00-23:00(L.O.)です。
BEEP(Antonic隣接の姉妹店)の所在地は〒153-0043 東京都目黒区東山1-9-13-104で、電話は070-8381-8591。営業時間は18:00-24:00(L.O.)。
過去のコラボレーション実績
Antonicは2020年の開店以降、複数の蒸溜所やブランドとの協業を継続しており、本プロジェクトはそれらの流れの延長線上にあります。直近のコラボレーションは以下の通りです。
- 2023年8月:DISTILLERIE DE PARIS × Antonic「GIN semis」
- 2024年2月:東京八王子蒸溜所 × Antonic「SUNSETOWN GIN」
- 2024年6月:NUMBER EIGHT × Antonic「NUMBER EIGHT GIN PHANTOM」
- 2024年8月:KOVAL × BEEP「KOVAL Bourbon -Old Fashioned-」「KOVAL Rye -Manhattan-」
- 2024年9月:越後薬草 × Antonic「THE HERBALIST YASO GIN “THE ART”」
- 2025年1月:Herno × Antonic「Herno 装 -yosoi-」
- 2025年10月:新蒸留研究所×Antonic「-Euphoria yellow-/-Relaxed white-」
- 2025年12月:NUMBER EIGHT × Antonic「NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA」(本プロジェクト)
- 2026年4月:coming soon
Antonicの公式Instagramアカウントは@antonic.gin、GINメニュー専用アカウントは@antonic.menu。また自社オンラインショップはhttps://antonic.stores.jp/です。
まとめ:商品情報の整理
以下の表に、本記事で紹介した『NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA』の主要情報を整理しました。発売日、スペック、販売チャネル、イベントの日時・会場、関係会社・担当者など、プレスリリースで示された全情報を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA(ナンバーエイトジン ヨコハマ) |
| 容量 | 750ml |
| アルコール度数 | 45% |
| 希望小売価格 | 6,000円(税別) |
| 主なボタニカル | ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、ライ麦パン、竹炭、オレンジ(果皮・果肉)、ニガヨモギ、ザクロ(自家製シロップ、2%未満) |
| 発売日 | 2025年12月22日(月) 10:00〜(HUGE公式オンラインショップ、Antonic店頭・オンライン、その他業務店向け酒販店) |
| 先行提供・販売会 | 2025年12月21日(日) Antonic 14:00-23:30(23:00 L.O.)/BEEP 14:00-22:00(最速先行提供・ボトル販売会) |
| 販売元 | 株式会社HUGE |
| 製造・蒸溜 | NUMBER EIGHT DISTILLERY(横浜新港8号埠頭、QUAYS pacific grill 内)蒸溜長:深水稔大 |
| 共同パートナー | Antonic(株式会社サイドカー、代表:武田光太)、株式会社HUGE(代表取締役社長:新川義弘) |
| 店舗情報(Antonic) | 所在地:〒153-0043 東京都目黒区東山1-9-13-103/TEL:03-6303-1729/営業時間:平日17:00-23:00 L.O./土日祝14:00-23:00 L.O. |
| 店舗情報(BEEP) | 所在地:〒153-0043 東京都目黒区東山1-9-13-104/TEL:070-8381-8591/営業時間:18:00-24:00 L.O. |
| 関連リンク | Antonic Instagram:https://www.instagram.com/antonic.gin/ / オンラインショップ:https://antonic.stores.jp/ |
以上がプレスリリースに基づく『NUMBER EIGHT GIN YOKOHAMA』の全体像です。横浜の歴史的なカクテルを蒸溜とレストラン運営、バーの視点から再解釈したプロダクトとして、発売と先行提供のスケジュール、販売チャネル、担当者・制作背景などの情報を整理しました。
参考リンク: