12月21日開催 藤元明緒凱旋セミナーで映画制作を学ぶ
ベストカレンダー編集部
2025年12月16日 14:56
藤元明緒凱旋セミナー
開催日:12月21日
ベネチア三冠の藤元明緒監督が母校で語る凱旋セミナー
学校法人 21世紀アカデメイアが運営する大阪ビジュアルアーツ・アカデミーにおいて、2025年12月21日(日)に「世界で活躍する藤元明緒監督による凱旋セミナー」が開催されます。これは第82回ベネチア国際映画祭で三冠を受賞した藤元明緒監督の母校での特別講義とワークショップであり、映画制作を志す高校生、大学生、社会人を対象に行われます。
プレスリリースは2025年12月16日 11時30分に学校法人 21世紀アカデメイア(学長 田坂広志、本部:東京都千代田区)から発表されました。主催校側の代表は校長 工藤久利で、開催場所は大阪市北区曽根崎新地の大阪ビジュアルアーツ・アカデミー校舎です。
開催趣旨と背景
同校は「入学したその日から実社会」を教育方針に掲げ、映像・映画制作を含む幅広いエンターテインメント分野での実践教育を重視しています。今回の凱旋セミナーは、卒業生である藤元監督を招き、国際的評価を受けた監督の知見と経験を在校生や進路検討者に直接伝えることを目的としています。
藤元監督は以前にも本校で特別授業を行っており、2012年(記載は「2022年度の特別授業」との表記)には放送・映画学科の学生に短編映画制作の指導を行いました。その際の指導は多くの学生にとって励みとなりました。今回の来校では、作品に込めた想いや国際共同製作の実務、社会課題をテーマにした制作のリアルなプロセスが語られる予定です。
- 主催 学校法人 21世紀アカデメイア/大阪ビジュアルアーツ・アカデミー
- 発表日 2025年12月16日 11時30分
- 対象 高校生、大学生、社会人など進路検討者(本校への進学を検討している方に限定)
セミナーの詳細と参加方法
セミナーはオープンキャンパス内で行われ、ワークショップでは実際にカメラを使用して、役者の芝居をどのように切り取るかといった実技指導が予定されています。講義と実習を通じて映画制作のテクニックと心構えが直接伝えられる構成です。
開催日時は2025年12月21日(日)13:00から16:30までで、受付は12:30から開始されます。会場は大阪ビジュアルアーツ・アカデミー校舎(住所:大阪市北区曽根崎新地2-5-23)です。
- 日時
- 2025年12月21日(日)13:00〜16:30(受付開始 12:30)
- 場所
- 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 校舎(大阪市北区曽根崎新地2-5-23)
- 対象
- 高校生、再進学を検討している大学生・社会人、進路検討者(本校への進学を検討している方に限る)
- 参加方法
- 参加予約フォームより申し込みが必要。オープンキャンパス内のプログラムのため、進学検討者のみ参加可能。
参加申込は本校の体験エントリーページから行うことができます。関連リンクは以下の通りです。
ワークショップの内容
ワークショップでは、藤元監督による映像表現の実践指導が行われます。具体的にはカメラワーク、ショット選定、役者の演技をどう映像に落とし込むかといった技術的指導に加え、作品作りに向き合う際の姿勢や制作現場での意思決定についての講義が含まれます。
この内容は、映画制作の基礎から実践的な応用までを網羅する構成で、現場を志す学生にとって専門的な学びの場となることが期待されます。
藤元明緒監督の歩みと主要作品の解説
藤元明緒は1988年生まれ、大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校 大阪(現:大阪ビジュアルアーツ・アカデミー)放送・映画学科の卒業生です。卒業後はアジアを舞台に海外との合作作品を制作し続け、社会性の高いテーマを描き続けています。
以下に藤元監督の主な作品と受賞歴を整理します。作品ごとに題材と受賞歴を明記しています。
- 『僕の帰る場所』(2018年)
- 題材:在日ミャンマー人家族を描いた初の長編作品
- 受賞:第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門 作品賞、国際交流基金アジアセンター特別賞
- 上映:33の国際映画祭で上映
- 『海辺の彼女たち』(2021年)
- 題材:ベトナム人技能実習生を描いた長編第二作
- 受賞:PFF 第3回大島渚賞、第26回新藤兼人賞 金賞、第13回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞、第31回日本映画批評家大賞 新人監督賞
- 選出:第68回サンセバスチャン国際映画祭 新人監督部門に選出
- 『LOST LAND/ロストランド』(2025年)
- 題材:ロヒンギャ難民の現実を幼い姉弟の旅路を通して描く長編第三作。主演の姉弟を含む200名以上のロヒンギャが出演し、世界初のロヒンギャ語による映画として注目された。
- 受賞:第82回ベネチア国際映画祭 オリゾンティ部門で三冠受賞(審査員特別賞、最優秀アジア映画賞特別表彰、ビサート・ドーロ賞 最優秀監督賞)
- 国内公開:2026年4月に日本公開予定
藤元監督の作品は社会的テーマに根ざし、現地の言語や出演者を尊重した制作姿勢が特徴です。今回のセミナーでは、こうした制作姿勢や海外での共同製作の実務、作品を国際舞台に届けるための戦略や苦労話などが直接語られます。
大阪ビジュアルアーツ・アカデミーの教育方針と今回の位置づけ
大阪ビジュアルアーツ・アカデミーはテレビ番組制作、映画スタッフ、映像クリエイター、フォトグラファー、デザイン、出版、芸能スタッフ、マネージャー、コンサートスタッフ、レコーディングエンジニア、声優、俳優、ダンサー、ミュージシャンなど幅広いジャンルを育成する総合校です。現場で使える技術と実践力を重視するカリキュラムを提供しています。
同校は機材や教材を現場同等のものとし、75,000人以上の卒業生が国内外で活躍しています。教育理念としては、急速に進展する第4次産業革命の時代において求められる「ファイブ・スター・プロフェッショナル(Five Stars Professional)」を養成することを掲げ、独自の「セブン・ステップ・カリキュラム」による実践体験的な教育を行っています。
- 実践重視のカリキュラムと現場用機材の導入
- 就職・デビュー支援のためのサポート体制
- 国際的な視点を育む異文化グローバリスト教育と社会貢献を見据えたソーシャル・アートプレナー教育
今回の藤元監督による凱旋セミナーは、卒業生の国際的な成功事例を学内で共有し、在校生や進路検討者に現場感覚や国際共同製作の実務、社会課題を映像で扱う際の倫理や表現について具体的な知見を提供する場として位置づけられます。
関連リンクと資料
イベントの詳細・参加申込は本校の体験エントリーページに掲載されています。プレスリリース素材として使用されている画像ファイルのダウンロードも案内されています。
関連リンクは次の通りです。
- 参加予約ページ: https://www.visual-arts-osaka.ac.jp/taiken/entry/001574/
- 学校公式サイト: https://www.visual-arts-osaka.ac.jp/
- 21世紀アカデメイア: https://www.akademeia21.com/
要点の整理
以下の表はこの記事で伝えた主要情報を整理したものです。開催日時や場所、対象、参加方法、藤元監督の主な受賞歴と日本公開予定などをまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 学校法人 21世紀アカデメイア/大阪ビジュアルアーツ・アカデミー(校長 工藤久利、学長 田坂広志) |
| 発表日 | 2025年12月16日 11時30分 |
| 開催日時 | 2025年12月21日(日)13:00〜16:30(受付開始 12:30) |
| 会場 | 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 校舎(大阪市北区曽根崎新地2-5-23) |
| 対象 | 高校生、大学生、社会人の進路検討者(本校への進学を検討している方に限る) |
| 参加方法 | 参加予約フォームより申し込み(オープンキャンパス内での開催) |
| 監督 | 藤元明緒(1988年生、大阪府出身、同校卒) |
| 主要作品と受賞 | 『僕の帰る場所』(2018年:東京国際映画祭アジアの未来部門 作品賞ほか)/『海辺の彼女たち』(2021年:PFF大島渚賞ほか)/『LOST LAND』(2025年:第82回ベネチア国際映画祭で三冠) |
| 日本公開予定 | 『LOST LAND/ロストランド』:2026年4月 日本公開予定 |
| 関連リンク | 参加予約ページ/学校公式サイト |
この記事では、開催趣旨、日程、場所、参加方法、藤元監督の経歴と受賞歴、学校側の教育方針や今回の位置づけまでを網羅して整理しました。国際的に評価された監督の具体的な技術指導と現場感覚を学べる機会として、進路を検討する読者に向けた重要な情報を含んでいます。
参考リンク: