12/19開始 玉川温泉で冬至のゆず風呂、桂木ゆず登場

冬至に合わせて実施される「ゆず風呂」──期間と実施場所の詳細

昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉は、冬至の時期に合わせて2025年12月19日（金）から12月31日（水）までの期間、館内の男女浴室にて「ゆず風呂」を開催します。期間中は入浴槽にゆずを浮かべ、ゆずの香りを楽しめる入浴体験を提供します。

ゆず風呂に使われる柚子は、2025年12月12日（金）〜12月18日（木）に実施された「ゆず譲ってくださいキャンペーン」で来館客から譲られたものが中心となります。柚子の状況によっては実施期間の変更が生じる可能性があるため、来館前に公式サイト等で最新情報を確認することが推奨されます。

実施概要

冬至の当日となる2025年12月22日（月）には、地元ときがわ町の農園「大附園」から届けられた特別な柚子を浴槽に浮かべます。使用されるのは日本最古の柚子とされる「桂木ゆず」と、獅子柚子とも呼ばれる大きな「鬼ゆず」です。

施設側は柚子の手配について、地域の農家や来館者との連携によって行っており、地域資源を活かした季節行事としての性格が強い取り組みとなっています。

• 日程：2025年12月19日（金）〜12月31日（水）
• 場所：男女浴室（館内）
• 特記事項：柚子の状況により実施期間が変更になる可能性あり

地元が誇る柚子「桂木ゆず」と「鬼ゆず」の特徴と由来

今回のゆず風呂で中心的に用いられる「桂木ゆず」は、埼玉県ときがわ町をはじめ毛呂山町、越生町で栽培されている品種で、資料上では日本最古の柚子の一つとして位置づけられています。果実は大きく、皮が厚く、深い香りが特徴です。

また、同日浴槽に浮かべられる「鬼ゆず」は、一般に獅子柚子とも呼ばれる大ぶりの柑橘で、見た目の迫力と強い香りが特徴です。どちらも地元農家が丹精込めて育てたもので、風味や香りの違いを通じて地域の多様な柑橘文化を体感できます。

栽培地域と特性

栽培地域

ときがわ町、毛呂山町、越生町

桂木ゆずの特性

実が大きく皮が厚い。深い香りを持ち、日本最古の柚子の一つとされる。

鬼ゆずの特性

獅子柚子と呼ばれる大きな柑橘。見た目の存在感と強い香りがある。

冬の入浴に用いる柑橘は、皮の精油成分による芳香が湯中に広がることで、入浴のリラックス効果を高めるとされます。地元産の柚子を生かした取り組みは、地域資源の循環と観光振興の観点でも注目されます。

食堂で楽しむゆずを使った期間限定メニュー

玉川温泉の館内食堂では、ゆず風呂に合わせて地元産の「桂木ゆず」を使用した料理を提供します。メニューは日常の入浴に合わせて食事でも季節感を楽しめる構成です。

提供される主なメニューは以下のとおりです。価格は税込表記で、販売期間にも注記があります。

「ゆずカレー」は桂木ゆずの風味を取り入れたメニューで、スパイスと柑橘の香りが調和する構成です。「鶏ちゃんこ御膳」は柚子ポン酢を添えたセットで、冬場の温まる料理として期間限定で提供されます。

• ゆずカレー：1,080円（税込）
• 鶏ちゃんこ御膳：1,780円（税込、販売は2026年2月28日まで）

玉川温泉の泉質、所在地、運営体制と関連情報

昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉は、地下1700mから湧出するアルカリ性単純温泉（pH 10）を有しています。泉質はつるつるとした肌ざわりが特徴で、本格的な天然温泉として知られています。

施設は埼玉県比企郡ときがわ町の里山に位置し、昭和時代の雰囲気を再現した空間設計と相まって、ゆったりとした時間を過ごせる点が大きな魅力です。所在地および公式サイト情報は以下のとおりです。

所在地

埼玉県比企郡ときがわ町玉川3700

公式サイト

https://tamagawa-onsen.com/

運営は株式会社温泉道場（埼玉県比企郡ときがわ町、代表取締役 山崎寿樹）で、株式会社ONDOホールディングスの傘下にあります。ONDOホールディングスは地域活性化を掲げ、複数の事業会社を通じて「地域を沸かす」取り組みを行っています。

ONDOホールディングスが傘下に持つ主な企業には、株式会社温泉道場、株式会社Kii company、株式会社さかな、株式会社埼玉武蔵ヒートベアーズがあり、人材育成や地域活性化に向けた価値創造を目指しています。詳細は公式サイトにて確認できます。

以上の通り、玉川温泉のゆず風呂は地元農産物と来館者の協力を通じて実施される冬の風物詩的なイベントです。期間中は食堂でのゆずを生かした限定メニューも提供され、温泉・食事ともに季節感が感じられる構成となっています。