1月2日開始 ルミネ×モーンガータ不要コスメ回収13店へ
ベストカレンダー編集部
2025年12月18日 11:04
ルミネでコスメ回収拡大
開催期間:1月2日〜2月4日
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都市部の商業施設で広がる「不要コスメ回収」の新たな実践
株式会社モーンガータは、株式会社ルミネとの協業により、消費者宅で使い切れなかった不要コスメを効率的に回収し分別する仕組みを構築したと発表しました。プレスリリースは2025年12月18日付で、公表されています。取り組みは2025年7月のトライアル実施から始まり、2026年1月にルミネとニュウマンが開催する「ルミネ・ニュウマン エシカーニバル」を機に13店舗へと拡大されます。
このスキームは、単に回収箱を設置するだけでなく、生活者が自ら分別プロセスに参画できる参加型イベントと、実務的なアップサイクル技術を組み合わせた点が特徴です。都市部のターミナル駅近くに立地する商業施設での実施により、日常の買物行動と連動させながら資源循環を促進します。
発表に含まれる基本情報
発表主体は株式会社モーンガータ(本社:東京都練馬区、代表取締役:田中寿典)で、協業先は株式会社ルミネ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:表輝幸)です。実施の拡大は2026年1月2日から2月4日まで開催予定の「ルミネ・ニュウマン エシカーニバル」第3弾の期間に合わせて行われます。
関連する公表データや注記として、今回の拡大に関してはルミネのサステナビリティ情報やイベント告知に基づいている旨の注が付されています。回収の初回実績や選択可能な参加方法、アップサイクル技術の名称など、詳細は本文に含まれます。
「コスメの中身かき出しワークショップ」と分別スキームの実際
モーンガータは回収だけでなく、回収品を効率的に分別するための参加型プログラムとして「コスメの中身かき出しワークショップ」を展開しました。これは単なるボランティア作業ではなく、参加者が自らの持ち込んだ不要コスメを館内で容器と中身に分け、中身を色ごとに分別して回収する仕組みです。
2025年11月2日にルミネ荻窪で行われたトライアルでは、多くの体験者が集まり、回収したコスメを全てかき出すことに成功しました。参加者からは作業を通じた内省や罪悪感の解消、楽しさを伴う体験が寄せられています。
参加方法と作業フロー
ワークショップでは参加者が以下のいずれかを選択できます。いずれの方法でも、最終的に容器と中身が分離された状態で回収されます。
- 自分で持参した不要コスメのみを回収に出す
- 自分で持参した不要コスメと、モーンガータが保管していた未分別コスメの両方を持ち込み、館内で容器と中身に分別し中身を色ごとに仕分けする
この実施によって、モーンガータ側で行っていた分別作業の時間とコスト負担が軽減されると同時に、回収物の品質が向上します。参加者の体験は回収プロセスに対する当事者意識を高める効果があると報告されています。
回収実績と技術によるアップサイクルの仕組み
回収実績として、2025年7月にルミネ6店舗で実施された回収施策では合計約2万個の不要コスメを回収したと大まかに報告されています。詳細集計では約17,800個、重量にすると約445kgの回収が行われたと明記されています。これらは初回のトライアルデータと最終報告の数字を併記した形で示されています。
回収された中身はモーンガータの特許技術「magic water」によって処理され、色材として再利用されます。再利用先は絵の具や雑貨創作、工業用途、ルミネのノベルティ、店舗内装など多岐にわたります。こうした取り組みはサーキュラーエコノミーの実現を目指す具体的な手段と位置づけられています。
SminkArt事業と技術の展開
モーンガータは『SminkArt®』事業を通じ、一般ユーザーや化粧品企業、化粧品小売店から化粧品の中身(バルク)を回収しています。これらを「magic water」により水溶化して多用途の色材に変換してきました。
- 技術活用の具体例
- 絵具・印刷インキ・文具・建材・樹脂(PMMA、ABS、AS、PE、PP、PET、シリコーンエラストマー等)・内装外装塗料・紙再生ボード・金属粉体塗装・衣類プリントなど。
- 関連協業と成果
- TOPPANと印刷用インキ『ecosme ink』の開発、サクラクレパスとSminkArtペンの開発、花王やコーセーとの協業実績などが報告されています。
調査データが示す課題と取り組みの意義
モーンガータの独自調査(対象5,423人の化粧品ユーザー)では、86.3%がカラーコスメを使い切れず廃棄しているという結果が示され、そのうち半数以上が廃棄時に罪悪感を抱いていることが明らかになりました。家庭内で眠っているコスメは平均7.4個、メイク好きを抽出すると平均15.5個にのぼるとのデータも示されています。
この実態を踏まえ、回収と参加型分別の組み合わせは単なる廃棄削減にとどまらず、消費者側の意識変容や廃棄時の心理的負担軽減にもつながる取り組みです。モーンガータは今回のルミネでの拡大により、資源循環量の増加と回収の継続性を目指すと公表しています。
過去からの歩みと受賞歴
沿革としては、2019年の会社設立からmagic water開発、2020年のSminkArt立ち上げと特許出願、2021年以降の化粧品企業との協業、2023年の製品化発表、2025年1月のJapan BeautyTech Awards準大賞受賞などが列挙されています。これらは技術開発と事業展開の連続性を示しています。
各年の主な実績はプレスリリース本文で詳細に示されており、技術的・事業的な蓄積が今回の回収スキーム拡大の基盤になったことがうかがえます。
取り組みの要点を整理した一覧
以下の表は、本件プレスリリースで示された主要項目を整理したものです。導入時期、回収実績、参加方法、技術名、協業先などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年12月18日 |
| 発表企業 | 株式会社モーンガータ(代表取締役:田中寿典) |
| 協業先 | 株式会社ルミネ(代表取締役社長:表輝幸) |
| 初回回収実施 | 2025年7月、6店舗で実施。合計約2万個回収(詳細では約17,800個、約445kg) |
| 拡大実施 | 2026年1月2日〜2月4日のルミネ・ニュウマン エシカーニバルにて13店舗へ拡大 |
| 分別手法 | 参加型ワークショップ『コスメの中身かき出しワークショップ』で容器と中身を分別し中身を色ごとに仕分け |
| 参加形式 | 持参した不要コスメのみ回収、または持参+保管分の未分別コスメを会場で分別の選択制 |
| アップサイクル技術 | 特許技術「magic water」により化粧品バルクを水性色材に変換。事業名はSminkArt® |
| アップサイクル用途 | 絵の具・雑貨創作・印刷インキ・建材・樹脂・内装外装塗料・ノベルティ・店舗内装など |
| 関連実績 | TOPPANとのecosme ink開発、サクラクレパスとのSminkArtペン開発、花王やコーセーとの協業等 |
| 調査結果 | 5,423人対象の調査で86.3%がカラーコスメを使い切れず廃棄、家庭内平均不要コスメ数7.4個、メイク好きを抽出すると平均15.5個 |
| 関連リンク | https://man-gata.com/ |
この表は本プレスリリースに示された主要情報を整理したものであり、回収実績の数値や実施期間、技術名などは本文に記載された通りです。取り組みは回収と分別の両面を生活者参加の形で成立させ、アップサイクル技術により資源循環へつなげる構造になっています。