USJ隣接にIHGの3ブランド併設ホテル、2029年開業へ
ベストカレンダー編集部
2025年12月18日 16:33
USJ隣接トリプルホテル
開催日:12月18日
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USJ隣接のリバーサイドに誕生する「トリプルブランド」大型ホテル計画
2025年12月18日、IHGホテルズ&リゾーツと鹿島建設を代表とする出資4社が設立した合同会社桜島開発とのパートナーシップにより、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)隣接地に国内最大規模の新築ホテル開発が合意され、起工式が執り行われました。本プロジェクトはIHGが日本国内で初めて手がけるトリプルブランドの導入案件で、同一建物内に3つの異なるホテルブランドを擁する施設として計817室を備え、2029年の開業を予定しています。
ホテルが建設される地点は大阪市此花区のリバーサイド一等地であり、USJのオフィシャルホテルとして位置づけられるとともに、夢洲に整備される統合型リゾート(IR)へボートまたは車でおよそ10分という交通利便性を有します。画像提供として合同会社桜島開発からの外観パースが公開されており、プロジェクト名称は「Osaka Sakurajima Resort」とされています(画像キャプション:安治川側 外観パース、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン側 外観パース、完成イメージ)。
3ブランドの役割分担と客室・施設の全容
本施設にはインターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・イン ホテルズ&リゾーツの3ブランドが導入されます。合計客室数は817室で、ブランドごとの内訳は以下のとおりです。各ブランドはターゲットや提供する体験が異なり、同一敷地内で多様な宿泊需要に応える構成となっています。
下記の表は各ブランドごとの客室数と主要な施設概要を整理したものです。各ブランドはレストラン、プール、フィットネス、会議室などを備え、ビジネス、レジャー、ファミリー滞在まで対応します。
| ブランド | 客室数 | 主な施設 |
|---|---|---|
| インターコンチネンタル | 244室 | オールデイダイニング、ロビーバー&ラウンジ、日本式浴場・ジャグジー、フィットネスジム、ルーフトッププール、宴会場・会議室(4室) |
| キンプトン | 246室 | オールデイダイニング、ルーフトップ・スペシャリティレストラン、デリ/カフェ、フィットネスジム、屋内プール、会議室(4室) |
| ホリデイ・イン リゾート | 327室 | オールデイダイニング、デリ/カフェ、キッズクラブ、ゲームルーム、屋内プール、キッズプール |
インターコンチネンタルの位置づけと提供価値
インターコンチネンタルはIHGのラグジュアリーブランドの一つで、世界70カ国以上に237軒の開業ホテルを擁します。今回の導入により、USJエリアにおける高級滞在の選択肢が拡充されることになります。
施設面ではラグジュアリー志向に合わせたスパや日本式浴場、ルーフトッププールなどが計画され、宴会場や会議室も備えることで、ハイエンドな国内外ゲストの受け皿とする設計です。
キンプトンとホリデイ・インが補完する滞在の多様性
キンプトンは洗練されたデザインとライフスタイル体験を重視するラグジュアリーライフスタイルブランドとして、屋内プールやルーフトップレストランを特徴に刺激的な滞在を提供します。一方、ホリデイ・イン リゾートはファミリーフレンドリーな施設で、キッズクラブやキッズプール、ゲームルームを備え家族連れに適した滞在を想定しています。
この3ブランドの併存により、同一敷地内でラグジュアリー、ライフスタイル、ファミリー向けといった多様な宿泊需要を同時に満たす戦略が取られます。
事業体制と開発に関わる主な関係者
本プロジェクトはIHGホテルズ&リゾーツ(本社:英国、国内運営会社:IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社)と、鹿島建設を代表企業とする事業4社(鹿島建設株式会社、日本郵政不動産株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、京阪神ビルディング株式会社)が出資する合同会社・桜島開発との協業です。合同会社桜島開発が開発の中核を担います。
IHGの日本法人を率いるアビジェイ・サンディリア(IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO)は、今回の契約が「IHGの国内最大の新築ホテル契約であり、国内初のトリプルブランドプロジェクト」という二つの節目であると述べています。鹿島の市橋克典専務執行役員兼開発事業本部長も、IHGの選定によりこの地区の開発が進展するとコメントしています。
出資・協業の体制に関するポイント
- 代表企業:鹿島建設株式会社
- 出資企業:日本郵政不動産株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、京阪神ビルディング株式会社
- 開発主体:合同会社桜島開発(鹿島を代表企業とする事業4社出資)
- 運営:IHGホテルズ&リゾーツ(国内ではIHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社が運営)
これらの企業連携は、大規模な都市開発案件における資本・ノウハウの組み合わせを示しており、USJ周辺のリバーフロント開発を牽引する体制と位置づけられます。
周辺インフラ、観光資源との接続性と地域的意義
立地はUSJに隣接する桜島地域のリバーサイドで、夢洲の統合型リゾートへボートまたは車で約10分というアクセスの良さが強調されています。これにより、テーマパーク来訪者のみならず、IRや周辺の観光スポットを目的とする宿泊需要も想定されます。
周辺交通インフラの整備もプロジェクトの魅力を高めます。JR桜島線の延伸計画や新フェリーターミナルの開設が進行しており、関西国際空港については第1ターミナルの大規模改修により年間旅客受け入れ能力が4,000万人に拡大される計画が進んでいます。これらの整備は、国際・国内の旅行者誘致に寄与します。
また、USJ自体は2001年の開業以降継続的に拡充を行っており、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」や「ザ・フライング・ダイナソー」、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」など世界水準のアトラクションを提供することで高い集客力を維持しています。今回のホテル開業は、こうした集客力のあるランドマークと連動する形で地域経済や観光の活性化に影響を与えることが期待されます。
ブランド・ポートフォリオとIHGの全体像
IHGホテルズ&リゾーツは20のブランドを有するグローバル企業であり、世界100カ国以上に6,800軒超の開業中ホテル、約100万室超の客室、2,300軒超の開発パイプラインを展開しています。日本国内では10ブランド・57軒の開業ホテルと20軒の開業予定ホテルがあり、本プロジェクトは大阪・関西エリアのポートフォリオをさらに拡大する位置づけです。
ブランドカテゴリとしてはラグジュアリー&ライフスタイル、プレミアム、エッセンシャルズ、スイーツなど幅広いラインナップを保有しており、今回導入される「インターコンチネンタル」「キンプトン」「ホリデイ・イン」はそれぞれラグジュアリー、ライフスタイル、ファミリー向けの役割を担います。
要点の整理(表)と最終的な概要まとめ
以下の表は本記事で触れた主要事項を整理したものです。表の後に本文の要点を自然な文章で締めくくります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース日 | 2025年12月18日 13:00 |
| プロジェクト名 | Osaka Sakurajima Resort(合同会社桜島開発との協業) |
| 主要事業主体 | IHGホテルズ&リゾーツ、合同会社桜島開発(鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディング出資) |
| 立地 | 大阪市此花区、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン隣接のリバーサイド |
| 開業予定 | 2029年(予定) |
| 総客室数 | 817室(インターコンチネンタル244室、キンプトン246室、ホリデイ・イン327室) |
| ブランド構成 | インターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・イン ホテルズ&リゾーツ(同一建物内のトリプルブランド) |
| 主要施設 | 各ブランドでレストラン、バー、フィットネス、プール、会議室、キッズ施設、デリ/カフェ等 |
| アクセス・周辺整備 | USJ隣接、夢洲IRへボート・車で約10分、JR桜島線延伸計画、新フェリーターミナル、関西国際空港の受入能力拡大(年間4,000万人) |
| 公式情報 | IHG公式(日本語): https://www.ihg.com/japan/content/jp/ja/japan |
まとめると、本プロジェクトはUSJ隣接のリバーサイドという戦略的立地に、IHGの3つのブランドを同一建物で運営する形で導入する大規模開発です。合計817室という規模はIHGにとって国内最大の新築案件となり、2029年の開業を見込んでいます。出資や開発には国内外の大手事業者が関与しており、周辺の交通インフラ整備や夢洲の統合型リゾート計画と相まって、関西エリアの観光・宿泊インフラに重要な変化をもたらす可能性があります。
詳細はIHGの日本向け公式サイトやニュースリリースで確認できます。関連リンク: https://www.ihg.com/japan/content/jp/ja/japan