1月10日開催　みんなあつまれ！童謡とおしゃべりコンサート

地域でつながるきっかけをつくるコンサートとおしゃべりの時間

認定NPO法人じゃんけんぽんは、2026年1月10日（土）13:30から群馬県庁1階県民ホール（前橋市大手町1-1）にて『みんなあつまれ！近隣大家族　おしゃべりと童謡コンサート』を開催します。入場は無料で、子どもから高齢者、障がいのある方、ひきこもりの方など幅広い来場者を想定したプログラムが用意されています。

本イベントは、内閣府の「地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」事業の一環として実施され、群馬県の後援を得ています。主催団体は群馬県高崎市に拠点を置く認定NPO法人じゃんけんぽんで、理事長は井上謙一氏です。

孤独・孤立への社会的な視点

孤独や社会的孤立は、単に感情面の問題に留まらず健康や寿命にも影響を与えるとされています。研究では、孤独・孤立が過度の飲酒や運動不足、肥満よりも寿命に与える悪影響が大きいとされ、1日15本の喫煙に匹敵するほど死亡リスクが高まるという指摘があり、死亡率が正常な人と比べて1.3〜2.8倍高くなることが示されています。

家族と同居していても会話や交流が乏しい状態、あるいは個人的な喪失や理解されていないと感じることは、年齢や性別を問わず誰にでも起こり得ます。本イベントは「つながる」をキーワードに、日常の中でゆるやかにつながる入口をつくることを目的としています。

当日のプログラムと出演者

当日は童謡コンサートとトークショーの二本立てで構成されます。童謡の時間は、小さな子どもから高齢者まで世代を超えて参加できる内容で、懐かしい歌や参加型の歌唱が中心です。トークショーでは、日常の中でのつながり方や孤独・孤立への向き合い方について分かりやすく伝えます。

入場無料で、どなたでも参加可能です。家族連れや友人同士、孫を連れての来場も想定されています。会場は群馬県庁１階の県民ホールです。

出演者一覧と役割

出演者は童謡の演奏と対話の双方を担う面々が揃います。歌とトークを組み合わせる構成により、参加者が自然に会話を交わせる場づくりを目指します。

眞理ヨシコ

初代うたのおねえさん。令和じゃんけんぽんを率い、童謡を中心に歌唱と演出を担当します。

たいらいさお

3代目うたのおにいさんとして歌唱で参加します。

西山琴恵

童謡歌手として出演します。

長谷川芙佐子

ピアニスト。コンサートの伴奏を担当し、歌の時間を支えます。

富所哲平（アンカンミンカン）

トークショーの出演者として参加し、井上理事長との対話を行います。

井上謙一

認定NPO法人じゃんけんぽん理事長。団体の活動紹介や地域でのつながりづくりについて語ります。

発足の経緯と地域での取り組み

本イベントは、群馬県高崎市・前橋市で介護・障がい・保育事業や地域住民による支え合い活動を行ってきた認定NPO法人じゃんけんぽんと、童謡をライフワークとしてきた演奏家集団「令和じゃんけんぽん」がつながったことから生まれました。2つの団体が出会ったきっかけは、わずか1通の手紙だったとされています。

手紙のやり取りを通して互いを知り、対話を重ねる中で理念が一致したことから協働が始まり、今回のコンサートとおしゃべり会の開催につながりました。じゃんけんぽんは27年にわたり地域でのつながりづくりを支援しており、令和6年4月に施行された孤独・孤立対策推進法のもとで、地域に根ざしたゆるやかな取り組みを提案しています。

実践の方針と参加の呼びかけ

「孤独・孤立対策」と聞くと大きな施策を想像しがちですが、じゃんけんぽんは日常的にゆるくつながれる人や場所をつくること、困ったときに相談できる場所を探しておくことといった小さな行動から始めることを勧めています。イベントはそのきっかけとして位置付けられています。

参加者が気軽に声を交わせる場を意図的に設けることで、地域内での新たなつながりが生まれることを期待しています。プログラムを通じて、歌で世代を結び、対話の時間で互いの理解を深める構成です。

開催概要・問い合わせと要点の整理

以下にイベントの主要情報を整理するとともに、問い合わせ先や関連リンクを明示します。参加は無料ですが、開催日・会場の確認を事前に行うことが推奨されます。

問い合わせは認定NPO法人じゃんけんぽん事務局が窓口です。ウェブサイトや電話での問い合わせが可能です。

このイベントは、歌と対話を通じて世代や立場を超えたつながりを促す場として設計されています。孤独や孤立が健康や生活に及ぼす影響についての認識を共有しつつ、日常の中で実行しやすい「ゆるいつながりづくり」の入口を提供することが主旨です。関心がある方は、上記の問い合わせ先やウェブサイトで最新情報を確認のうえ参加を検討してください。