3/21開催:ONE PIECE×清和文楽 熊本ツアー詳細
ベストカレンダー編集部
2025年12月19日 16:22
ONE PIECE清和文楽ツアー
開催日:3月21日
ONE PIECEの世界観と熊本の復興が結びつくラッピングバスツアー第2弾
九州産交グループの九州産交ツーリズム株式会社(熊本市中央区花畑町4番3号 代表取締役社長:森崎 正之)は、熊本地震発生から9年を経た段階で開始した「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の取り組みを継続し、ラッピングバスを活用した観光ツアーの第2弾を発表しました。プレスリリースは2025年12月19日12時00分に公開されています。
第1弾として2025年4月より販売開始された「ONE PIECE 麦わらの一味像ひとつなぎバスツアー」に続き、今回発表された第2弾は題して「ONE PIECE 人形浄瑠璃清和文楽『超馴鹿船出冬桜』山都町探訪」です。本ツアーは熊本地震から10年目を迎える2026年に実施される日程で販売が開始されます。
プロジェクトの意図と現在位置づけ
このプロジェクトは震災の記憶を風化させず、復興の過程を伝えることを主目的としています。『ONE PIECE』というポピュラーコンテンツと地域文化を結びつけることで、幅広い層に熊本の歴史や文化、復興の歩みを届けることがねらいです。
また、熊本県および地元関係者と連携しながら進められており、観光資源の再評価や若い世代・国外からの来訪者の誘致、伝統芸能の継承支援といった多面的な効果を見込んでいます。プレスリリース内ではラッピングバス画像などの資料も提示されています。
清和文楽とONE PIECEのコラボレーションの背景と狙い
清和文楽は熊本県上益城郡山都町に伝わる熊本県唯一の人形浄瑠璃で、江戸時代後期に淡路の人形芝居から伝承された芸能です。地域の農村に根づき、農業の傍ら村人たちによって継承されてきた歴史があります。
『ONE PIECE』とのコラボは、震災の記憶を後世へ伝える意図と、地域の「心の復興」を重ね合わせることを目的としています。2022年11月に初公演が実現し、現在は清和文楽の価値向上や新たなファン層の開拓、後継者育成につなげる取り組みとして位置づけられています。
清和文楽の特徴と公演形式
清和文楽の大きな特徴は人形を三人で操る「三人遣い」で、地元に設置された専用の「清和文楽館」での定期公演や、地域の伝統行事として神社舞台で行われる「薪文楽」を通して継承されています。地域の重要な無形文化財としての位置づけがなされています。
今回ツアーで上演される演目は『超馴鹿船出冬桜』というもので、ONE PIECEの世界観と融合した構成により、従来の観客層に加えて若年層や外国人観光客に対する訴求力を高める意図があります。
ツアーの見どころと具体的な4つの特徴
本ツアーはラッピングバスを利用し、熊本市内および山都町の主要スポットを巡る1日ツアーです。ツアーの主要な見どころは以下の4点に整理されます。
- 文楽に登場する2体の麦わらの一味像を巡る
- 通潤酒造または幣立神宮を選択して訪問
- 国宝 通潤橋の見学(放水見学は不可)
- 地元食材を使った『だご汁膳』の昼食
1:文楽に登場する2体の麦わらの一味像(ルフィとチョッパー)
ツアーでは、文楽公演に登場するメインキャラクターの銅像、ルフィ像(県庁前)とチョッパー像(熊本市動植物園)を巡ります。像の外観を見学し、作品と地域文化の接点を体感する構成です。
観光動線としては熊本県庁エリアから動植物園へと移動し、それぞれの像を現地説明を交えながら見学します。像の背景にある設置経緯や復興プロジェクトとの関係についての解説が行われます。
2:通潤酒造または幣立神宮(6月28日発は幣立神宮へ)
ツアーで訪れる通潤酒造は1770年創業、1792年に「寛政蔵」を建立した熊本最古級の酒蔵です。2016年の熊本地震で大きな被害を受け、約3年かけて改修し2019年春に再生しました。創業者の背景や復興の物語が見どころです。
なお、6月28日発のみ通潤酒造が店休日のため、代替として伝説の残る幣立神宮に立ち寄ります。幣立神宮は山都町に鎮座し、独自の天孫降臨伝説をもつ由緒ある社で、震災時の被害状況や周辺文化財との関係についての説明があります。
3:国宝 通潤橋の見学(放水見学はできません)
通潤橋は1847年に築造された日本有数の石造アーチ水路橋で、かつては地域の水利を支え、近年では観光資源として放水が名物となりました。2016年震災では甚大な被害を受け、内部通水管の損傷や石垣のずれが生じましたが、多くの復旧作業を経て2020年に放水を再開し、2023年には土木構造物として初めて国宝に指定されました。
ツアーでは通潤橋の保存状況や復旧工事の経緯、地域にとっての意味合いを学びながら橋の景観を見学します。放水のタイミングに合わせた見学はできない点が明記されています。
4:地元食材を活かした昼食『だご汁膳』
昼食は地元食材を豊富に使った「だご汁膳」を基本に提供されます。だご汁は小麦粉のだご(団子)と季節の野菜や肉を煮込む熊本の伝統料理で、栄養価と満腹感を重視した家庭料理として親しまれています。
なお、状況によっては折詰弁当形式での提供となる場合があることが案内されています。飲食の形式については当日の運営状況に応じた対応が行われます。
ツアーの設定日程・行程・料金・申込み方法
ツアーは2026年の複数日に設定されています。出発地は熊本桜町バスターミナル団体バスのりばと熊本駅(新幹線口)で、往復の移動はラッピングバスにて行います。未就学児は参加不可となっています。
旅行代金、含まれる内容、集合時間や注意事項なども明示されています。以下に日程・料金・行程・申込方法の詳細を整理します。
設定日
本ツアーの設定日は以下のとおりです。
- 2026年3月21日(土)
- 2026年4月26日(日)
- 2026年5月3日(日)
- 2026年6月28日(日)
- 2026年7月19日(日)
- 2026年8月9日(日)
- 2026年9月20日(日)
各日の詳細スケジュールは募集ページにて案内されますが、6月28日発のみ通潤酒造が店休日であるため幣立神宮の訪問に差し替えられる点が特記事項として示されています。
発着地・料金・同行条件
発着地は「熊本桜町バスターミナル団体バスのりば」「熊本駅(新幹線口)」の2か所です。集合は出発時刻の10分前が基準とされています。
旅行代金は以下の通りです。
| 対象 | 旅行代金(消費税込) |
|---|---|
| 大人(1名) | 15,800円 |
| 小・中学生 | 14,800円 |
上記料金には文楽公演観覧料および昼食代が含まれます。熊本までの往復旅費(新幹線等)、個人的な交通費や宿泊費は料金に含まれず個人負担です。未就学児は参加できません。
ツアー行程(概要)
ツアーの1日行程は次の通りです。時間は目安で、当日の交通状況等により変更になる場合があります。
- 西部車庫 = 熊本駅新幹線口 = 熊本桜町バスターミナル(8:30集合)
- 熊本県庁【ルフィ像】見学
- 熊本市動植物園【チョッパー像】見学
- 通潤酒造【見学】(※6/28は幣立神宮に立ち寄り)
- 国宝 通潤橋【見学】(放水見学は含まれません)
- 道の駅「清和文楽邑」【文楽だご汁膳の昼食】
- 清和文楽館【人形浄瑠璃演舞:超馴鹿船出冬桜】(約2時間)
- 道の駅通潤橋【ショッピング】
- 熊本桜町バスターミナル(18:00頃)=熊本駅新幹線口=西部車庫へ戻る
集合・出発の際は各乗車地で出発10分前集合を厳守することが求められます。参加年齢制限として未就学児は不可である点に注意が必要です。
申込み方法と問い合わせ先
申込みは九州産交ツーリズム株式会社のウェブサイト、または電話で受け付けています。ウェブサイトの募集ページURLは明記されています。
問い合わせ先は以下の通りです。電話の受付時間と店休日も案内されています。
- ウェブサイト
- https://www.kyusanko.co.jp/tourism/tour/kt1a-000350/
- 電話(九州産交ツーリズム ナイスデイツアー)
- 096-325-8242(受付時間:10:00~17:00 店休日:土日祝)
まとめと要点の整理
本ツアーは、熊本地震の記憶を風化させないこと、地域文化・伝統芸能の継承支援、そして『ONE PIECE』を通じた地域魅力の発信を三本柱として設計されています。ラッピングバスを利用した移動の中で、像の見学、酒蔵や神社、国宝の橋、そして地元の郷土料理といった多様な観点から熊本の現状と復興の歩みを体感する内容です。
以下に本記事で触れた主要項目を表で整理します。本表はツアー参加を検討する際の要点確認として参照いただけます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 九州産交ツーリズム株式会社(九州産交グループ) 代表取締役社長:森崎 正之 所在地:熊本市中央区花畑町4番3号 |
| 発表日時 | 2025年12月19日 12時00分 |
| ツアー名 | ONE PIECE 人形浄瑠璃清和文楽「超馴鹿船出冬桜」山都町探訪 |
| 設定日 | 2026年3月21日、4月26日、5月3日、6月28日、7月19日、8月9日、9月20日 |
| 発着地 | 熊本桜町バスターミナル団体バスのりば、熊本駅(新幹線口) |
| 旅行代金 | 大人:15,800円(税込)/小・中学生:14,800円(税込) (文楽公演・昼食代含む。熊本までの旅費等は含まず) |
| 主な見どころ | ルフィ像・チョッパー像見学、通潤酒造または幣立神宮訪問、国宝通潤橋見学、だご汁膳の昼食、清和文楽公演(約2時間) |
| 注意事項 | 放水見学は不可、未就学児は参加不可、6/28は通潤酒造が店休日のため幣立神宮に立ち寄り |
| 申込み方法・問合せ | ウェブ:https://www.kyusanko.co.jp/tourism/tour/kt1a-000350/ 電話:096-325-8242(10:00~17:00、店休日:土日祝) |
| 関連リンク | http://kyusanko.co.jp |
この記事はプレスリリースの内容を整理・解説したものであり、ツアーの詳細な募集状況や空席状況、細かな運行変更については九州産交ツーリズムの公式サイトや電話窓口を通じて確認することが重要です。以上が発表されたツアーの要点と内容の整理です。
参考リンク: