映画ドラえもん新作を手元で再現、PT-L112予約開始

スクリーンから手元へ――43年ぶりの名作を立体で再現する試み

株式会社エンスカイは2025年12月19日15時に、ペーパークラフトシリーズ「PAPER THEATER」の新商品としてペーパーシアター PT-L112 映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城の予約受付を開始したと発表した。発表文によれば本商品は2026年2月発売、映画の公開にあわせて販売されることが予定されている。

本作の原作となる作品は1983年に刊行された「大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城」であり、約43年の時を経て新たに映像化された作品が2026年2月27日（金）に全国東宝系で公開される。映画の世界観を、紙を用いた立体模型として手元で楽しめる点が最大の特徴である。

原作と映画化の位置づけ

1983年刊行の原作は当時の大長編ドラえもんシリーズの一作であり、海底を舞台にした冒険が描かれている。今回の映画化はそのストーリーを現代の映像表現で蘇らせたものになる。

エンスカイが提供するPT-L112は、映画化作品の世界観を「紙の層による奥行き」として再現することで、映像を観るだけでなく作って飾るという体験を通じて作品と接する新たな方法を提示する。

商品デザインと組み立て体験の詳細

新商品はシリーズでは初のLサイズ仕様を採用し、海底の世界をより迫力あるスケールで楽しめる特別モデルとして設計されている。作中に登場する水中バギーに乗るドラえもんとのび太を、繊細なレーザーカットで立体的に表現している。

重なり合うパーツによる奥行き感を重視しており、フレームや背景には多彩な海の生き物が配されている。鑑賞する角度によって見え方が変化するため、鑑賞と展示の楽しみが得られる作りになっている。

組み立て工程と使用素材

PAPER THEATERは色紙や木をレーザーカットし、重ね合わせることで名シーンを再現するペーパークラフトキットである。パーツはキットから切り離し、接着剤で貼り付けて組み立てる方式で、専門的な工具を多く必要とせず、紙工作の経験が浅い人でも取り組みやすい。

説明書が付属し、カッターナイフでの切り離しと接着作業を経て奥行きのあるアートが完成する。エンスカイは高精度のレーザーカットにより、細部の表現と組み合わさったパーツの重なりで深みのある視覚効果を実現している。

商品仕様、価格、販売情報とシリーズ概要

商品の正式名称はペーパーシアター PT-L112 映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城。セット内容はキットパーツと組み立て説明書となる。商品サイズは約H100×W160×D42mmで、希望小売価格は2,970円（税込）と発表されている。

発売予定日は2026年2月で、販売はエンスカイ公式通販サイト「エンスカイショップ」および全国の玩具店、量販店、家電量販店などで行われる。予約受付は同社発表のとおり開始されており、販売時期や在庫は各店舗での取り扱いにより異なるため、購入を検討する場合は販売先への問い合わせが推奨されている。

PAPER THEATERシリーズの現状と関連情報

PAPER THEATERはレーザー加工による精密カットを特徴とするシリーズで、現在は80キャラクター、計350種類以上の商品を展開している。名場面を切り出し、重ねて作ることで奥行きのあるアートが完成する点がシリーズの基本コンセプトである。

公式サイトや公式Xアカウント（@Ensky_PT）で最新情報が更新されている。関連サイトとしてエンスカイ公式通販サイトとPAPER THEATER公式サイトが案内されているため、詳細はそれらの公式情報を参照することで確認できる。

要点まとめと販売に関する主要情報の一覧

以下の表は本記事で取り上げた製品と関連情報を整理したものである。表の後に本文の内容を簡潔にまとめる。

本商品はLサイズのスケールとレーザーカットによる精密なパーツ構成を活かし、映画『新・のび太の海底鬼岩城』の海底世界を手元で再現する点に特徴がある。価格は税込2,970円、発売は2026年2月予定、映画公開は2026年2月27日である。予約受付は開始され、購入はエンスカイ公式通販サイトおよび各販売店舗で行われる予定となっている。