文字だけRPG『サーガ&シーカー』第二回CBT応募開始

第二回クローズドβ募集

開催期間:12月19日〜12月25日

第二回クローズドβ募集
応募はどうやってやるの?当選はどう決まるの?
応募は専用フォーム(https://forms.gle/6YV9DEXaiFstxyU57)から行う。募集は12/19 18:00〜12/25 23:59で、応募者から抽選で400名を選出。参加は無料だがSteamアカウントが必要で、当選後に運営から案内が届く。
第二回CBTで何が変わるの?本当にお金かかるの?
GPT系やGemini、ChatGPT系列など複数AIを選べるようになり、ダイスロールモードで判定付きの遊びが可能に。βは無料で、課金は仮想通貨「インク」のテストのみ。実際の支払いは発生しない。

文字だけで物語が紡がれるゲームが再びクローズドβへ

ゲーム開発スタジオ「ダグドリア スタジオ」は、文章生成AIを核に据えた“文字だけRPG”『サーガ&シーカー』(通称 サガシカ)の第二回クローズドβテスト(以下、第二回CBT)参加者募集を開始したと発表した。第一回クローズドβテストでは約2週間で約3.5億文字分の物語が生成され、平均プレイ時間が20時間に迫るなど、想定を上回る反響が得られたことを受けての実施である。

第二回CBTの募集は本日より開始され、募集期間、実施期間、募集人数などの具体的な情報が開示された。応募は所定のフォームから行い、抽選で参加者が決定される方式となる。

文章生成AIを使ったTRPG風ごっこ遊びゲーム『サーガ&シーカー』、大好評につき第二回クローズドβテストの募集を開始。ダイスロール機能や新たなAIモデルの追加も 画像 2

募集と実施のスケジュール

募集期間は2025年12月19日(金)18:00から2025年12月25日(木)23:59まで、実施期間は2025年12月26日(金)18:00から2026年1月8日(木)23:59までと設定されている。

募集人数は400人で、応募者から抽選で選ばれる。対応プラットフォームはPC(Windows、Mac)で、参加にはSteamアカウントが必要である。応募ページのURLは https://forms.gle/6YV9DEXaiFstxyU57 である。

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第二回CBTで追加された主要要素と対応AIモデル

今回のビルドでは、第一回βで使われた「Claude sonnet 4.5」に加え、新たに「ChatGPT」シリーズや「Gemini」系列のモデルに対応した。モデルごとに文章の傾向や表現の厚みが異なり、プレイヤーはゲームマスター役となるAIモデルを選択して遊ぶことができる。

開発側が例示している対応モデルには、論理的描写と重厚な物語展開を得意とする最新モデル「GPT-5.2」、手軽で感情豊かな物語を生成する「Gemini 3 Flash」などが含まれる。これにより、文体の好みや遊び方に応じてAIを切り替えられる柔軟性が導入された。

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モデルの特徴と選択肢

対応モデルは複数用意され、性能や表現の傾向はモデルごとに異なる。高性能モデルほど精密な描写が期待できる一方で、消費するゲーム内リソース(後述の「インク」)が増える仕様になっている。

プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて、文体や物語のテンポを重視するモデルを選ぶことで、同じ入力からでも異なる物語体験を得られるようになっている。

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ダイスロールモードの導入とゲーム性の拡張

第二回CBTでは多くの要望を受けて「ダイスロールモード」が追加された。これにより、単に文章を読み進める体験から、判定と試行錯誤を伴うゲーム性の高い遊び方へと拡張される。

ダイスロールモードでは、困難な状況や拮抗した戦闘において、ゲームマスター(AI)がキャラクターの能力値に基づきサイコロの出目で判定を行い、行動の成否を決定する仕組みが導入された。得意な行動ほど成功しやすく、不得手な行動は失敗しやすいが、プレイヤーの工夫次第で状況突破が可能になる。

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ゲーム内の判定とキャラクター運用

キャラクター作成時にはステータスやスキル、性格や口調などを自由入力で設定できる。これらの情報はAIに反映され、会話や行動描写に直接影響するため、キャラクター運用の自由度が高い。

クエストクリアのために行動を考え、複数のアイデアを試すことで成功への道筋を見出す楽しみが生まれる設計だ。戦術的な選択と創造的な発想の双方が求められる。

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仮想課金システム、対応プラットフォーム、並びに利用条件

第二回CBTの目的には、ゲーム改善・プレイヤーフィードバックの収集に加えて、課金システムのテストおよび複数AIモデル対応の検証が含まれる。β版ビルドには仮想の課金システムが実装されており、テスト参加者は実際に支払いを行うことなく課金フローを体験できる。

クローズドβテストへの参加は完全に無料であるが、テスト中は仮想の課金システムを通じたゲーム内通貨「インク」の購入と消費の流れを実機で確認することになる。インクの消費量は選択するAIモデルによって変動し、性能の高いモデルほど消費量が多くなる仕組みだ。

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プラットフォームと正式リリース予定

対応プラットフォームはPC(Windows、Mac)で、今回の第二回CBTからMacに対応した。開発側はMac版を正式リリース版でもサポートする予定としており、これまでWindowsのみでプレイしていたユーザーにとって利用の機会が拡大している。

リリース予定日は2025年1月末、Steamにて販売予定で本体価格は1500円(ゲーム内課金あり)と案内されている。SteamストアページのURLは https://store.steampowered.com/app/3522640/ である。

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ゲーム内容の詳細、共有機能、制作方針とサポート情報

『サーガ&シーカー』は、文章生成AIによりプレイヤーの入力を基に物語を描写する「物語錬成ゲーム」である。従来の選択式アドベンチャーとは異なり、プレイヤーがやりたいことを自由に書き込むことでキャラクターが反応し、唯一無二の物語が生まれる点を特徴としている。

キャラクターやNPCの作成は自由入力で行え、性格や口調などの細部設定はAIに反映される。シナリオはシリアスからギャグまで選択可能で、オリジナルシナリオを作成して読み込むこともできる。シナリオをクリアすると「スキル」や「思い出」が自動生成され、キャラクターに蓄積される。

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データの出力・共有と配信ポリシー

作成したキャラクターデータやシナリオのログはhtml形式で出力可能であり、SNSでの共有やスマートフォンでの閲覧が可能だ。キャラクターシートの読み込み機能により、他者が作ったキャラクターを自分のパーティに加えることもできる。

動画投稿・生放送配信は個人・法人、営利・非営利を問わず許可されている。ただし公序良俗を守った利用が条件であり、配信に起因する問題については開発側が責任を負わない旨が明示されている。配信時はSteamストアページのリンクを概要欄に掲載することが求められている。

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生成AIの利用範囲とアセットについて

本作はゲームシステムの一部として文章生成AIを使用しているが、ゲーム内で使用しているイラスト、サウンド、その他アセット素材はすべて人間のクリエイターが作成したものであり、画像以外のAI生成素材は使用していないと明記されている。ゲーム内で生成されるのは文章のみである。

ダグドリア スタジオは「粗削り、だから面白い」をコンセプトに据え、生成AIの予測困難な創発性を生かしつつ、未整備な部分も含めて“原石”の面白さを届ける方針を示している。

問い合わせ先と関連リンク、配布資料

問い合わせやメディア向け資料として、プレスキットおよび問い合わせ先が案内されている。問い合わせはinfo@dagdoria-studio.com 宛てに送る。プレスキットは開発側が用意したGoogle Driveのフォルダからダウンロード可能である。

公式の情報発信はSteamストアページ、公式X(旧Twitter)、公式Discordなどで行われている。関係リンクは以下のとおりである。

  • Steamストアページ: https://store.steampowered.com/app/3522640/Saga__Seeker/
  • 『サーガ&シーカー』公式X: https://x.com/Saga_and_Seeker
  • 公式Discord: https://discord.gg/etMmNwyuxD
  • ダグドリア スタジオ公式X: https://x.com/Dagdoria_Studio
  • プレスキット: https://drive.google.com/drive/folders/1o3T0Ruv2IEHLyk3XJ0tqCo6S6NEJROkS?usp=drive_link

要点の整理

以下の

にこの発表で示された主要な項目を整理する。募集期間、実施期間、募集人数や対応プラットフォーム、追加された機能、AIモデルの対応状況、課金テストの概要、リリース予定日などを網羅している。

項目 内容
募集期間 2025年12月19日(金)18:00 ~ 2025年12月25日(木)23:59
実施期間 2025年12月26日(金)18:00 ~ 2026年1月8日(木)23:59
募集人数 400人(応募者より抽選)
対応プラットフォーム PC(Windows、Mac)。参加にはSteamアカウントが必要
応募URL https://forms.gle/6YV9DEXaiFstxyU57
新機能 ダイスロールモードの追加、Mac対応、複数AIモデルへの対応拡張
対応AIモデル(例) Claude sonnet 4.5、ChatGPT系列、Gemini系列(例: Gemini 3 Flash)、GPT-5.2 など
課金テスト 仮想の課金システムを実装。無料で参加可能。ゲーム内通貨「インク」を仮想で購入し消費する流れをテスト
リリース予定日 2025年1月末(Steam)
価格 本体価格 1500円(ゲーム内課金あり)
公式リンク Steam: https://store.steampowered.com/app/3522640/Saga__Seeker/ 、X: https://x.com/Saga_and_Seeker 、Discord: https://discord.gg/etMmNwyuxD
問い合わせ info@dagdoria-studio.com
プレスキット https://drive.google.com/drive/folders/1o3T0Ruv2IEHLyk3XJ0tqCo6S6NEJROkS?usp=drive_link

本稿では発表資料に基づき第二回クローズドβテストの募集と新要素、技術的な対応範囲、スケジュールおよび関連リンクを整理した。テスト参加を希望する場合は募集期間内に所定の応募フォームから申請することが必要であり、選考は抽選となる。

参考リンク: