舞鶴が約10年ぶりに旬魚を見直し マグロ追加
ベストカレンダー編集部
2025年12月20日 16:42
旬の特鮮さかな改定
開催日:12月20日
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舞鶴の海の“今”を反映した選定更新 — 発表の背景と日時
京都府舞鶴市は、2025年12月20日10時00分に、約10年ぶりとなる「舞鶴の旬の特鮮さかな」のバージョンアップを発表しました。舞鶴地方卸売市場で取り扱われる生鮮魚介類のうち、特におすすめの旬の魚種を改めて選定したものです。
この見直しは平成26年度に初めて選定された「舞鶴の旬の特鮮さかな」を踏まえつつ、近年の海水温上昇など海洋環境の変化により水揚げされる魚種の実態が変わってきたことを受けて行われました。選定の改定は舞鶴市の水産業の現状を内外に伝える意図もあり、広く市民や観光客に周知することが目的です。
選定改訂の理由と選定プロセス
選定改訂は、舞鶴の漁業・流通・観光・消費者など関係者がそれぞれの視点で協力し、「今、本当に舞鶴でおすすめできる旬の魚介類」を明確にすることを目指して行われました。海水温の上昇など環境要因による漁獲構成の変化が大きな契機となっています。
関係者が集まった選定プロセスでは、現場の漁業者からの漁獲量や出荷傾向の報告、流通関係者の取扱量や需要の分析、観光関係者からの観光資源やPRの視点、消費者の嗜好や食文化の変化が審議の対象になりました。これにより、過去に選定されていた種のうち取扱量が明らかに減ったものを削除し、近年取扱量が増加または舞鶴の特色を示す新たな魚種を追加する改訂がまとまりました。
関係者の構成と役割
選定には以下の代表者が参加しました。多様な立場から魚種の価値や取扱実態を確認することで、現状に適合した選定がなされています。
- 漁業者
- 漁獲状況や資源動向を報告し、実際に漁場で得られている魚種の現況を提示しました。
- 水産流通関係者
- 舞鶴地方卸売市場での取扱量の変化や流通上の評価を示しました。
- 観光関係者
- 観光メニューや地域資源としての価値、訪問者への魅力付けの観点から意見を出しました。
- 消費者代表
- 嗜好の変化や需要の実態を報告し、地域の食文化としての受容性を確認しました。
追加された魚種と削除された魚種の詳細
今回のバージョンアップでは、季節ごとに追加された魚種と、取り扱い量減少により削除された魚種が明確に示されました。追加された魚は舞鶴の特色や近年の取扱増を反映しており、削除された魚は市場での取扱量が減少したことが主な理由です。
以下に季節別の追加・削除リストを具体的に提示します。各魚種名には通称のほか、必要に応じて学名や一般的な読みを補足しています。
追加した魚種(季節別)
舞鶴の水揚げ動向を踏まえ、下記の魚種が新たに「舞鶴の旬の特鮮さかな」に加えられました。取扱量の増加や地域性を理由として選定されています。
- 春:育成あさり、こういか、えてがれい(ソウハチ)
- 夏:たこ(マダコ)、かめのて、白バイ貝
- 秋:ばれん(バショウカジキ)、しいら、れんこだい(キダイ)
- 冬:マグロ(クロマグロ)、いわし(マイワシ)、青あじ(マルアジ)、ひらまさ、つかや(メジナ)
これらの追加魚種は、舞鶴地方卸売市場での取扱の増加や地域の特色を示す生鮮食材として評価されたものです。例えば、冬季におけるクロマグロやマイワシの取扱増は消費需要や漁獲の変化を反映しています。
削除した魚種(季節別)
一方で、取扱量の減少により以下の魚種がリストから外されました。削除は資源状況や市場での流通実態を踏まえた判断であり、過去に選定されていた魚でも現在の取扱実態に即して見直しが行われています。
- 春:はたはた、あかがい、さより、めばる
削除された魚種については、今後の漁業資源の回復や流通の変化により再選定される可能性もあり、定期的な見直しが適切であることが示唆されています。
改訂パンフレット「舞鶴市の水産業」の内容と配布方法
今回の選定改訂に合わせ、舞鶴市は水産業全般を紹介するパンフレット「舞鶴市の水産業」を改訂しました。パンフレットには新しく選定された「舞鶴の旬の特鮮さかな」が掲載され、地域の水産業の現状を知るための情報源として整備されています。
また、パンフレットは市が実施する教育活動の資料としても活用される予定で、舞鶴市内の小学校3年生を対象とした「お魚授業」の教材として利用されます。これにより、地域の子どもたちに地元の漁業や食文化を伝えることが意図されています。
パンフレットの入手方法
改訂パンフレットはウェブ上でPDFとして公開されるとともに、舞鶴市役所の窓口でも配布されます。具体的な入手方法は以下の通りです。
- ウェブ公開:舞鶴市ホームページにてPDFファイルを掲載(URL:https://www.city.maizuru.kyoto.jp/shigoto/0000002768.html)。
- 窓口配布:舞鶴市役所 水産課での配布。
ウェブ版は手軽に閲覧・ダウンロードできるため、遠方の関係者や観光客、教育関係者にも情報提供が行われる設計になっています。窓口配布は地域内での普及・教育用途を想定しています。
要点整理と一覧表
以下の表は本記事で取り上げた主な点を整理したものです。選定の背景、追加・削除された魚種、パンフレットの配布方法などを一目で確認できます。記事本文で示した各項目をまとめて示すことで、改訂の内容を速やかに把握できる構成としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者・所在地 | 京都府舞鶴市 |
| 発表日時 | 2025年12月20日 10時00分 |
| 改訂対象 | 「舞鶴の旬の特鮮さかな」(舞鶴地方卸売市場で取り扱われる生鮮魚介類のうちおすすめの旬の魚種) |
| 改訂理由 | 平成26年度の選定から12年経過。海水温上昇等に伴う水揚げ魚種の変化に対応するため |
| 選定プロセス | 漁業者・水産流通関係者・観光関係者・消費者代表の参加による協議 |
| 追加された魚種(春) | 育成あさり、こういか、えてがれい(ソウハチ) |
| 追加された魚種(夏) | たこ(マダコ)、かめのて、白バイ貝 |
| 追加された魚種(秋) | ばれん(バショウカジキ)、しいら、れんこだい(キダイ) |
| 追加された魚種(冬) | マグロ(クロマグロ)、いわし(マイワシ)、青あじ(マルアジ)、ひらまさ、つかや(メジナ) |
| 削除された魚種(春) | はたはた、あかがい、さより、めばる |
| 改訂パンフレット名 | 「舞鶴市の水産業」(改訂版) |
| パンフレット入手方法 | ウェブ(PDF): https://www.city.maizuru.kyoto.jp/shigoto/0000002768.html 窓口: 舞鶴市役所 水産課 |
本記事では舞鶴市の発表内容を基に、選定改訂の背景、選定にかかわった主体、追加・削除された魚種、改訂パンフレットの内容と配布方法を整理しました。舞鶴の海の「今」を示す選定変更は、地域の水産業と消費者の関係を再確認する契機となるものです。