AI生成を象徴する『AI妖怪ミームー』発表
ベストカレンダー編集部
2025年12月21日 18:59
AI妖怪ミームー発表
開催日:12月21日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
AI生成コンテンツを象徴する「AI妖怪 ミームー」が2025年の世相を映す存在に
妖怪美術館(館長:柳生忠平)は、2025年の世相を表す妖怪を広く募集し、WEBフォームや妖怪美術館の公式Xに寄せられた総数2,519件の応募を参考に選定を行いました。その結果、今年の妖怪に「AI妖怪 ミームー」が決定され、2025年12月21日(日)に小豆島の西光寺(山門前)で柳生忠平による妖怪画とともに発表されました。プレスリリースは同日付で2025年12月21日 16時13分に配信されています。
選定は、単に話題性やデザイン性だけでなく、現代の情報環境や文化的な文脈を反映する視点から行われました。応募はウェブフォームとSNS(公式X)を経由して集められ、妖怪美術館はその総体を参考にしつつ、最も世相を表す象徴的な存在として「AI妖怪 ミームー」を選びました。
発表の場所と当日の様子
発表は12月21日に香川県小豆郡小豆島の西光寺山門前で行われ、柳生館長が描いた妖怪画が披露されました。会場では来年の干支と妖怪をライブペイントで描く場面もあり、地域の大師市でにぎわう境内の一角で進行しました。
発表に伴う公開情報や画像は、妖怪美術館のnote記事にも掲載されています(https://yokai-museum.note.jp/n/n8cc17cec6aff)。また妖怪美術館の公式サイト(https://meipam.net/)及び問い合わせ先(電話0879-62-0221、メール mail@meipam.net)によって詳細が案内されています。
「AI妖怪 ミームー」の描写と意図 — 柳生忠平館長の語り
柳生忠平館長は「AI妖怪 ミームー」を次のように描写しています。ヘソにある目で様々な情報を吟味し、それらを大きなベロで舐めて頭の中に溜め込み、溜め込んだ情報からAI画像やAI動画を作り出して自らを纏い、分身して人々の生活へ〈ぬるり〉と入り込んでいく。尻尾は蛇の形で、拡散する力を持つという表現によって、瞬く間に世界へ広がる様が語られています。
館長はこの描写を通じて、AI生成の表現がもつ「作者不在性」と「責任の所在が見えにくい性質」を妖怪的イメージで示しています。ミームーは嘘をつく存在というよりは、本物に極めて近い虚像として自然に溶け込み、私たちが従来の基準で「本物」や「作者」を判断することの難しさを可視化しています。
現代的文脈としての解釈:イタリアン・ブレインロットとディープフェイク
妖怪美術館は、近年のAI技術の発展によって文章・画像・音声・動画が容易に生成されるようになった現状を踏まえ、これらを単なる技術的・倫理的問題としてではなく新たな文化現象と見なしています。とりわけ、2025年1月頃から注目された現象として報告される「イタリアン・ブレインロット」は、意味や文脈を持たない映像や言語表現が生成AIによって拡散するものとして位置づけられています。
これらのコンテンツは、動物や日用品などを組み合わせたキャラクターが意味を持たない語(イタリア語風の響きなど)を発する形式が特徴で、インドネシア発祥とされ世界中に広がりました。さらに実在の人物が発言していない内容を語るディープフェイクの問題や、制作者が特定できないAI生成動画の急増といった現象は、著作者の不明瞭さと拡散の強度という点で社会的な課題を提示します。
発表後の展示計画とYOKAI EXPO 2026への出展
柳生館長が描いた「今年の妖怪」色紙は、2026年2月22日(日)に小豆島で開催される「YOKAI EXPO 2026」会場に展示されます。YOKAI EXPO 2026は「日本最大級の妖怪見本市」を冠し、地域振興団体、研究者、アーティスト、クリエイター、コスプレイヤー、パフォーマーなど多様な関係者が参加して妖怪文化を発信する場です。
展示に関する詳細はYOKAI EXPO公式サイト(https://www.yokaiexpo.com/)にて案内されています。妖怪美術館による発表と展示は、現代妖怪としての議論を広げる場として位置づけられています。
YOKAI EXPO 2026 開催概要
- 同時開催:第4回 四国妖怪フェスティバル、第4回 節分お疲れ様会
- 日時:2026年2月22日(日)10:00〜16:00
- 場所:土庄町総合会館 フレトピアホール(香川県小豆郡土庄町甲267-78)
- 主催:一般社団法人 小豆島観光協会、妖怪美術館
- 協力:小豆島ヘルシーランド株式会社、株式会社パオ・フィール、小豆島・迷路のまちアートプロジェクトMeiPAM、小豆島・迷路のまち妖怪プロジェクト実行委員会
- 後援:土庄町、小豆島町、土庄町教育委員会、小豆島町教育委員会
- 来場予定:3,500人
- 入場料:無料
このイベントでは「今年の妖怪」色紙の展示に加え、妖怪文化に関わるさまざまなプログラムが予定されています。来場者規模は3,500人を見込んでおり、小豆島の地域振興や観光施策と連動した大規模な公開の場になります。
妖怪美術館と運営団体の情報
妖怪美術館は香川県小豆島の「迷路のまち」に点在する4つの古民家ギャラリーを使い、妖怪造形作品を展示する施設です。収蔵点数は900点を超え、展示はスマホガイドアプリを用いて巡る方式を採っています。
館長である柳生忠平は小豆島生まれの妖怪画家で、現代妖怪の創出に取り組んでいます。図録書籍は日英併記で出版されるなど、国際的な注目も集めています。妖怪美術館の所在地は香川県小豆郡土庄町甲398、電話は0879-62-0221、メールは mail@meipam.net です。公式サイトは https://meipam.net/ です。
- 運営
- 小豆島ヘルシーランド株式会社(代表取締役社長:柳生敏宏、所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1、設立:1985年)
- 電話
- 0879-62-0221
- メール
- mail@meipam.net
- 妖怪美術館 公式サイト
- https://meipam.net/
過去の選定と今回の位置づけ、まとめ
昨年(2024年)の「今年の妖怪」は、令和の米騒動を象徴する「米隠し」が選ばれていました(詳細は昨年のプレスリリース参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000005189.html)。今回の「AI妖怪 ミームー」は、デジタル時代における情報の生成・拡散とそれがもたらす不確かさを、妖怪という文化的枠組みで読み解く試みとして位置づけられます。
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選定された妖怪 | AI妖怪 ミームー(画:柳生忠平) |
| 応募総数 | 2,519件(WEBフォーム・妖怪美術館公式Xより) |
| 発表日時 | 2025年12月21日(日)発表(プレス配信 2025年12月21日 16:13) |
| 発表場所 | 香川県小豆郡小豆島 西光寺(山門前)、大師市のにぎわいの中でライブペイントあり |
| 制作・画家 | 柳生忠平(妖怪美術館館長、妖怪画家) |
| 展示予定 | YOKAI EXPO 2026(2026年2月22日、土庄町総合会館 フレトピアホール) |
| YOKAI EXPO 2026 主催 | 一般社団法人 小豆島観光協会、妖怪美術館 |
| 来場予定/入場料 | 来場予定 3,500人 / 入場料 無料 |
| 妖怪美術館所在地・連絡先 | 香川県小豆郡土庄町甲398 / 電話 0879-62-0221 / mail@meipam.net / https://meipam.net/ |
| 運営会社 | 小豆島ヘルシーランド株式会社(所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1、代表:柳生敏宏、設立:1985年、HP:https://shl-olive.co.jp/) |
本件は、AIがもたらす表現の変化とその社会的影響を妖怪という文化的装置で示す試みとして報告されている。発表と展示は、小豆島の地域文化と連動しながら、デジタル時代における「信じる」「本物」「表現主体」に関する議論を広げる契機となる。