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出世したくない人は58.5% dodaの15,000人調査で判明

doda出世意識調査結果

開催期間:8月1日〜8月8日

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doda出世意識調査結果
なんで半数以上が出世したくないの?
調査では「リーダーシップやマネジメントが苦手」(35.3%)や責任・プレッシャーの増加、プライベート犠牲の懸念などが上位で、年代や価値観の違いが背景にあります。
出世するとどんな変化があるの?
役職者の回答では仕事の責任増(49.1%)、業務がマネジメント中心に(41.5%)、ストレス増(39.2%)だが給与増(43.3%)やスキル向上も報告されています。

半数超が「出世したくない」──dodaの15,000人調査が示す現在の職業観

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、2025年8月1日から8月8日にかけて20~59歳の正社員を対象に実施したインターネット調査(有効回答数15,000件)に基づき、出世意欲とその理由、出世の影響などについての結果を公表しました。プレスリリースは2025年12月22日10時00分に発表されています。

調査の全体像では、非管理職を対象に「いまの会社で出世したいか」を尋ねたところ、「出世したくない」「どちらかといえば出世したくない」を合わせた割合が58.5%に達しました。これに対して「出世したい」「どちらかといえば出世したい」の合計は32.9%にとどまり、半数を超えるビジネスパーソンが出世を望んでいないことが明確になっています。

転職サービス「doda」、出世に関する意識調査 出世したくない人は58.5% 画像 2

設問別の細かな割合

調査では具体的な回答比率も明示されています。非管理職に対する設問の内訳は、「出世したい」8.6%、 「どちらかといえば出世したい」24.3%、 「どちらかといえば出世したくない」25.0%、 「出世したくない」33.5%でした。数値は小数点第二位を四捨五入した値で表記されています。

調査はネットリサーチ会社のデータベースを用いて実施され、回答は正社員の地域・年代・性別に合わせてウェイトバックされています。doda会員登録の有無は問われていません。

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年代別の傾向と「出世したくない」理由の違い

年代別に見ると出世意欲には明確な差が表れています。20代は出世したい人としたくない人がほぼ同率(出世したい系46.3%、出世したくない系47.9%)ですが、年代が上がるほど出世を望まない割合が増加します。具体的には30代は出世したい系36.1%、出世したくない系55.8%、40代は出世したい系30.9%、出世したくない系60.8%、50代は出世したい系20.8%、出世したくない系67.5%となっています。

年代ごとに出世したくない理由のトップも異なり、価値観や生活ステージの影響が読み取れます。

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年代別トップ理由の詳細

全体で最多だった理由は「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」35.3%ですが、年代別に見ると次のように分かれます。

  • 20代:「上司としての責任を負いたくないから」42.9%
  • 30代:「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」38.4%
  • 40代:「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」36.3%
  • 50代:「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」32.9%

その他、全体で上位に挙がった理由には「新しい責任を負うことに不安を感じるから」35.2%、「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」34.2%、「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」32.3%、「上司としての責任を負いたくないから」30.2%、「プライベートの時間が犠牲になるイメージがあるから」29.1%が含まれます。

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出世しない選択の不安と、出世による変化・メリット

出世を選ばないことに対して抱く不安については、最も多かった回答が「収入面の待遇向上が見込めない」37.8%でした。次点は「やる気がないのではと思われる」16.4%、続いて「仕事の成果が正当に評価されなくなる」11.5%です。

一方で実際に出世した人(現在役職に就いている人)に変化や良かった点を尋ねたところ、変わったことのトップは「仕事に対する責任」49.1%で、次いで「仕事の役割(業務→マネジメント業務)」41.5%、「ストレスやプレッシャー」39.2%が続きます。役職の影響は仕事内容やはたらき方に大きな変化をもたらしていることがうかがえます。

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出世して良かったこと(経験者回答)

役職に就いたことのメリットとして最も多かったのは「給与や報酬が増えた」43.3%で、2位以下を大きく上回っています。次に「リーダーシップやマネジメントスキルが向上した」17.9%、「ネットワーク(人脈)が広がった」16.4%、「自分の意見やアイデアが反映されやすくなった」14.4%、「重要な意思決定に関与できるようになった」14.4%が挙げられます。

こうした結果は、出世が報酬面だけでなくスキル向上や影響力の拡大にも繋がっていることを示しています。ただし、同時に責任やプレッシャーの増加も明確であり、出世の可否は個々の価値観やライフスタイルとの兼ね合いで判断されていることが示唆されます。

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doda編集長 桜井貴史の解説と調査の方法

doda編集長の桜井貴史は、今回の調査結果を受けて、はたらき方や価値観の多様化が進むなかでキャリアアップの捉え方も変化している点を指摘しています。管理職を目指すことが必ずしも全員にとって最適ではなく、専門職としてのキャリア、スキルや資格の深化、ジョブローテーションや副業など、多様な選択肢が広がっていると解説しています。

桜井氏のプロフィールも調査内で公開されています。新卒で大手人材会社に入社後、学生のキャリア教育や就職・転職支援、採用支援事業に従事。2016年にパーソルキャリアに中途入社し、dodaキャンパスの立ち上げを牽引、以降商品サービス本部長やプロダクト統括部エグゼクティブマネジャーなどを歴任し、2024年4月にdoda編集長に就任。これまで60万人以上の若者のキャリア支援に関わってきた経歴が紹介されています。

調査手法の詳細は以下の通りです。

対象者
20~59歳の男女、正社員
調査方法
ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(同社保有データベースをもとに実施)
実施期間
2025年8月1日~8月8日
有効回答数
15,000件(ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施)
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調査の主要数値まとめ

以下の表に、本記事で紹介した主要な数値を整理します。調査結果を俯瞰できるようにまとめたもので、数値は調査公表値に基づきます。

項目 数値・内容
調査実施期間 2025年8月1日~8月8日
有効回答数 15,000件(正社員、20~59歳)
「出世したくない」系(合計) 58.5%
「出世したい」系(合計) 32.9%
回答の内訳(非管理職) 出世したい 8.6% / どちらかといえば出世したい 24.3% / どちらかといえば出世したくない 25.0% / 出世したくない 33.5%
年代別(出世したい系) 20代 46.3% / 30代 36.1% / 40代 30.9% / 50代 20.8%
年代別(出世したくない系) 20代 47.9% / 30代 55.8% / 40代 60.8% / 50代 67.5%
出世したくない理由(上位) リーダーシップやマネジメントが苦手 35.3% / 新しい責任に不安 35.2% / 高いプレッシャーやストレス 34.2% / 上司業務が魅力的でない 32.3% / 上司の責任を負いたくない 30.2% / プライベートの時間が犠牲になる 29.1%
出世しない選択の不安(上位) 収入面の待遇向上が見込めない 37.8% / やる気がないと思われる 16.4% / 成果が正当に評価されなくなる 11.5%
出世して変わったこと(上位) 仕事に対する責任 49.1% / 業務からマネジメントへ 41.5% / ストレスやプレッシャー増加 39.2%
出世して良かったこと(上位) 給与や報酬が増えた 43.3% / リーダーシップやマネジメントスキル向上 17.9% / ネットワーク拡大 16.4%

本調査は、はたらき方やキャリアの選択肢が多様化する現状を示すデータとして有用です。調査結果の詳細や出典情報は「doda」の該当ページに公開されています(出典:転職サービス「doda」『出世したくない人は58.5%「出世」から考える自分にあったキャリアの選び方』)。dodaのトップページはhttps://doda.jp、該当記事はhttps://doda.jp/guide/ranking/108.htmlです。

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