新江ノ島水族館で体感するクラゲの魅力と展示の見どころ
ベストカレンダー編集部
2025年07月9日 00時05分
新江ノ島水族館の魅力的な展示と体験
新江ノ島水族館(通称「えのすい」)は、神奈川県藤沢市の片瀬西浜海岸沿いに位置し、訪れる人々に多彩な海の生き物たちとの出会いを提供しています。特に、クラゲの展示はこの水族館の象徴とも言える存在であり、訪れる人々に幻想的な癒しの空間を提供しています。ここでは、えのすいの魅力的な展示や体験について詳しく解説します。
クラゲファンタジーホールの魅力
「クラゲファンタジーホール」は、えのすいの中でも特に人気のあるエリアです。このホールは、クラゲの体内をイメージした半ドーム式の空間で、大小13の水槽と中央に配置された球型水槽「クラゲプラネット」が特徴です。ここでは、常時約14種類のクラゲが展示されており、その中には世界で一番大きなクラゲの一つであるパシフィックシーネットルも含まれています。
クラゲプラネットでは、クラゲが緩やかに舞う様子を照明演出と共に楽しむことができ、訪れる人々に極上の癒しを提供しています。クラゲはその独特な形状や動きから、多くの人々を魅了し続けています。実際、クラゲは古代から人々に愛されており、日本最古の書物『古事記』にも登場しています。
クラゲの種類と展示内容
クラゲファンタジーホールでは、以下のような多様なクラゲが展示されています。
- ミズクラゲ
- アカクラゲ
- カラージェリー
- パシフィックシーネットル
- キタミズクラゲ
- サムクラゲ
- タコクラゲ
- ブラックシーネットル
- アマクサクラゲ
これらのクラゲは、時期によって展示される種類が変動しますが、どのクラゲもその美しさと神秘的な動きで訪れる人々を楽しませています。また、クラゲファンタジーホールでは、3Dプロジェクションマッピングを用いたショープログラム「海月の宇宙」も開催されており、クラゲの不思議な生態や魅力を視覚的に体験することができます。
相模湾ゾーンの多彩な生物たち
新江ノ島水族館のもう一つの見どころは、相模湾ゾーンです。このゾーンでは、相模湾に生息する生物たちを多角的に紹介しています。相模湾大水槽は、館内で最大規模を誇り、高さ9メートル、容量1,000トンの巨大な水槽です。ここには、約100種、2万匹の生物が展示されており、特に約8000匹のマイワシの群れが泳ぐ姿は圧巻です。
相模湾ゾーンでは、自然の環境に近い形で生物たちを展示するため、2つの造波装置が設置されており、波の動きを再現しています。これにより、訪れる人々はまるで海の中にいるかのような臨場感を味わうことができます。また、シラスサイエンスコーナーでは、シラスの生態を学ぶことができ、江の島の特産品であるシラスがどのように成長するのかを観察することができます。
相模湾ゾーンの展示内容
相模湾ゾーンには、以下のような生物が展示されています。
- アジ
- サバ
- ドチザメ
- ネコザメ
- エイ
- ウツボ
- タツノオトシゴ
特に、ウツボは臆病な性格で狭いところに隠れる習性があり、訪れる人々はその姿を観察することができます。また、相模湾ゾーンには「相模湾キッズ水槽」もあり、子どもたちが楽しめるように設計されています。ここでは、タツノオトシゴや小さな生き物たちが展示されており、子どもたちの好奇心を刺激します。
深海の神秘を探る展示
新江ノ島水族館では、深海生物の展示も行われています。「深海Ⅰ」エリアでは、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)との共同研究に基づいた展示が行われており、水深200メートル以上の低水温、高水圧の環境に生息する生物たちを観察することができます。ここでは、ダイオウグソクムシやリュウグウノツカイなど、普段見ることのできない不思議な生物たちが展示されています。
深海の生物は、一般的にその生態があまり知られていないため、訪れる人々にとって新たな発見の場となります。特に、リュウグウノツカイはその神秘的な姿から、多くの人々の興味を引きます。また、深海Ⅱエリアでは、実際に使用されていた潜水船の展示も行われており、深海調査の歴史を学ぶことができます。
深海の生物たち
深海エリアで展示されている主な生物には、以下のようなものがあります。
- ダイオウグソクムシ
- リュウグウノツカイ
- 深海魚の標本
これらの生物は、深海の厳しい環境に適応した独特の形態や生態を持っており、訪れる人々に深海の神秘を伝えています。
えのすいでの特別な体験
新江ノ島水族館では、展示だけでなく、さまざまな体験プログラムも用意されています。イルカショーやふれあいプログラムなど、訪れる人々が直接生き物たちと触れ合うことができる機会が多く提供されています。特に、イルカショーは毎日開催されており、観客とのコミュニケーションを大切にした内容となっています。
イルカショーでは、トリーターと呼ばれる飼育員がイルカたちと共にパフォーマンスを披露します。観客からのサインに応じてイルカが反応する様子や、華麗なジャンプを見せる姿は、訪れる人々に感動を与えます。また、イルカショーの背景には美しい富士山や江の島が広がり、絶景と共に楽しむことができます。
ふれあいプログラムの内容
えのすいでは、以下のようなふれあいプログラムが用意されています。
- イルカとのふれあい体験
- ペンギンの餌やり体験
- タッチプールでの生き物とのふれあい
これらのプログラムは、参加者が生き物たちと直接触れ合うことで、より深い理解と愛着を持つことができるように設計されています。特に、ペンギンの餌やり体験は子どもたちに大人気で、かわいい姿に釘づけになること間違いなしです。
まとめと今後の展望
新江ノ島水族館は、クラゲをはじめとする多彩な海の生き物たちを通じて、訪れる人々に癒しと学びの場を提供しています。クラゲファンタジーホールや相模湾ゾーン、深海の展示など、各エリアはそれぞれの魅力を持ち、訪れるたびに新たな発見があります。また、ふれあいプログラムやイルカショーなどの体験型イベントも充実しており、家族連れやカップルにとっても楽しめるスポットです。
今後も新江ノ島水族館は、クラゲの研究や展示方法の革新を続け、訪れる人々に新たな感動を提供し続けることでしょう。特に、クラゲに関する研究は70年以上の歴史を持ち、今後も新たな発見が期待されます。水族館の魅力を存分に楽しむために、ぜひ何度も足を運んでみてください。
| 展示名 | 内容 |
|---|---|
| クラゲファンタジーホール | 幻想的なクラゲの展示、球型水槽「クラゲプラネット」 |
| 相模湾ゾーン | 相模湾に生息する生物の展示、相模湾大水槽 |
| 深海展示 | 深海生物の展示、JAMSTECとの共同研究 |
| イルカショー | トリーターとイルカのパフォーマンス |
| ふれあいプログラム | イルカやペンギンとのふれあい体験 |
新江ノ島水族館は、海の生き物たちとの出会いを通じて、私たちに自然の大切さや美しさを教えてくれる場所です。これからも多くの人々に愛され続けることを願っています。