万博のアイス攻略:EXPOで味わう人気メニューと回り方

万博のアイス攻略:EXPOで味わう人気メニューと回り方
会場でどんなアイスが食べられるの?
ジェラートやソフトクリーム、最中やワッフルトッピングなど多彩。国別の素材感(オリーブオイル、ローズ、スパイス)やドンドルマのパフォーマンス、ロボット演出の体験型商品まで揃い、非公式マップで出店場所を確認できる。
人気メニューの売り切れをどう避ければいい?
狙い目は朝イチか昼前。非公式マップや公式アプリで販売状況をチェックし、事前に注文メニューを決める。保冷バッグやキャッシュレスを用意し、提供に時間がかかる物は早めに並ぶのがコツ。

会場で味わうひんやりスイーツの全体像 — 何を期待できるか

多彩なラインナップと発見の楽しさ

大型イベント会場ならではの魅力のひとつは、国や地域、企業がそれぞれ工夫を凝らしたスイーツを一堂に会して提供している点です。ここでは伝統的なアイスやジェラート、ソフトクリームから、現地の素材を活かしたフレーバー、さらには体験型の演出を伴う商品まで、実にさまざまな「ひんやり体験」が揃っています。

具体的には、パビリオンごとに異なる原料やトッピング、盛り付け方法が用意されており、同じ“バニラ”というカテゴリでも出展者によって風味やテクスチャが大きく異なります。たとえば、ヨーロッパ系のパビリオンではジェラートやオリーブオイルを効かせた味、アジア系のブースではスパイスやハーブを活かした変わり種が見られます。

  • ジェラート系:濃厚でオリーブオイルや塩をアクセントにする例あり。
  • ソフトクリーム系:バニラやストロベリーの定番に加え、ローズやチャイなど個性的なフレーバー。
  • 伝統菓子系:最中やワッフル、ストロープワッフルの砕片トッピング等。
  • 体験型:ロボットや自動マシンで作られる商品、パフォーマンス性の高い提供方法。

非公式マップが生んだ“アイス巡り”文化

来場者の中には、目的を「パビリオンを見る」から「ひんやりスイーツを食べ歩く」へとシフトさせる人も多く出ています。SNS上で話題になった非公式の「アイス販売場所マップ」はその代表例で、会場内でアイスを買える店舗をビジュアル化し、印刷や持参できるようにしたことで大きな反響を呼びました。

このマップは、ある来場者が自身の巡回データをもとに作成したもので、掲載数は随時更新されており、記事公開時点で約38〜39か所が確認されています。作成者は実際に何度も足を運び、複数回訪問して42種類を制覇したと報告しており、彼のおすすめランキングなどの情報も併せて注目されています(出典: Yahoo!ニュース(まいどなニュース))。

非公式マップの利点
・どのパビリオンで何が買えるか一目で分かる。印刷して持参できる。
・売り切れや人気時間帯の情報を更新で共有できる。
注意点
・公式情報ではないため、営業時間や販売状況は変更される可能性がある。現地での確認が必要。

価格帯・供給量・売り切れの実情

会場内で販売されるスイーツの価格は、素材や手間、パビリオンの趣向によって幅が広く、概ね500円から1,200円程度が多く見られます。一般的な目安を示すと、手早く買える最中や一口サイズのものは500円前後、ソフトクリームは600円〜800円、トリプルや素材にこだわったジェラートは1,000円前後というレンジが典型です。

ただし人気メニューは早々に売り切れるケースが目立ちます。特に夕方や気温が高い日にはローズソフトなどの限定フレーバー、キャラクターもの(例:会場のマスコットを模した最中)は午後の早い時間に消えることがあります。そのため、狙ったメニューがある場合は早めの来訪や、朝イチ・昼前の時間帯をおすすめします。

商品カテゴリ 価格帯の目安 備考
最中・カップ系(小) 〜600円 キャラものや土産に向く。短時間で提供。
ソフトクリーム 600円〜800円 トッピングや流れるパフォーマンスあり。売切注意。
ジェラート(トリプル等) 900円〜1,200円 素材重視。行列が長くなりやすい。

注目のメニューと来場者の体験レポート

SNSで話題になった「ベスト5」とその特徴

実際に複数回会場を訪れて食べ歩いた来場者が選んだベスト5は、商品の個性と満足度が分かりやすい指標になります。以下はある来場者がSNS上で紹介しているトップ5で、味のポイントや提供価格も併記します(出典: Yahoo!ニュース記事)。

  1. オランダ:砕いたストロープワッフルとシロップをトッピングしたソフトクリーム(約650円)。バニラベースのコクとしっとりしたワッフルが特徴。
  2. アメリカ:ギャラクシーサンデー(約800円)。ピーチやオーツクランブル、シナモンホイップで甘さ控えめのバランス。
  3. オマーン:ローズソフト(約800円)。ローズ感が強く、夕方には売り切れが出る人気メニュー。
  4. インドカレーの店:マサラチャイソフト(約780円)。スパイス感と甘さの調和で暑さを忘れる一品。
  5. イタリア:ジェラート(トリプル、約1,100円)。オリーブオイル&塩、チョコ、ピスタチオの組合せ。特にピスタチオが高評価。

上記のように、国別にその土地らしさを色濃く反映した商品が人気を集めています。味の好みは人それぞれですが、素材の個性を強調したものは試してみる価値が高いと言えます。

トルコの伸びるアイス(ドンドルマ) — 体験の楽しさ

トルコパビリオンで売られている伸びるアイス、通称ドンドルマは、会場でも一種のイベント性を持つ商品の代表です。提供の際にスタッフがわざと渡し渋るパフォーマンスを行うことがあり、子供や周囲の来場者を巻き込んだ“見せる”体験が生まれます。

Instagramに投稿された体験談では、受け取るまでに技を見せられることで周囲の応援が起き、成功して受け取った瞬間に拍手が湧くといった、単なる飲食を超えた一体感が生まれていると報告されています(出典: Instagram投稿)。この種の体験は、商品自体の味に加えて「思い出」を提供する点で高い評価を受けています。

「子供が取ろうとしてもなかなか取れないので周囲も応援して楽しそうな雰囲気でした」 — Instagram 投稿より

未来型スイーツ:ロボット、AI、乳・卵フリーの取り組み

公式側も技術とサステナビリティを組み合わせた「未来グルメ」を積極的に紹介しています。テーマパビリオン内にはロボットアームや自動盛り付けマシンが設置され、注文後に目の前でロボットが作業する演出は、味だけでなく“プロセス”そのものが楽しめます。

具体例として、ロボットがつくるミックスドリンクや、日世が導入した自動ソフトクリームマシンが挙げられます。これらは視覚的な演出に加えて、乳・卵不使用のフレーバーが用意されるなど、アレルギー対応や多様な食のニーズにも配慮されています。公式ブログではAI職人『THEO』が焼成を担当するバームクーヘンや、ロボットによるトッピングなどの紹介もあります(出典: EXPO 2025 公式ブログ)。

技術例
・ロボットアームによるドリンク調合・自動盛り付けマシン(ソフトクリーム)・AIによる焼成管理
メリット
・安定した品質・視覚的な体験・アレルギー対応商品の拡充

ミャクミャク関連スイーツと土産の人気

会場のマスコットを模したスイーツやグッズも高い注目を集めています。特に「ミャクミャクアイス最中」や「ミャクミャク焼き」といった商品は、見た目の可愛さと手軽さから土産や写真映えアイテムとして人気です。

メニュー例を挙げると、ミャクミャク最中は500円前後、ミャクミャク焼きのトッピング追加やソーダに入ったものは200〜700円程度で提供されており、価格も比較的手頃。提供が早い一方、売り切れになることがあるため注意が必要です。

回り方、保存、健康面、サステナブルな視点まで

暑さ対策と持ち歩きの工夫

夏場の会場は気温が高く、買ったアイスが短時間で溶け始めます。短時間で移動して食べる場合でも、溶け対策を考えることは重要です。保冷バッグや保冷剤を携帯したり、会場で提供される遮光・屋根のある休憩スペースを活用すると良いでしょう。

具体的には、無印良品などから発売されている小さめの保冷バッグを持参する来場者が好評です。こうしたミニ保冷バッグはアイス1〜2個を収めるのにちょうど良く、溶け出す前に写真を撮ったり仲間とシェアするときにも便利です。

  • 保冷剤+小型バッグで短時間移動に備える。
  • ピクニックシートや簡易椅子で直射日光を避ける。
  • 溶けやすい商品は早めに食べる、またはカップ提供を選ぶ。

アレルギー情報と原材料の確認

会場には乳・卵を含む商品が多数ありますが、公式でも乳・卵不使用の商品を用意するなど配慮が進んでいます。アレルギーがある場合は、購入前にスタッフに原材料を確認することを強く推奨します。万が一のための対応として、会場マップや公式アプリでアレルギー対応情報がアップデートされているかをチェックしておくと安心です。

また、ビーガン対応やグルテンフリー対応をうたう店舗も増えています。これらは製造ラインの兼ね合いで交差汚染の可能性がある場合もあるため、敏感な方は事前の問い合わせや表示確認を行ってください。

キャッシュレス、リユース食器、グリーンチャレンジ

会場内ではキャッシュレス決済が主流となっており、フードトラックや一部店舗では現金不可のケースもあります。事前に電子決済手段(交通系IC、クレジットカード、スマホ決済など)を準備しておくとスムーズです。

さらにサステナブルな取り組みとして、リユース食器の導入や返却によるポイント制度(EXPOグリーンチャレンジ)などが行われています。たとえば、ユーハイムの焼き菓子とアイスのセットにはリユース容器が使われ、返却することでポイントが得られる仕組みがあります。環境負荷低減に貢献しつつ特典を受けるメリットがあるため、積極的に活用したいところです(出典: EXPO 2025 公式ブログ)。

混雑を避けるスケジュールと注文のコツ

人気のパビリオンや飲食は昼前後や夕方に混雑が集中します。効率的に回るためのコツは、早朝から午前中に人気のアイテムを押さえること、または逆に夜遅めの時間帯を狙う方法です。テーマパビリオンごとに混雑ピークが異なるため、会場マップやアプリの混雑情報を随時チェックしましょう。

注文時のコツとしては、列が長くてもメニューを事前に決めておくこと、スタッフに売切や提供時間の目安を確認すること、そして持ち帰りや共有前提であればカップ提供を選ぶなどのフレキシブルな判断が役立ちます。

  1. 朝イチで人気メニューを購入する。
  2. 提供に時間がかかる商品は先に注文して受け取り時間をずらす。
  3. 短時間で食べる場合は日陰や屋内の席を優先利用する。

まとめ(主要ポイントと購入場所一覧)

ここまで紹介した情報を踏まえ、来場前に知っておくと便利なポイントを整理します。まず、会場には多種多様なスイーツが存在し、それぞれに特色があります。SNSや非公式マップを活用すると効率的に巡ることができ、特に人気メニューは売り切れが早いため早めの行動が肝心です。

次に、技術的な演出(ロボットや自動盛り付け)やサステナブルな取り組み(リユース食器、キャッシュレス決済)は公式側でも推奨されており、これらを体験すること自体がイベントの楽しみになります。最後に、持ち運びやアレルギー対応についての準備も忘れないでください。

主要スイーツの一覧(代表例・目安価格・購入場所のヒント)
商品 特徴 目安価格 購入ポイント
オランダのワッフルトッピングソフト バニラのコク+砕いたストロープワッフル、シロップ 約650円 オランダパビリオン。比較的早めに売切れる場合あり。
ギャラクシーサンデー(アメリカ) ピーチ・オーツクランブル・シナモンホイップのバランス 約800円 アメリカ系ブース。甘さ控えめで大人向け。
ローズソフト(オマーン) ローズの香りが強め、人気で夕方売切れあり 約800円 オマーンパビリオン。早めの来訪推奨。
マサラチャイソフト(インド系) スパイス感と甘さの調和、量が多め 約780円 刺激的な味を求めるなら狙い目。
ジェラート(イタリア) オリーブオイル&塩、ピスタチオ等の本格派 約1,100円(トリプル) 人気で行列必至、時間に余裕を。
トルコの伸びるアイス(ドンドルマ) パフォーマンス性が高く、受け渡しのやり取りが楽しい 約800円 トルコパビリオン。提供パフォーマンスを楽しむ。
ミャクミャクアイス最中・焼き 会場マスコットを模した土産向け商品、写真映え 〜500円(最中)、〜200円(トッピング) フードトラックやらぽっぽ店舗。早め購入推奨。
ロボット盛り付けソフト・乳・卵フリー アレルギー対応、演出が魅力 約700円〜1,100円 ヘルスケアパビリオン内など、体験型ブース。

最後に実用的なチェックリストを示します。持ち物は小型保冷バッグ・保冷剤・キャッシュレス決済手段・常備薬(アレルギー対応)・携帯用ウェットティッシュがあると安心です。行動予定は混雑のピークを避け、狙った商品は朝イチか早めの時間帯に押さえると効率的です。

参考情報として、SNSで話題になった非公式のアイスマップを作成・共有したアカウントのツイートや、会場公式の未来グルメ紹介記事が役立ちます。実際の体験談(伸びるアイスのやり取りなど)も、食べる楽しさだけでなく“場の雰囲気”を知るうえで有用です。詳しくは以下の公式・報道記事もご覧ください:

会場でのひんやり体験は、単に冷たいものを食べる以上に、各国・企業の工夫や技術、サステナブルな取り組み、そして来場者同士のコミュニケーションまでを含めた総合的な“体験”です。事前の情報収集と少しの準備で、より豊かで忘れられない巡り方ができるはずです。どうぞ安全で楽しい食べ歩きをお楽しみください。