米食の日 (記念日 毎月18日)
- 制定年
- 1978年(昭和53年)10月
- 制定者
- 三重県
- 日付の由来
- 「米」=「八」+「十」→18
- 米消費量ピーク
- 1962年・年間118kg(1人あたり)
- 現在の米消費量
- 年間約50kg(1人あたり、2022年度)
ピーク時の1962年(昭和37年)、日本人は1人あたり年間118キログラムの米を食べていました。それが毎年少しずつ減り続け、現在は年間50キログラム台にまで落ち込んでいます。「米食の日」が生まれた1978年(昭和53年)は、まさにこの下降線の途上にありました。
三重県が毎月18日を「米食の日」と定めたのは、漢字の分解から来ています。「米」という字は「八」と「十」に分けることができ、「十八」=18日という語呂合わせです。都道府県レベルで米の消費拡大を目的とした記念日を設けるのは当時としては先進的な取り組みで、食生活の洋風化が急速に進む時代への対応でした。
1970年代の日本では、パンや麺類が食卓に広がり、朝食にトーストを選ぶ家庭が増えていきました。農林水産省の統計によると、米の年間消費量は1960年代後半から毎年約1〜2キログラムずつ落ちており、農業県にとっては切実な問題でした。三重県はコシヒカリや伊賀米など品質の高い米の産地でもあるため、消費喚起の動きには地元農業を守る意味合いも含まれていました。「米食の日」という名前はシンプルですが、その後に続く「おにぎりの日」(毎月18日、石川県)など各地の米関連記念日の先駆けとも言える存在です。毎月めぐってくる18日は、改めて米を中心に据えた食事を意識するタイミングとして、今も三重県内の学校給食や農業関連イベントで活用されています。
現在、農林水産省も「米消費拡大月間」を設けるなど官民挙げての取り組みが続きますが、1人あたりの消費量は60年で半分以下になっています。「米」の字に込められた18という数字は、単なる語呂合わせにとどまらず、時代の変化を映す指標でもあります。